10月4日(火)埼玉・治政館ジムで、10月12日(水)東京・国立代々木競技場第一体育館で開催される『K-1
WORLD MAX 2005〜世界王者対抗戦〜』に出場する、武田幸三の公開練習が行われた。
週2回ボクシングジムでの出稽古を取り入れたという武田は、アンディ・サワー対策としてパンチの連打に対するディフェンス中心のトレーニングを積んでいるとのこと。サワー対策として”距離”を掲げ、この日のスパーリングでも相手との距離を意識した動きを見せ、長江館長とのミット打ちでは一撃必殺の右ストレートを叩き込んだ。
●記者との質疑応答
――練習メニューを教えてください。
武田 週2回はボクシングジムで練習して、それ以外はいつも通り。朝走って、夜はジムで練習しています。スパーリングを多めで、パンチ対策として攻撃よりもディフェンスを重視してます。
――ボクシングジムに通っているのはなぜですか?
武田 どうしても自分は連打に対応できない部分があるので。ムエタイではワンツーくらいまでなんですけど、K-1になるとパンチ重視なので、フォー、ファイブまで飛んでくる。それに対応出来るように動体視力を鍛えて、スパーリングでも相手に攻撃してもらってそれをよける練習をしてます。
――成果は出ていますか?
武田 はい。作戦通りにいけば全然勝てると思います。(ディフェンス中心の)練習は面白くないし、僕は打ち合っちゃうところがあるんですけど、今回はそれをやらないでどこまで作戦を実行出来るか?だと思います。
――そこまで勝ちにこだわるのはなぜですか?
武田 やっぱり勝ってお客さんを喜ばせたい。自分はいい試合するけど負けているんで。それに結果によっては今後の格闘技人生にもかかわってくるでしょう。
――動体視力を鍛える練習というのは何か器具を使ってやっているんですか?
武田 いや、相手にパンチを打ってもらってそれを目で見てよけるという練習です。そこから蹴りの距離を取ったり、ジャブを軽く返したり。もちろん右のパンチとか、倒せるパンチも練習してます。サワーのようなレベルの選手になると、ローが効いていても倒れることはない。だから足を効かせておいて右のパンチとか。決してディフェンスばかりじゃなく、攻撃もしっかりやってますよ。
――ボクシング世界王者の長谷川穂積選手と交流があるそうですが
武田 はい。僕もああやって距離を取って自分のパンチを当てて、相手に当てさせないようにしたいですね。それに大舞台で作戦を実行できる精神力も凄いと思うし。ただ僕があれをやってしまうと、自分らしさがなくなってしまうんで、自分らしさを失わないで試合がしたいです。
――改めてアンディ・サワーについてどんなイメージを持っていますか?
武田 連打が上手くて、精神力が強い。ブアカーオと5R戦ってますし、テレビを見ても家族を一人で養っているハングリーさもあるみたいで。そこは僕も同じですけど。
――サワーの長所・短所は見つかりましたか?
武田 僕はいつもローが効くという前提で作戦を立てるんですけど、ローを効かせてパンチで倒したいです。最悪、ワンツーのワンをおでこで受けて、その後の連打は距離を取ってディフェンス。ただ逃げるような試合はしません。
――その作戦は頭の中でイメージトレーニングは出来ていますか?
武田 そうですね。大事なのは距離。
――サワーはシュートボクサーなので投げを出してくるかもしれませんが
武田 別に気にしてません。タイ人がヒジ出すのと一緒で、余裕がない証拠ですよ。
――今回の試合のテーマは?
武田 勝つことなんですけど、判定狙いじゃなく”武田幸三で勝つ”。
――武田幸三の勝ち方はどんな勝ち方ですか?
武田 ローで足を折るか、ローを効かせて右のパンチで倒す。僕がタイ人を倒してきたのは大体それだし、その二つしかないですから。
――この試合に勝って大晦日に出たいという気持ちは?
