REBELSプロモーション
「REBELS.6」
2011年1月23日(日)東京・ディファ有明
開場15:00 開始15:30
▼第7試合 フェザー級 WPMF日本ルール 3分5R
○梅野源治(PHOENIX/WPMF&WBCムエタイ日本スーパーバンタム級王者、M-1フェザー級王者)
判定 ※三者とも50−46
●清川祐弥(新宿レフティー/WPMF日本同級9位)
デビューしてすぐに関係者から逸材として注目され、昨年は7月19日に初代WPMF日本スーパーバンタム級王座、9月26日にWBCムエタイルール日本同級王座、そして11月14日にM-1フェザー級王座と立て続けにベルトを獲得し、現在三冠王となった“ジャパニーズ・ムエタイ・スター”梅野。
国内に敵無しを自負し、打倒ムエタイ宣言をぶち上げているが、前回からフェザー級に階級を上げたためこの階級ではまだ戦っていない日本人が多くいる。そこで今回はWPMF日本フェザー級9位の清川が対戦に名乗りを上げた。
梅野が圧勝するか、それとも清川が大番狂わせを起こすのか!?
1R、筋肉が隆起して身体がひと回り大きくなった梅野が右ミドル、右ロー。サウスポーの清川は梅野の蹴りをブロックして左ミドルを蹴るが、梅野は前に出て首相撲から鮮やかにコカす。梅野が左右のローからヒジ、そして左フック。不気味に笑いながらフェイントをかけ、余裕を見せつける梅野。清川が飛び込んでのパンチを放つと、梅野はかわしながら右ストレート。
2R、左ミドルの蹴り合いから組んだ梅野がヒザ蹴りを連打、清川はコカしに行くが梅野は倒れない。梅野の右ミドルに清川が左ミドル、清川がパンチで入ってくると梅野は組んでのヒジ! 組んで鮮やかにコカし、倒れ際には顔面へヒザを入れる。さらに組んでのヒジとヒザ。
清川はパンチと前蹴り、梅野は組んでのヒジとヒザ、離れ際に左ミドル、さらに組んでヒザを連打し、またも右ヒジ! 不気味な笑みを浮かべながらロー、ミドルを放ち、組むとコカす梅野。清川がパンチで来ると、梅野は前蹴りで突き放し、挑発するように笑う。
3R、左ミドルから組んでのヒジ、ヒザを見舞う梅野。清川は前蹴り、さらに組んでヒザを連発する梅野は豪快に投げる! 組んでのヒザを連発、徹底的に清川を痛めつける梅野。清川の左ストレートには右ストレートを返し、またも組んでのヒザを連発し、ヒジを出す。
組み際に清川のヒジをもらった梅野は、しつこく組んでいってヒザ蹴りからからコカす。その後もまた組んでコカした梅野は、両手を広げてニッコリ。
4R、パンチで前に出る清川を梅野は捕まえてヒザ、ガッチリとロックしてヒザ蹴りを連発する。清川が組むと鮮やかにコカし、すぐに組んでヒザ蹴りの連打! 清川が左ストレートをヒットさせても、組まれて梅野のヒザをもらってしまう。清川もヒザを返すが、離れ際に梅野がヒジ! さらに豪快にコカす。
5R、いきなり組んだ梅野がヒザ、強い右ロー。清川も左ストレート。梅野は組んでのヒザからヒジ、しつこくヒザを入れていく。右ローから組んでのヒザを連打する梅野、そのヒザがローブローになり試合は一時中断。
再開しても梅野のヒザ蹴り地獄は続き、猛然とボディへヒザを突き刺していく梅野。最後はパンチの打ち合いとなり、梅野がジャッジ三者とも50−46の大差判定勝ちを収めた。
▼第6試合 フェザー級 WPMF日本ルール 3分5R
○梅原ユウジ(STRUGGLE/WPMF日本同級6位)
判定 ※50−47、50−46、50−48
●立嶋篤史(ASSHI-PROJECT/元全日本同級王者)
90年代にキックボクシングブームを巻き起こした立嶋と、かつてその立嶋からダウンを奪い、全日本フェザー級王座を奪取した鈴木秀明会長の愛弟子・梅原が対戦。因縁含みのカードとなった。
1R、場内が異常に静まり返る中、ゴングが鳴らされた。ローの蹴り合いから梅原が右ハイを飛ばす。立嶋はミドルをキャッチしてコカす。梅原はパンチをまとめて右ハイ、これが立嶋のアゴをかすめる。立嶋の右ボディに右フックを合わせる梅原。
ローを蹴り続ける立嶋に梅原はジャブ、組むと立嶋をコカす。立嶋の右ローには左ハイキック、右ストレートを合わせる梅原。
2R、前に出る立嶋がローから組むが、梅原がコカす。梅原の左フックに組み付いた立嶋がヒザ蹴り、離れると梅原が左右のフック。立嶋は飛び込んでの右ストレート! 2発目はかわされて逆に梅原の右ストレートをもらう。踏み込んでパンチをもらいながらも右ローを蹴る立嶋。梅原のジャブに立嶋のアゴが跳ね上がり、左フック、右ストレートも喰う。それでも立嶋は前に出てパンチを出す。
