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日本人全選手のインタビュー、公開練習の動画を一挙に公開
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【全日本キック】9・19藤原あらし、8日前に試合をした相手に「日本人の強さ見せる」 2008/09/13



 9月13日(土)東京・新宿区北新宿にあるAJジムにて全日本バンタム級王者の藤原あらし(S.V.G.)が公開練習を行った。

 あらしは9月19日(金)東京・後楽園ホールで開催される全日本キックボクシング連盟主催『SWORD FIGHT 2008〜日本VSタイ5対5マッチ〜』で、ラジャダムナンスタジアム認定フライ級8位チャートピチット・ソー.ポンチャイ(タイ)と対戦する。

 チャートピチットの数年前の映像を見たというあらしは「タイ人らしい、ずっしりした感じで要所要所でキッチリ攻めてくるタイプ。一番苦手なタイプですね」と、対戦相手を評する。

 公開練習開始前には宮田充興行部長より、チャートピチットが9月11日のラジャダムナンスタジアムに出場し、メインイベントで判定負けしたことが告げられた。

 それを聞いたあらしは「それだけ大事に思われてないってことですね。日本人なら勝てるという意識がまだ残っているんでしょう。タイ人には外国人は強いというイメージがない。そこをひとつ突き崩していけば、日本人は強いんだよ、ということになると思います」と、僅か8日前に試合をした“ナメている”相手に対し、強さを見せ付けたいと語る。

 さらに「目標はラモン・デッカーですよ」と、ムエタイを極限にまで追い詰めた伝説のハードパンチャーとして知られるデッカーの名前を目標に挙げた。

 昨年10月にはVS日本人相手に11連勝を飾っていたワンロップにストップをかけ、12月には一階級上の前田尚紀と名勝負を繰り広げてドロー、今年4月には元ルンピニーフライ級7位・元オームノーイフライ級4位ロームランを2RでKOして勢いに乗っていたあらしだが、6月に乗り込んだM-1のリングでは元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーフライ級10位コムサンに3RTKOで敗れた。

「自分自身に負けた。M-1に全日本キックの看板を背負って出たのに…それを凄く意識して試合をしました。今回は必ず勝ちたいと言いたいところですが、自分の全てをぶつけて頑張りたいです」

 この敗戦から学び、対策もきっちり練っているとも。

「一戦一戦成長しないとダメなので、ランカーは初めてだし、どれくらい自分がいけるか試したい。まだ発展途上中なので、その中でいろいろな自分を見せられればいい」と成長した姿を見せると言い、もっと強くなった藤原あらしを見せますかとの問いに「見せます。負けてからの方が緊張しないんです」とキッパリ答えた。

 8月に行われた記者会見では「現役ランカーと戦うのは初で、自分も恐怖心があります」とコメントしたあらし。現在でもあるのかとの問いには、「小林聡GMの本に何試合やっても最後まで怖かったって書いてあったんですが、69戦で思うなら自分はその半分いってるくらいなので怖くて仕方がない。ただ、それを克服する練習はしてきました。キャリアの中でタイ人との戦績が多くなるにつれて、どういう動きをするのか分かってきたので、自分らしい色を出して頑張って行きたいと思います」と答えた。ちなみに、小林GMの本には本人からサインを入れてもらったという。

 今回は日本VSタイの5対5マッチ。個人の戦績だけでなく、チームとしての戦績も気になるところ。「自分が勝つことがチーム全体の勝利に繋がるので、まずは自分のことを意識してやっています」と言うが、「大将戦は絶対に嫌だった」とのこと。※あらしは中堅戦

「メインは嫌なんですよ、本当に。平谷(法之=引退)君とメインをやって負けたのがあって…本当にお願いします。僕はオープニングファイトくらいでいい。メインはもっと上の階級でやった方がいい。バンタム級とか軽いのがやっちゃだめなんですよ。メインは華のある選手がやればいいんです」と、メインに対しての激しい拒否反応。

 平谷との試合は2003年8月。もう5年以上も経つのに、トラウマになっているようだ。この日、一緒に公開練習を行った副将戦・山本真弘に「よっこいしょ、と繋げたいと思います」と中堅に徹することを宣言(?)。

 今年から本格的なムエタイ侵攻作戦を開始すると発表され、打倒ムエタイ路線が本格化したあらし。その状況に対してどう思っているのか。

「軽量級で世界最強はタイ人。それにどこまで食い込めるか。僕がキックボクシングを始めたきっかけは、学生キックをやった後、アルバイトで入ったジムにタイ人がいて、スパーリングをやって全然歯が立たなかったからです。それがきっかけだった。僕はこの世界に、タイ人とやりたいから入ったんです。最初から日本人の頂点じゃなく。日本人には努力すれば勝てるなと思ったけれど、タイ人には努力しないと勝てないと思いました。

