8月28日(月)東京・六本木ヒルズにあるK-1オフィシャルジムにて、佐藤嘉洋(フルキャスト/名古屋JKファクトリー)が公開練習を行った。佐藤は9月4日(月)東京・有明コロシアムで行われる、TBS/FEG『K-1WORLDMAX2006〜世界王者対抗戦〜』でアルバート・クラウス(オランダ)と対戦する。
この日は3分2Rのマススパーリングを行った佐藤。追い込みの練習も終わり、今は練習量を落とし、徐々にコンディションを上げている状態だという。
8月中旬には10日連続で同門の竹村“マッドドッグ”健二とガチスパーを50R敢行、さらに6月のブアカーオ戦での敗北を機に「キックからK-1MAXに転向して、会長から一番勝ちやすい戦い方を編み出してもらって、その戦い方で勝ち続けてきたんですが、一流選手にはそれでは勝てないことが(ブアカーオ戦で)分かりました」と、スタイルの改造にも着手した。
その主な内容は一つ一つの技の攻撃力をアップさせること。鉄アレイを持ってのシャドーボクシングや、柱に括りつけたミットに前蹴りをひたすら打ち込むといったトレーニングを行った。
「スタイルを矯正してすぐなので、少しずつ完成度を上げているところ」というものの、「昔は理想の選手もいたけれど、今は自分のスタイルを高めていきたい。自分のスタイルに破壊力をつけたものが理想のスタイル」と、すでに新スタイルの明確なイメージは出来ているようだ。
またセーム・シュルト(オランダ)から学んだ新必殺技については「新技で竹村をKOで葬りました。でもあれが一生で一度のタイミングだったかも(笑)。機会があれば試合で使ってみたい」と語っている。
「現状をしっかり胸に焼き付けておかないといけない。自分への戒め」と、ブアカーオ戦は何十回も見たという佐藤。「先にブアカーオのパンチをもらって、ムキになって殴りに行ってしまったところが悪かった」と冷静に敗因も分析。
「精神力を強くするには、キツイ練習をたくさんやること。自分は会長の言うことを信じてやります」と、メンタル面での強化も怠らない。
「自分は今まで冷静に闘えていたし、いつも通りに闘えばいい。自分らしさを出して、自分の納得のいく試合ができたらいい」と語った。
今回対戦するクラウスについては「2,3年前はパンチの選手だったけれど、最近は蹴りも上手く取り入れてバランスの取れたキックボクサーになっている。
今年の決勝トーナメントはドラゴのヒザ蹴り一発でペースを崩されたけど、(ドラゴと)10回やれば6回はクラウスが勝つ。去年はジョン・ウェインとブアカーオに勝っているし、去年の仕上がりでくるんであれば、かなり強敵だと思う」と警戒心を強める。
「危機感はあります。今の自分に連敗は許されないし、負けたら終わり。クラウスは4人王者の中の1人、勝てば得るものが大きいけれど、負ければ全部なくなる」と佐藤。
「クラウスに圧倒的に勝てば、もう一度自分を信じてもらえるし、僕自身も自分を信じることができる。自分のためにも圧倒的な勝ち方をしたい」と、再起戦へ向けての覚悟を語った。
TBS/FEG
「K-1 WORLD MAX 2006〜世界王者対抗戦〜」
2006年9月4日(月)東京・有明コロシアム
開場17:00 開始18:00
<決定対戦カード>
▼K-1ルール 3分3R延長1R
須藤元気(日本/ビバリーヒルズ柔術クラブ)
VS
イアン・シャファー(オーストラリア)
▼K-1ルール 3分3R延長1R
前田宏行(日本/BUKUROジム)
VS
ヴァージル・カラコダ(南アフリカ/スティーブズジム)
▼K-1ルール 3分3R延長1R
山本優弥(日本/青春塾)
VS
ファリッド・キダー(フランス/バグノレボクシングクラブ)
▼K-1ルール 3分3R延長1R
SHINOBU・ツグト・アマラ(モンゴル/チーム・ハードコア)
VS
ジョーダン・タイ(ニュージーランド/レイセフォーファイトアカデミー)
▼K-1ルール 3分3R延長1R
サトルヴァシコバ(日本/勇心館)
VS
タカ・オサミツ(日本/伊原道場)
▼K-1ルール 3分3R延長1R
宍戸大樹(日本/シーザージム/SB日本ウェルター級王者)
VS
ブアカーオ・ポー.プラムック(タイ/ポー.プラムックジム)
▼K-1ルール 3分3R延長1R
寒川直喜(日本/バンゲリングベイ/J-NETWORKミドル級王者)
VS
ドラゴ(アルメニア/チームIt's SHOW TIME)
▼K-1ルール 3分3R延長1R
TATSUJI(日本/アイアンアックス)
VS
マイク・ザンビディス(ギリシャ/メガジム)
▼K-1ルール 3分3R延長1R
HAYATO(日本/FUTURE_TRIBE)
VS
アルトゥール・キシェンコ(ウクライナ/キャプテン オデッサ)
▼K-1ルール 3分3R延長1R
安廣一哉(日本/正道会館)
VS
アンディ・オロゴン(ナイジェリア/チーム オロゴン)
▼K-1ルール 3分3R延長1R
佐藤嘉洋(日本/フルキャスト/名古屋JKファクトリー)
VS
アルバート・クラウス(オランダ/チーム・スーパープロ)
▼K-1ルール 3分3R延長1R
小比類巻貴之(日本/チームドラゴン)
VS
アンディ・サワー(オランダ/シュートボクシング オランダ)
<チケット料金>
SRS席22,000円 S席13,000円 A席6,000円
<チケット販売所>
●デジタル先行発売
K-1オフィシャルサイト=http://www.k-1.co.jp
FEGオフィシャルサイト=http://www.feg-jp.com
i-mode K-1オフィシャルサイト
Voda fone live! K-1オフィシャルサイト
EZ web K-1オフィシャルサイト
<お問い合わせ>
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株式会社キョードー東京=03-3498-9999
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皆EG=03-3796-5060
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