8月6日(月)東京都内のホテルにて、8月25日(土)東京・後楽園ホールにて開催される全日本キックボクシング連盟主催『Kick
Return/Kickboxer of the best 60 トーナメント〜開幕戦〜』のトーナメント組み合わせ公開抽選会が行われた。
抽選会には出場メンバーである大月晴明(AJKF)、石川直生(青春塾)、山本真弘(藤原)、前田尚紀(藤原)、梶原龍児(チームドラゴン)、大宮司進(M-1スーパー・フェザー級王者/シルバーウルフ)、村浜武洋(大阪ファイティングファクトリー)、ワンロップ・ウィラサクレック(タイ)、そして全日本キック・金田敏男代表、トーナメントプロデューサーを務める小林聡GMが出席。
抽選会を終えて決定したのは、山本VS大宮司、石川VS村浜、前田VS梶原、大月VSワンロップの4カード。以下は記者と出場選手との質疑応答。
――山本選手と石川選手の対戦を選べたのですが、山本選手を選んだ理由は?
大宮司 「この前アタチャイとやる前からサウスポーと練習をしていて、サウスポーの対策がばっちりでした。山本選手と石川選手で迷ったんですけど、準決勝は3Rなので石川選手とは3Rでやった方が有利かなと思ったので山本選手を選びました」※一回戦は3分5R。
――対戦相手が決まって今の感想は?
山本 「大宮司選手とやりたかったので、1回戦からやれて良かったです」
大宮司 「ワンロップと別なブロックでよかったなと思います」
石川 「まず一回戦は小林GMの推薦選手である村浜選手と闘えます。全日本キックを代表する選手として宿命のような気がしています。準決勝はどちら(山本、大宮司)が上がってきても、自分にとっては苦い過去をもっている相手なので、ばっちりクリアーした上で、向こうから上がってくる選手と決勝でやれるのは一番いい組み合わせのような気がしています」
村浜 「自分に与えられた仕事を100%こなすだけです」
前田 「相手は今まで決まってなかったので、『あーそうか』という感じです。頑張ります」
梶原 「皆さん勘違いしていると思うんですけど1回戦終わって準決勝戦でもう一回抽選やり直すんですよね? あっ、違う? あー全然知らなかった〜。あーそうなんですか!? もっと緊張感が増してきました。頑張るだけですね」
大月 「ワンロップ選手が山本元気とドローだったので、オレが負けちゃうと元気よりも弱いことになるので、あいつの先輩として僅差でも勝ちたいと思います」
ワンロップ 「誰でもいいので頑張ります」
――緊張感が増した理由は?
梶原 「優勝する緊張感といいますか。この枠で残り2人と3Rルールで戦うのはラッキーかなと。自分自身に期待する緊張感が増しました」
――梶原選手の印象は?
前田 「石川選手とドローの試合をしてました。石川選手には自分はヒジでやられてますし、その選手とドローだということは、それぐらいの強さがあるんだろうなと思います」
――先ほどの梶原選手のコメントの中で「(前田の所属する藤原ジムは)全日本の老舗のジムということでレジェンド。僕らのチームドラゴンはニューウェーブ、ニュージェネレーションの選手」とありましたが、どう思う?
前田 「僕の中では毎試合新しい気持ちでして、自分もニューウェーブの気持ちです」
――村浜選手とワンロップ選手は今までの階級とは違う闘いになるが?
村浜 「普段62、3kgで節制すれば落ちる体重なので問題ないです」
ワンロップ 「自分の階級だと相手がいないのでこの階級でやってみたかった」
――一回戦で一番やりたくなかったのは?
山本 「このトーナメントが決まってから、周りがみんな『一回戦は大宮司選手だ』と言っていたので、そうなるとは思わなかったです」
大宮司 「何でオレになるって思ったんですかね? 一番やりたくなかったのは石川くんですね。ヒジとヒザで永遠に5Rくるのはわかっていたので」
石川 「(大宮司のコメントを受けて)僕もそのつもりでした。本音をいうと、(大宮司に)借りを返したかったんですけど、誰でも一回戦は良かったんです。一回戦よりも準決勝でワンロップとやりたくないなと思っていました。決勝戦で大月選手とやりたいなと思います」
村浜 「一回戦でワンロップ選手とはやりたくないなと思っていました。当たることはないので誰でもいいかという感じでした」
前田 「自分も誰でも良かったですし、このメンバーだったら誰とでも楽しみです」
梶原 「僕も誰でも良かったんですけど、あえてやりたくなかったのは大月選手。なぜかというと、この前の全日本キックの後楽園大会にうちの選手が出たんです。控え室では大月選手と一緒で、客席では前に大月選手がいて、興行後に飯食いに行ったら大月選手がいました(苦笑)。ここまで一緒だったらどうなっちゃうの?と心配でした。一回戦じゃなかったので良かったです」
大月 「僕も梶原選手とは一回戦でやりたくなかったです。二番目に嫌だったのはワンロップ選手。梶原選手はちょっと手ごわそうなので、時間が欲しいなと。決勝でやりたいのは石川。一番仲がいいんですけど、お手合わせしたいなと思います」
ワンロップ 「(闘うのは)誰でもいいです」
――反対ブロックで上がってきそうなのは誰? または闘ってみたい選手は?