武田 すべて先生に任せています。気持ち的には、格闘家として大晦日に出ると人生が変わると思いますけど…先生に聞いてみてください。
――シュートボクシングVSキックボクシングという見方をされると思いますが
武田 自分にそういうのはないです。基本的には個人の戦いですし、僕はK-1に出させてもらっている立場なので。ただもしかしたら試合の結果が団体どうこうになる可能性はあるかもしれないですね。
――これで2年連続、その年の世界王者と対戦することになりましたが、MAXの王者に対するこだわりはありますか?
武田 特にはないです。チャンピオンに勝ったから僕がチャンピオンになるわけでもないんで。ただチャンピオンになる選手は超一流の選手なわけですし、そういう選手と戦えるのは光栄ですね。タイではチャンピオンではなく選手個人の名前でやるものなんで、サワー、ブアカーオと戦えるという事の方が大きいです。
「K-1 WORLD MAX
2005〜世界王者対抗戦」
TBS/FEG
2005年10月12日(水)東京・国立代々木競技場第一体育館
開場16:00 開始17:30(予定)
<対戦カード>
▼K-1ルール 3分3R延長1R
アンディ・サワー(オランダ/シュートボクシング オランダ)
VS
武田幸三(日本/治政館)
▼K-1ルール 3分3R延長1R
安廣一哉(日本/正道会館)
VS
レミギウス・モリカビュチス(リトアニア/リングス リトアニア)
▼K-1ルール 3分3R延長1R
鈴木 悟(日本/フリー)
VS
マイク・ザンビディス(ギリシャ/メガジム)
▼K-1ルール 3分3R延長1R
大東 旭(日本/フリー)
VS
アルバート・クラウス(オランダ/ブーリーズジム)
▼K-1ルール 3分3R延長1R
HAYATO(日本/FUTURE_TRIBE)
VS
ブラック マンバ(インド/フリー)
▼総合格闘技ルール 5分3R
秋山成勲(日本/フリー)
VS
マイケル・ラーマ(アメリカ/アイロンホースボクシングクラブ)
▼総合格闘技ルール 5分3R
所 英男(日本/フリー)
VS
ガブリエル・リムレイ(アメリカ/フリー)
▼K-1ルール 3分3R延長1R
ガオグライ・ゲーンノラシン(タイ/伊原道場)
VS
佐藤嘉洋(日本/フルキャスト)
▼K-1ルール 3分3R延長1R
ジョン・ウェイン・パー(オーストラリア/ブンチュウジム)
VS
輝 浪(日本/フリー)
▼K-1ルール 3分3R延長1R
新田明臣(日本/バンゲリングベイ)
VS
イアン・シャファー(オーストラリア/リングス・オーストラリア)
▼K-1ルール 3分3R延長1R
我龍真吾(日本/ファイティングマスター)
VS
サミール・ベルバーチ(フランス/レ バンナ エクストリームチーム)
▼K-1ルール 3分3R延長1R
山本優弥(日本/BOOCH BEAT)
VS
ASH-RA(日本/チーム・エックスフォース)
▼K-1ルール 3分3R延長1R
濱崎一輝(日本/シルバーアックス)
VS
白 虎(日本/Ranger品川ジム)
<チケット料金>
SRS席22,000円 S席12,000円 A席6,000円
<チケット発売所>
●デジタル先行発売中
K-1オフィシャルサイト=http://www.k-1.co.jp
FEGオフィシャルサイト=http://www.feg-jp.com
i-mode K-1オフィシャルサイト
Voda fone live! K-1オフィシャルサイト
EZ web K-1 オフィシャルサイト
●一斉発売中
チケットぴあ=0570-02-9999
CNプレイガイド=0570−08−9999
ローソンチケット=0570-063-003(Lコード:38883)
キョードー東京=03-3498-9999
イープラス=http://eee.eplus.co.jp
<チケットに関するお問い合わせ>
株式会社キョードー東京 03-3498-9999
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