3月13日(火)愛知・名古屋市内のホテルにて『HERO'S2007開幕戦〜名古屋初上陸〜』の一夜明け会見が行われ、会見終了後にHERO'S実行委員の谷川貞治代表がコメントを残した。
平均視聴率は12.1%、瞬間最高視聴率は桜庭VSキセリオ戦の16.6%となった今大会。平均では昨年の開幕戦を上回る数字を出したものの、谷川代表は「イベントとしては良かったんですが、試合自体に攻防が少なかったので数字に反映されなかったと思います」と振り返る。
昨日は全試合が一本かKOで試合が決まるという大会になったが、その中でも谷川代表はHERO'Sデビュー戦で勝利した柴田勝頼(ARMS)に注目。「個人的にはプロレスラーで一番知名度がある選手、プロレスラーと言えば柴田。KIDや元気のようになって欲しいですね」と大きな期待を寄せる。7月から始まるライトヘビー級トーナメントに関しても、出場する方向で考えていることを明かし「開幕戦までにもう一試合やってもらいたい」と、次戦について話した。
また会見を欠席した桜庭和志(フリー)については「今回は無理をして出てくれた部分があります。準備ができなかったと思いますし、それが会見の欠席にも表れたんでしょう。これからはしっかりと準備して大一番に挑んで欲しいですね」と谷川代表。ただしキセリオとは実力差があったことを認めた上で「桜庭選手の復活はマヌーフクラスの選手に勝ってから。その時は完全復活と言っていいと思います」と話した。
トーナメントに関しては、7月大会からミドル級とライトヘビー級の2階級のそれぞれ8人参加で行われる予定。ミドル級について谷川代表は宇野と所の出場を濃厚とし、「宮田選手は当確線上ギリギリ。柴田選手のように開幕戦にもう一試合やってもらいたい」とコメント。ジダとシャオリンという強豪選手の参戦があった外国人枠については「ヨーロッパやアメリカの選手も出したいですし、トーナメントがブラジル人選手ばかりになるのもいかがなものかなと。カルバンVSシャオリンはどこかで見たいカードですね」と話している。
そして5月後半か6月初旬に開催されるアメリカ大会については「モーとマヌーフには出したい。日本人選手はあまり枠がありませんが、アメリカでも人気がある桜庭選手や宇野選手には出て欲しいですね」と谷川代表。あくまでアメリカのファンに向けての大会になるとしたものの、「日本のファンが見ても面白いイベントにします」と大会コンセプトを語った。
●2007年HERO’Sの予定年間スケジュール
5月後半か6月初旬 アメリカ大会(予定)
7月、9月 トーナメント開催(予定)
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