山本 「前田さんと同じジム同士でいい試合が出来ればいいなと思います」
大宮司 「一度大月選手に負けているので、出来れば決勝でやりたいと思います」
石川 「さっきの大月選手のコメントが自分のモチベーションに変わっています。大月選手、(決勝で)待っているので」
村浜 「大月選手と打ち合いたいです」
前田 「自分も山本と決勝で闘えるように頑張りたいと思います」
梶原 「希望はないですけど、あえてやりたいなと思うのは村浜選手。色々ドラマがあると思うので」※梶原の先生であるチームドラゴンの前田憲作代表は、K-1フェザー級トーナメントで村浜に敗れている。
大月 「石川と決勝でやれるなら……。あいつが勝ち上がる確立は凄く高いので、自分が勝ち上がれるかどうかが心配です」
ワンロップ 「最後は石川とやりたいです」
――大月選手の試合をみたことは? どんな印象がある?
ワンロップ 「見たことある。凄くパンチ力がある]
全日本キックボクシング連盟主催
ALL JAPAN KICKBOXING 2007
「Kick Return/Kickboxer of the best 60 トーナメント〜開幕戦〜」
2007年8月25日(土)東京・後楽園ホール
開場17:00 開始18:00
<全対戦カード>
▼「Kick Return」Kickboxer
of the best 60 トーナメント1回戦 Aブロック
山本真弘(全日本フェザー級王者/藤原)
VS
大宮司進(M-1スーパー・フェザー級王者/シルバーウルフ)
▼「Kick Return」Kickboxer of the best 60 トーナメント1回戦 Aブロック
石川直生(全日本スーパー・フェザー級王者/青春塾)
VS
村浜武洋(1997年K-1JAPANフェザー級王者/大阪ファイティングファクトリー)
▼「Kick Return」Kickboxer of the best 60 トーナメント1回戦 Bブロック
前田尚紀(全日本フェザー級2位/藤原)
VS
梶原龍児(WFCA世界ライト級王者/チームドラゴン)
▼「Kick Return」Kickboxer of the best 60 トーナメント1回戦 Bブロック
大月晴明(WPKC世界ムエタイ・ライト級王者/AJKF)
VS
ワンロップ・ウィラサクレック(M-1バンタム級王者/タイ)
▼メインイベント 全日本バンタム級選手権試合 3分5R
藤原あらし(SVG/王者)
VS
寺戸伸近(BOOCH BEAT/挑戦者/同級1位)
▼セミファイナル 全日本フェザー級ランキング戦 サドンデスマッチ 3分3R延長1R
岩切博史(月心会/同級6位)
VS
上松大輔(チームドラゴン/同級7位)
▼バンタム級 3分3R
菊地 慧(藤原ジム)
VS
那須儀治(WSK/興気塾/2004全日本新空手K-2軽量級王者)
▼フェザー級 3分3R
梅原ユウジ(REX JAPAN)
VS
永野裕典(和術慧舟會DUROジム)
▼54kg契約 3分3R
尾田兼次(S.V.G.)
VS
菅原雅顕(和術慧舟會DUROジム/修斗世界バンタム級7位)
▼ミドル級 3分3R
夏鬼(SOUL GARAGE)
VS
YO次郎(P’s LAB東京)
▼バンタム級 3分3R
塚原 健(青春塾)
VS
輝龍(チームドラゴン)
▼ミドル級 3分3R
三澤勲大(韓道場)
VS
ハイン・ディオ(チャモアペット)※デビュー戦
<チケット料金>
SRS席15,000円/RS席10,000円/S席7,000円/A席5,000円
※全席指定・当日は1,000円増し。
<チケット発売場所>
チケットぴあ
イープラス
後楽園ホール
全日本キック
<お問い合わせ>
全日本キック=03-3365-1171
ATHLETIC
ENTERPRISE&ALL JAPAN KICKBOXING PRESENTS「浪漫」
「Kick Return/Kickboxer of the best 60 トーナメント〜決勝戦〜」
2007年10月25日(木)東京・代々木第二体育館
開場17:00 開始18:00
<主要カード>
▼「Kick Return」Kickboxer
of the best 60 トーナメントの準決勝・決勝戦
▼国内外強豪選手の「スーパーファイト」ワンマッチ3〜4試合
<チケット料金>
SRS席20,000円/RS席12,000円/S席8,000円/A席5,000円
※全席指定・当日は1,000円増し。
<チケット先行発売>
8月25日(土)後楽園ホール大会・グッズ売場にて発売
<チケット一般発売日(予定)>
9月1日(土)〜
<チケット発売場所>
チケットぴあ
イープラス
後楽園ホール
全日本キック
<お問い合わせ>
全日本キック=03-3365-1171
●全日本キックボクシング連盟 2007年度・大会スケジュール
8月5日(日)横浜赤レンガ倉庫(はまっこムエタイ主催大会)
8月25日(土)後楽園ホール
9月29日(土)後楽園ホール
10月25日(木) 代々木第二体育館
11月18日(日)後楽園ホール
12月7日(金)後楽園ホール
※新宿FACE大会、横浜赤レンガ倉庫大会(はまっこムエタイジム)、その他追加大会予定
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