8月25日(月)都内ホテルにて、昨日24日(日)さいたまスーパーアリーナで開催されたワールドビクトリーロード『戦極〜第四陣〜』の一夜明け記者会見が行われた。
会見の冒頭、國保尊弘広報は「大会後、海外の数社からメディアとして戦極を放送したいとのオファーをメールでもらいました」ことを報告。続いて、第1試合からメインイベントまで、各試合の感想と反響を1試合ずつ述べた。
▼第1試合 ヘビー級 ワンマッチ 5分3R
○ヴァレンタイン・オーフレイム(オランダ/ゴールデン・グローリー/2000年リングスKOKトーナメント準優勝)
KO 1R2分42秒 ※ヒザ蹴り
●高橋和生(フリー/元パンクラス初代ヘビー級王者)
「体重差があるにも関わらず高橋選手がアグレッシブに攻めて行ってくれたと思います。残念ながら高橋選手はヒザ蹴りでアゴを骨折してしまい、数ヶ月間欠場することになりました。早く治していつの日にか戦極の舞台にまた上がって欲しい。オーフレイム選手はKO勝ちしているので、近い内にチャンスを与えたいと思います」
▼第2試合 ヘビー級 5分3R
○モイス・リンボン(フランス/ヨーロッパ・トップチーム)
一本 2R0分42秒 ※チョークスリーパー
●ピーター・グラハム(オーストラリア/A・E FACTORY/2003年K-1 WORLD GP in
メルボルン優勝)
「リンボン選手は体重が15kgもの差があるにも関わらず、打撃で倒して極めるというまさにMMAという試合をしてくれました。フランスのヨーロッパ・トップチームから初めての参加でしたが、これから楽しみな選手です」
▼第3試合 ヘビー級 5分3R
○ヤン・ドンイ(韓国/CMA KOREA)
TKO 2R2分15秒 ※試合放棄によるレフェリーストップ
●パウエル・ナツラ(ポーランド/チームナツラ/アトランタ五輪柔道95kg級金メダリスト)
「ヤン選手は最初、名前負けしてナツラという大きな名前に立ち向かっていけなかった感じがしました。ですがヤン選手はこれでかなりの自信を持ったと思うので、最初からアグレッシブに行ける選手になれると思います」
▼第4試合 ライト級グランプリシリーズ2008 一回戦 5分3R
○廣田瑞人(GUTSMAN修斗道場/第2代ケージフォースライト級王者)
KO 2R4分45秒 ※右フック
●ライアン・シュルツ(アメリカ/チーム・クエスト/IFL世界ライト級王者)
※廣田がライト級GP準決勝進出。
「シュルツ選手を破ったことで、廣田選手の名は世界に一気に広がると思います。海外からもメールが来ていて、廣田選手への賛辞が非常に多かった。2回戦以降も気を抜くことなく優勝目指して頑張って欲しい」
▼第5試合 ライト級グランプリシリーズ2008 一回戦 5分3R
○横田一則(GRABAKA/前DEEPライト級王者)
判定3-0
●ボーヤン・コセドナー(スロベニア/WFC/スロベニア・コンバットリーグ王者)
※横田がライト級GP準決勝進出
「ライト級GPの中で唯一、KOではなく判定になってしまいましたが、強くなる条件として怪我をしていても体調が悪くても勝つのが条件だと思います。ここは勝つことが絶対条件でしたので、次は万全で挑んでもらいたいと思います」
▼第6試合 ライト級グランプリシリーズ2008 一回戦 5分3R
○光岡映二(和術慧舟會RJW/第2回PRE PRIDEトーナメント優勝)
一本 1R3分13秒 ※チョークスリーパー
●ホドリゴ・ダム(ブラジル/アライアンスBJJ/ブラジリアン柔術世界選手権レーヴィ級、アブソルート級3位)
※光岡がライト級GP準決勝進出。
「ダム選手はMMAでチャンピオンの称号は持っていませんが、陰の優勝候補と呼ばれた選手。その相手と光岡選手は激闘を繰り広げ、パンチを当てて極めたのは、ヨアキム・ハンセンに勝ったのはまぐれではないことを見せ付ける勝利でした。ぜひファイナルも頑張ってもらいたい」
