ZUFFA
「UFC143 Diaz vs Condit」
2012年2月4日(土・現地時間)アメリカ・ラスベガス マンダレイベイ・イベントセンター
<主な試合結果>
▼メインイベント(第11試合)ウェルター級暫定王座決定戦 5分5R
○カーロス・コンディット(アメリカ/元WEC世界同級王者)
判定3−0
●ニック・ディアス(アメリカ/元ストライクフォース世界同級王者)
王者ジョルジュ・サンピエールの負傷により、ウェルター級暫定王座決定戦としてコンディットとディアスが激突。コンディットは現在4連勝中で、対するディアスはUFC復帰戦でBJペンから勝利を収めている。
1R、サウスポーに構えるディアスに対し、左右のローを蹴るコンディット。ディアスは蹴り足を取ってテイクダウンを狙い、右手を伸ばしながらジャブと左ストレートを打つ。ディアスの左ストレートに右ボディを返すコンディット。ディアスは左ハイキックも蹴って、コンディットを下がらせる。コンディットは下がりながらバックエルボー。しかしディアスは構わず前に出て右フック、飛び込むような左ストレート、右ボディ! コンディットは前蹴りで距離をとりながら、前に出てくるディアスに左右のフックを返す。
2R、コンディットがジャブから右ハイキック。腰を落として構えるディアスにコンディットが飛びヒザ蹴りを見せる。下がりながら細かくパンチを打つコンディットに対して、ディアスは両手を下げて「打って来いよ」とばかりに挑発する。ディアスは右フック、左ボディストレートから顔面への右フック。コンディットはディアスの右フックにカウンターの右を合わせる。ディアスはコンディットを金網に詰めて左右のボディフック! このラウンドもディアスが前に出て、コンディットが下がりながらパンチを合わせる。
3R、ディアスが距離を詰めて右ボディから左ストレート。コンディットは前蹴りでディアスをストップして右ストレート。ディアスはどんどん前に出てパンチを狙うが、コンディットは距離を外してボディと足に前蹴り、さらに前足へのロー。ディアスも左ストレートからパンチをまとめるが、コンディットは距離をとり、ディアスが入ってくるところにヒジ打ちを狙う。
4R、コンディットが左右のロー、右の前蹴り。ディアスも左ミドルを蹴り返す。コンディットがディアスの動きに合わせて右ハイキック、左アッパーから右ストレート。ディアスがコンディットを金網に詰めて両足タックルを狙うが、コンディットは倒れない。金網の中をぐるぐると回り、的確にパンチからローにつなげるコンディット。さらにパンチの間合いになると首相撲からヒザ蹴りを突き上げる。
5R、ここも下がりながらローと前蹴りを見せるコンディット。ディアスもインローと左ミドルを蹴り返す。コンディットは前に出てくるディアスにバックエルボー、左アウトローから右ストレートにつなげる。左ストレートから右フックのディアス。コンディットはそこに右のヒザ蹴りを返す。
下がるコンディットにプレッシャーをかけるディアスはコンディットのパンチに合わせて組み付き、そのままバックへ! ディアスは両足をがっちりと組んでコンディットの動きを固める。そしてディアスが腕十字! コンディットがそれを外したところで試合終了となった。判定は3−0でコンディット! コンディットの徹底したアウトボクシングが評価される形で、コンディットが判定勝利を収めた。
▼セミファイナル(第10試合)ヘビー級 5分3R
○ファブリシオ・ヴェウドゥム(ブラジル)
判定3−0
●ロイ・ネルソン(アメリカ)
1R、パンチからヒザ蹴り、右ミドルを蹴るヴェウドゥム。ネルソンのバックに回り込むが、ネルソンも立ち上がる。ヴェウドゥムはネルソンを首相撲に捕らえてヒザ蹴りを連打! これでネルソンが顔面から出血し、ドクターチェックが入る。再開後、ヴェウドゥムはすぐに首相撲に持ち込んでヒザ蹴り。ネルソンはヴェウドゥムの右ローをキャッチして右ストレート。寝技に引き込むように背中をつけたヴェウドゥムが腕十字を狙い、立ち上がると再びヒザ蹴りを狙う。
2R、パンチで前に出るネルソンにヴェウドゥムがヒザ蹴り。距離をとりながらローを蹴る。ネルソンのパンチをかわし、ワンツーから左ハイキックを蹴るヴェウドゥム。ネルソンも左右のパンチで前に出るが、ヴェウドゥムが前蹴りからヒザ蹴りにつなげる。上手く距離をとりながら戦うヴェウドゥムだったが、首相撲の攻防でネルソンが右フック! これがヴェウドゥムの顔面を捉えて、ヴェウドゥムが下がる。
3R、距離をとってジャブを打つヴェウドゥム。ネルソンはヴェウドゥムのタックルに合わせてフロントチョークを狙う。距離が離れるとヴェウドゥムがヒザ蹴り! ジャブから顔面前蹴り! ヴェウドゥムはジャブで距離をとりつつ、ネルソンが前に出てくるところに首相撲からヒザ蹴り。ネルソンはこの展開を変えることが出来ずに試合終了。ヴェウドゥムがネルソンを判定で下した。
▼ウェルター級 5分3R
○ジョシュ・コスチェック(アメリカ)
判定2−1
●マイク・ピアース(アメリカ)
1R、いきなり組み付くピアースだが、コスチェックは金網を背にしてテイクダウンをディフェンスする。試合がスタンドに戻ると、ジャブを突いて前に出るピアース。コスチェックはワンツーを打つが、ピアースはそれをブロックして右のパンチを返す。コスチェックは左手を伸ばして右フック。ピアースが片足タックルでコスチェックを金網まで押し込むが、コスチェックは倒れない。
2R、コスチェックのジャブに右ストレートを返すピアース。コスチェックはピアースの片足タックルを切って、左手で距離を測りながら左フック。ピアースも右ストレートから前に出て行くが、コスチェックが首相撲からヒザ蹴りを打つ。打撃戦が続く中、コスチェックが両足タックルに入り、立ち上がろうとするピアースの後ろに回り込む。しかしピアースもすぐに立ち上がる。
3R、左手を伸ばして前に出るコスチェック。ピアースが片足タックルからテイクダウンを奪うが、コスチェックはすぐに立ち上がる。コスチェックはピアースを金網に押し込んでヒザ蹴り、そしてジャブから右ストレート、右アッパー。左手を伸ばして片足タックルに入る。ブレイク後、左右のフックで前に出るコスチェック。そして両足タックルでピアースを金網まで押し込んでテイクダウンを奪う。金網を背にして立ち上がるピアース。お互いにパンチを打ち合ったところで試合が終わり、判定2−1でコスチェックが勝利した。
※今大会の模様は2月8日(水)22:50よりWOWOWライブにて放送
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