6月1日(金)東京・P’sLAB東京にて記者会見が行われ、7月14日(土)アメリカ・ニュージャージーで開催されるBEG主催『bodogFIGHT』の一部対戦カードが発表された。会見にはbodogディレクター兼マッチメイカーのミギュエル・イトゥラーテ氏も出席し、大会内容について話した。
一部では「bodogはアメリカ大会を開催できない」という噂もあったのだが、ミギュエル氏は「どこでそんな噂を聞いたんだい? 元々私たちはカリフォルニアやニュージャージーのライセンスを持っている。アメリカで大会を開かなかったのは、まだアメリカにMMAが根付いてなかったからで、タイミングを待っていたんです。機は熟したと思っています」と噂を一蹴、アメリカ大会への意気込みを語る。
そのbodogとしては初のアメリカ進出となる今大会で主軸となるのは男女9階級のタイトルマッチ。すでに近藤有己(パンクラスism)VSトレバー・プラングリー(南アフリカ)のミドル級タイトルマッチが決定しているが、それ以外にも、男子では65kg〜ヘビー級までの7階級、女子では2階級で初代チャンピオンが決まる。
現時点ではすべてのマッチメークは発表されていない状態だが、ミギュエル氏は近藤に続く日本人選手のタイトル挑戦については「日本人選手はレベルが高く、タイトルを獲れる選手はたくさんいます。もしかしたら挑戦してもらう可能性もある。しかしその前には契約のことをクリアしなければならない。それがクリアできれば、日本人選手のタイトル挑戦もあるでしょう」とコメント。さらに具体名こそ挙げなかったものの「次は日本人の大物女子選手がタイトルマッチをやるかもしれません」と意味深な言葉を残している。
bodogの正式なタイトル制定により、提携しているパンクラスとの統一タイトルやダブルタイトルマッチなど夢も膨らむがミギュエル氏とパンクラス・尾崎允実社長は以下のようにコメントしている。
「素晴らしいアイディアですね。ただパンクラスと私たちはパートナーであり、公平な立場にある。だからそれぞれの団体に王者がいる方が、この関係が長く続くと思います。ただしその中で選手をシェアすることはありえなくはないですし、話し合いの中で準備したい」(ミギュエル氏)
「僕は何でもありだと思ってます(笑)。2冠王があってもいい。うちとbodogさんであればファンや選手が望む面白い試合ができると思います」(パンクラス・尾崎允実社長)
なお今大会は「より多くの視聴者に見てもらうために」(ミギュエル氏)、PPV放送ではなくアメリカの無料ケーブルテレビで放送。
BEG(ボードッグ・エンターテイメント・グループ)
「bodogFIGHTニュージャージー大会」
2007年7月14日(土)アメリカ・ニュージャージー
<決定対戦カード>
▼bodog初代ミドル級王者決定戦 5分5R
近藤有己(日本/パンクラスism/パンクラス ライトヘビー級王者)
VS
トレバー・プラングリー(南アフリカ/アメリカン・キックボクシング・アカデミー)
▼ヘビー級 5分3R
高橋義生(日本/パンクラス)
VS
ジョシュ“バッファローヘッド”カラン(アメリカ/アメリカン・キックボクシング・アカデミー)
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