8月4日(金)都内ホテルにて、9月4日(月)東京・有明コロシアムで開催される『K-1
WORLD MAX 2006〜世界王者対抗戦〜』の一部対戦カードが発表された。
6月に横浜アリーナで行われた『K-1WORLDMAX2006〜世界一決定トーナメント決勝戦〜』が一斉発売初動でチケットが完売するなど、谷川プロデューサーも「今一番充実しているイベント」と太鼓判を押すK-1WORLDMAX。2006年シリーズの締めくくりとなる今大会も「内容の濃い出し惜しみのないカード」(谷川P)がいきなり決定した。
魔裟斗(シルバーウルフ)の出場はないものの、小比類巻貴之(チームドラゴン)と佐藤嘉洋(フルキャスト)の日本のツートップがそれぞれ出場。小比類巻はアンディ・サワー(オランダ)とのリベンジマッチに、佐藤は初代世界王者アルバート・クラウス(オランダ)との試練の一番に挑むことになった。
他にも現世界王者のブアカーオ・ポー.プラムック(タイ)を筆頭に、武田幸三(治政館)などMAXのオールスターが出場予定メンバーとしてズラリ。また谷川Pからはシュートボクシングの宍戸大樹(シーザー)、新日本キックの石井宏樹(藤本)といった各団体のチャンピオンクラスの名前が上がるなど、初参戦選手の登場の可能性もあり、豪華なラインナップが並ぶことになりそうだ。以下、会見でのコメント。
佐藤嘉洋
「6月は影の優勝候補と呼ばれてましたが、信用を落としてしまいました。落とした信用は自分の動きで証明します。自分らしい試合をして、まだまだ佐藤嘉洋は出来るってところを見せたいと思います」
小比類巻貴之
「前回、魔裟斗選手と戦って負けたんですけど、50戦を経験して今まで分からなかったことや色んなことに気付きました。これからは手数も出すし打ち合いもします。そういったことを掴みました。サワー選手とは昨年戦ったんですが、その時はケガもあってまともに戦えなかったんですが、今回はケガもなく思いっきり戦います。自分のレベルが上がっていることも確信しているし、勝ちにこだわっていきたいと思います」
――クラウス選手の印象について教えてください
佐藤「会長からは外国人選手の中でブアカーオ、サワーに続く強敵だよと言われています。パンチはもともと強いんですけど、去年からは蹴りも使うようになって、オールマイティなキックボクサーになっていると思います。そういった何でも出来る相手と戦うのは自分にとっても力になるし、噛み合うと思うので、ガンガン行きたいと思っています。今はまだ勝算が5:5だったとしても、試合までには対策を練って7:3、8:2まで上げていきたいと考えています」
――須藤元気選手の出場については?
谷川P「首の状態が良くなく、打撃の練習しかやってないそうなんです。それで打撃をやりたくてしょうがないと。ただし、もし(K-1ルールを)やるのであれば、それなりの相手をぶつけます」
――決勝戦が終わってからはどのように過ごされていたんですか?
小比類巻「ストレスも溜まっていたので、10日間は休みました。それから体作りの練習をして、最近になってやっとスパーリングを始めています。今の気持ちは練習したくてしょうがないという感じです」
佐藤「ブアカーオ戦で鼻が折れていたのでそれを手術したのと、喘息になってしまったので少し入院しました。その後は普通に練習してスパーリングしています」
――前回の敗戦で学んだことの中で一番大きかったものは何ですか?
小比類巻「たくさんあるんですけど、今までの自分の課題として攻めきれない部分があったんですが、魔裟斗戦では気持ちよく前に出て行くスタイルが出来て、それが楽だということも分かりました。またファンの声援を受けてファンと一つに戦うことも学んで、すごくいい勉強になりました」
佐藤「ブアカーオよりも僕が弱かったことです(苦笑)。今のスタイルで勝ち進んできて壁に当たったんで、自分のスタイルを貫きながら、もう一段階上のスタイルを目指してやっていこうと思っています」
――魔裟斗選手が出ないという中で、二人にかかる期待も大きいと思いますが、その期待にはどう応えますか?
小比類巻「変な話かもしれませんが、自分は魔裟斗戦で自信を持てたというのがあって、破壊力なら誰にも負けないという自信を感じました。手数を出すといった戦い方も分かって来て、次は新しい自分を出す大会になると思います」
佐藤「人は人、僕は自分の戦い方、生き方を貫くだけです。自分が納得する動きをすれば、自然に周りの期待に応えることになると思うので、周りのことは気にしません」
――先日の亀田選手の試合やK-1WORLDGPシリーズが高視聴率を取っていますが、MAXにおいて視聴率を取るためのことは何か考えていますか?
谷川P「亀田選手の人気は特別な感じもしますけれど、MAXも歴史を重ねていけば亀田選手のような存在が出てくるかもしれません。ただしMAXにおいては前回の決勝戦のような試合・大会をやることが大事だと考えています。視聴率を気にして飛び道具的なことをすることは考えていません。決勝戦のような試合をしていれば、自ずと永遠にMAXは評価されていくと思いますし、大会のレベルも高く、ファンの目も肥えており、選手も大変だとは思いますが、この二人がすごい試合をやってくれることが大切だと思います」
TBS/FEG
「K-1 WORLD MAX 2006〜世界王者対抗戦〜」
2006年9月4日(月)東京・有明コロシアム
開場17:00 開始18:00
<決定対戦カード>
佐藤嘉洋(日本/フルキャスト/名古屋JKファクトリー)
VS
アルバート・クラウス(オランダ/チーム・スーパープロ)
小比類巻貴之(日本/チームドラゴン)
VS
アンディ・サワー(オランダ/シュートボクシング オランダ)
<出場予定選手>
ブアカーオ・ポー.プラムック(タイ/ポー.プラムックジム)
武田幸三(日本/治政館)
安廣一哉(日本/正道会館)
須藤元気(日本/ビバリーヒルズ柔術クラブ)
TATSUJI(日本/アイアンアックス)
マイク・ザンビディス(ギリシャ/メガジム)
レミギウス・モリカビュチス(リトアニア/リングスリトアニア)
SHINOBU・ツグト・アマラ(モンゴル/チーム・ハードコア)
<チケット料金>
SRS席22,000円 S席13,000円 A席6,000円
<チケット販売所>
●デジタル先行発売
K-1オフィシャルサイト=http://www.k-1.co.jp
FEGオフィシャルサイト=http://www.feg-jp.com
i-mode K-1オフィシャルサイト
Voda fone live! K-1オフィシャルサイト
EZ web K-1オフィシャルサイト
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