3R、前に出て左右ローを蹴っていく立嶋に梅原はジャブ、組みに行く立嶋はストレートを被弾しながらも前に出て右ストレート。パンチをもらっても前に出てロー、右ストレートで前に出る立嶋が右フック。梅原の顔面前蹴り! 立嶋はしつこく右ロー。梅原のパンチがヒットする場面が目立つ。
4R、前に出る立嶋が左ミドルと右ロー、梅原のミドルはキャッチしてコカしに行く。立嶋の左ミドルに梅原が左フック。それでも立嶋は前に出て蹴り、ボディから顔面へパンチをつなぐ。打ち合いに行く立嶋へ梅原が右ヒジ。
右のカウンターをもらった立嶋だが、怯まず前へ出てパンチを打ちに行く。沸き起こる「立嶋」コール。しかし、梅原のハイキックがヒット、右ストレートも立嶋を捉える。それでも立嶋は前へ出てパンチを打ちに行き、左右のローから飛び込んでのワンツー。
5R、左右のフックを被弾しながらも前へ出てロー、左右フックを放つ立嶋。梅原はヒジを叩きつけていくが、立嶋は全く下がらず前へ出てパンチとローで攻撃を仕掛ける。
バックエルボーをかわされ連続してパンチをもらう立嶋だが、体勢を立て直すと再びパンチで前に出る。打たれても打たれても前に出てパンチとローを放っていく立嶋、接近戦でパンチでとヒジで激しく打ち合う両者! 最後は熱戦で幕を閉じ、場内からは拍手が沸き起こった。
判定は最大4ポイント差をつけて梅原が伝説の男に圧勝した。
▼第5試合 WPMF女子アトム級王座決定戦 WPMF日本ルール 2分5R
○Little Tiger(F・TEAM TIGER/前J-GIRLS同級王者)
判定3−0 ※49−48、48−47、48−47
●山田純琴(NJKF・y-park/BONITA BOXEO同級1位)
※Little Tigerが初代王座に就く。
昨年7月19日に行われたWPMF日本女子ミニフライ級王座決定戦はドローに終わり、ベルトは主催者預かりとなってLittle Tigerと渡辺久江の再戦が今大会で行われる予定だったが、渡辺が体調不良により欠場。
相手と階級を変えてLittle Tigerが山田と対戦することになった。両者は過去2度対戦して1勝1敗、これが決着戦となる。
1R、サウスポーのTigerは左手を伸ばし、横蹴りも使って間合いを取っての左ミドル。山田も連打を返す。横蹴りを多用するTigerは山田を近づけさせずに左ミドル、山田はローを出しながらパンチを狙う。
2R、左手で距離を取りながら重い左ミドル、左ハイキックを繰り出すTiger。組んでのヒザ蹴りから離れ際に右ハイキック。山田のパンチにタイミングよく左ミドルを合わせ、飛び込んでのテンカオ。
Tigerの横蹴りをかわしてパンチを放つ山田だが、Tigerの顔面横蹴りをもらう。
3R、Tigerの左ストレートからの左ミドルがヒット。山田は入り込んでの左右フック、Tigerが左ミドルからタイミングよく左右の前蹴りを突き刺す。山田の右ストレートをもらうTigerだが、左ストレートを返して左ミドル。前蹴り、左ミドル、左ストレートとTigerがパンチも上手く当てていく。
4R、山田が左右フックをヒットさせると、Tigerは組んでコカす。Tigerの左ミドル、左ストレート。山田は入り込むとすぐに組んでしまいパンチが出ず、逆にTigerのヒザをもらう。しかし、残り10秒で山田の左ストレートが入り、Tigerがグラつく!
5R、左ミドルを連発していくTigerに、山田はかわしてのパンチ。しかし、Tigerが左ミドルのカウンターを奪い、組むとコカす。
前蹴りを多用するTigerが上、中、下と蹴りを散らしていくと、山田もパンチで突っ込む! 一気にラッシュをかける山田のパンチをもらうTigerだったが、すぐに左ミドルとテンカオで応戦! 最後は打ち合いとなって試合終了のゴングを聞いた。
判定は3−0でTiger。昨年12月にJ-GIRLSのアトム級王座は失ったが、僅か1カ月でWPMFの同級タイトルを獲得した。「皆さんの期待に応えられる試合をしていきますので、これからも応援よろしくお願いします」とTigerは喜びを語った。
★メイン(渡部太基VS田中秀弥)、セミ(闘魔VSウエンツ☆修一)の試合結果はこちら
★第4試合(清水雄介VS炎出丸)〜第1試合(飯田なおVS宗田智美)はこちら
|