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【K-1MAX】安廣、フットワークの秘密はバトミントン!?

2004/06/17


 7月7日(水)東京・国立代々木競技場第一体育館で行われる『K-1 WORLD MAX2004〜世界最強決定トーナメント〜』で、山本KID徳郁(PUREBRED東京)とK-1総合MIXルールで対戦する安廣一哉(正道会館)。その類まれな身体能力を武器に空手・K-1で活躍してきた安廣だが、その原点は意外なところにあった。

  安廣は大学進学後、正道会館に入門するまで小中高とバトミントン部に在籍。団体戦で全国大会(インターハイと選抜大会)に2度出場、さらに個人でもインターハイ北北海道2位の実力の持ち主なのだ。バトミントンはシャトルの初速が350kmというスポーツ。普通の人は避けることはもちろんのこと、触れることさえ難しい。さらにコートも狭く、俊敏なフットワークと反射神経が必要とされる。

  安廣本人が「バトミントンをやっていたおかげで目が良くなったと思うし、空手のフットワークにも活かせるものが多かった」と語っているように、安廣の身体能力はバトミントンで鍛えられたと言っても過言ではない。また高校時代は身長170cmにしてバスケットボールのリングに手が届いていた(!)という仰天エピソードも明かしてくれた。今回の試合が初めての総合ルール挑戦となる安廣だがポテンシャル的には充分なものを持っていると言えよう。

  「正直、(試合を受けるかどうか)迷いました。でも強くなるためにはやらないといけないかな、と。タックルとか総合特有の距離を覚えることができれば、K-1でも活かせるはず。今から総合の技術を全部やっても間に合わない。的を絞ってピンポイントにやってます。主にディフェンスが中心。自分の中で決めたことを練習しています」と安廣の中には明確な対策とテーマを持っているようだ。

  正道会館から来た空手家という触れ込みで紹介されたため、一般的には硬いイメージのある安廣だが、実はかなりひょうきんで明るい性格の持ち主。会見終了後、記者たちとの談笑の中では冗談を飛ばし続け(時には下ネタも!)笑いを誘っていた。そのことは本人も分かっているようで「実はこういう(明るい)キャラクターなんです。友達からは『うざい奴』って言われてますから」とこれまでに見せなかった一面を見せた。しかし空手家としての自覚を持っていないわけではない。「正道会館の看板を背負うことはプレッシャーではない。自分にとってそういう風に見られるのは喜ばしいこと」とキッパリ言い放つ。この全く正反対のキャラクターを持つギャップこそが安廣の魅力なのだ。リングの外では十分に私たちを驚かせてくれた。今度は国立代々木体育館のリング上でどんな驚きを提供してくれるのだろうか?

FEG「K-1WORLDMAX2004〜世界一決定トーナメント〜」
2004年7月7日(水)東京・国立代々木第一体育館
開場16:30 開始17:30
<追加対戦カード>
▼オープニングファイト
大野崇(inspirit)
VS
ビンセント・スワーンズ(オランダ)

▼K-1総合MIXルール
山本KID徳郁(PUREBRED東京)
VS
安廣一哉(正道会館)

[K-1WORLDMAX2004 決勝トーナメント]
▼第1試合
小比類巻貴之(チーム・ドラゴン)
VS
マイク・ザンビディス(メガジム)

▼第2試合 
ブアカーオ・ポームラムック(ポームラムックジム)
VS
ジョン・ウェイン・パー(ブンチュウジム)

▼ 第3試合
魔裟斗(シルバー・ウルフ)
VS
ジャダンバ・ナラントンガラグ(モンゴルレスリング連合)

▼ 第4試合
アルバート・クラウス(ブーリーズジム)
VS
シャミール・ガイダルベコフ(スコーピオンジム)

▼準決勝 第1試合
小比類巻VSザンビディスの勝者
VS
ブアカーオVSウェインの勝者

▼準決勝 第2試合
魔裟斗VSナラントンガラグの勝者
VS 
クラウスVSガイダルベコフの勝者

▼決勝
準決勝第1試合の勝者
VS
準決勝第2試合の勝者

▼リザーブマッチ
ドゥエイン・ラドウィック(3-Dマーシャルアーツ)
VS
セルカン・イルマッツ(チーム・ソラック)


【関連リンク】
≫K-1公式サイト

≫FEG公式サイト

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