▼第7試合 ライト級グランプリシリーズ2008 一回戦 5分3R
○北岡 悟(パンクラスism)
一本 1R0分31秒 ※アキレス腱固め
●クレイ・フレンチ(アメリカ/H.I.T.Squad/KOTC世界ライト級王者)
※光岡がライト級GP準決勝進出。
「フレンチ選手は強い選手ですが、あまりにも早く極まってしまって強さが伝わりませんでした(笑)。本当に強い北岡選手がココにいると思うので、ファイナルまでこの調子で頑張ってもらいたいと思います」
▼セミファイナル ミドル級 5分3R
○フランク・トリッグ(アメリカ/Xtrem Couture/R1/Icon Sport世界ミドル級王者)
判定3-0
●瀧本 誠(吉田道場/シドニー五輪柔道81Kg級金メダリスト)
「さすがトリッグ選手という試合を見せてもらった。押される場面もあったが、経験の差で最後は誰が見ても勝ちという試合をしてくれました。我々戦極の舞台には、どうしてもトリッグ選手とやりたいという選手がいるので、出来るだけ早い時期に実現させたいと思います」
▼メインイベント ライト級 5分3R
○五味隆典(久我山ラスカル/元PRIDEライト級王者)
判定3-0
●ハン・スーファン(CMA KOREA/DEEPライト級王者)
「五味選手は相手の土俵に乗って闘い、3R通してKOを常に狙っていました。これが王者の試合かと思いました。ハン選手はカウンターを狙っていましたが、五味選手はカウンターを狙わず幾度も前へ出て、パンチをもらっても前へ出てKOしようという姿勢が出ていました。残り5秒までKOを狙う飛びヒザを出し、ローキックも効いていてKOに匹敵する勝利でした。五味選手には、このままNo.1の位置をいつまでも守り続けてもらいたいと思います」
さらに國保広報は「これからも戦極は無名でも強い選手を招聘したい。北京オリンピックから流れる選手も数多く出てくると思います。しかし、すぐにデビューさせるのではなくしっかりMMAの練習をさせたいので年内は厳しい。来年になると思います」と、24日に閉幕した北京五輪からの転向組みを確保することを表明した。
★8・24戦極試合結果はこちら
ワールドビクトリーロード
「戦極〜第五陣〜」
2008年9月28日(日)東京・国立代々木競技場 第一体育館
開場13:00 開始15:00
<ミドル級グランプリシリーズ2008 エントリー選手>
佐々木有生(日本/GRABAKA)
中村和裕(日本/吉田道場)
エヴァンゲリスタ・サイボーグ(ブラジル/シュート・ボクセ・アカデミー)
シアー・バハドゥルザダ(アフガニスタン/ゴールデン・グローリー)
ジョルジ・サンチアゴ(ブラジル/アメリカン・トップチーム)
<ワンマッチ出場決定選手>
シャンジ・ヒベイロ(ブラジル/グレイシー・ウマイタ/ユニバーシティ・オブ・ジュウジュツ)
ホジャー・グレイシー(ブラジル/ホジャー・グレイシー柔術アカデミー)
ホルへ・マスヴィダル(キューバ・アメリカ/アメリカントップチーム)
<チケット料金>
VIP席(専用入場ゲート・特典付き)100,000円
RRS席30,000円
戦極シート(S席)17,000円
S席17,000円 A席7,000円
※全席指定・消費税込
<チケット販売所>
イープラス=http://eplus.jp/sengoku/
電子チケットぴあ=TEL:0570-02-9999(Pコード:812-235)、http://pia.jp/t/
ローソンチケット=TEL:0570-084-003(Lコード:37018)、http://l-tike.com/
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<お問い合わせ>
ワールドビクトリーロード=TEL:03−3369−2211
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