 やっと自分が評価されて、タイ人とやらせてもらえるようになったので嬉しいし、どうかひとつ、このままやらせて欲しいです。タイ人が嫌だなんて言ってたら、飛躍がないですよ」と、打倒ムエタイに向けて熱く意欲を燃やした。


全日本キックボクシング連盟
ALL JAPAN KICKBOXING 2008
「SWORD FIGHT 2008〜日本VSタイ5対5マッチ〜」

2008年9月19日(金)東京・後楽園ホール
開場17:00 開始18:30
オープニングファイト開始17:45

<全対戦カード>

▼メインイベント(第8試合) 日本VSタイ大将戦 59kg契約 3分5R
石川直生(青春塾/全日本スーパーフェザー級王者)
VS
ペッエーク・ソー.スワンパクティー(タイ/元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーバンタム級王者)

▼セミファイナル(第7試合) 日本VSタイ副将戦 58kg契約 3分5R
山本真弘(藤原/全日本フェザー級王者)
VS
コムパヤック・ウィラサクレック(タイ/M-1スーパーバンタム級王者)

▼第6試合 日本VSタイ中堅戦 55kg契約 3分5R
藤原あらし(S.V.G./全日本バンタム級王者)
VS
チャートピチット・ソー.ポンチャイ(タイ/ラジャダムナンスタジアム認定フライ級8位)

▼第5試合 日本VSタイ次鋒戦 68kg契約 3分5R
山本優弥(青春塾/全日本ウェルター級王者)
VS
サムランチャイ・96ピーナン(タイ/ルンピニースタジアム認定スーパーライト級7位
、プロムエタイ協会同級9位 )

▼第4試合 日本VSタイ先鋒戦 63kg契約 3分5R
吉本光志(AJ/IKMF東洋ライト級王者)
VS
カノンスック・ウィラサクレック(タイ/M-1フェザー級王者)

▼第3試合 全日本フェザー級ランキング戦 サドンデスマッチ 3分3R延長1R
正巳(勇心館/同級8位)
VS
ソルデティグレ・ヨースケ(UWFスネークピットジャパン)

▼第2試合 58kg契約 サドンデスマッチ 3分3R
岩切博文(月心会/全日本フェザー級6位)
VS
白鳥 剣(新東金/MA日本キックボクシング連盟)

▼第1試合 フェザー級 3分3R
石井振一郎(チャモアペット)
VS
小山泰明(建部館/2007年度全日本学生キックフェザー級王者)

▼オープニングファイト第3試合 スーパー・フェザー級3分3R
中向居尚輝(S.V.G.)
VS
大前力也(WSK/KSS健生館)

▼オープニングファイト第2試合 フェザー級3分3R
KOTARO(SOUL GARAGE)
VS
伊藤将彦(STRUGGLE)

▼オープニングファイト第1試合 ライト級3分3R
丹藤義則(AJ)
VS
原田直樹(青春塾)

<チケット料金>
SRS席12,000円 RS席8,000円
S席6,000円 A席4,000円
※SRS席は全日本キックのみで販売、当日券は各席500円増し。

<チケット販売所>
チケットぴあ
イープラス
後楽園ホール
全日本キック

<お問い合わせ>
全日本キック=TEL:03−3365−1171

全日本キックボクシング連盟
ALL JAPAN KICKBOXING 2008
「Fighting Base-2」

2008年10月3日(金)東京・新宿FACE
開場17:30 開始18:30
※本戦開始前にオープニングファイト予定

<全対戦カード>

▼メインイベント(第8試合) 全日本vsM-1 JAPAN大将戦 全日本ミドル級挑戦者決定戦 3分5R延長1R
江口真吾(AJ/同級1位)
VS
貴之ウィラサクレック(WSRフェアテックス/同級2位)

▼セミファイナル(第7試合)全日本vsM-1 JAPAN副将戦 59kg契約 3分5R
大高一郎(STRUGGLE/全日本スーパー・フェザー級2位)
VS
長崎秀哉(WSRフェアテックス/M-1スーパー・フェザー級王者)

▼第6試合 全日本vsM-1 JAPAN中堅戦 フェザー級 サドンデスマッチ3分3R延長1R
九島 亮(AJ/同級10位)
VS
銀次(WSRフェアテックス)

▼第5試合 全日本vsM-1 JAPAN次鋒戦 バンタム級 サドンデスマッチ3分3R延長1R
水原浩章 (光)
VS
一戸総太(WSRフェアテックス)

▼第4試合 全日本vsM-1 JAPAN先鋒戦 女子ミニ・フライ級 サドンデスマッチ3分3R延長1R
林田昌子(藤原/J-Girlsミニ・フライ級3位)
VS
ちはる(WSRフェアテックス)

▼第3試合 フェザー級 3分3R
森井洋介(藤原)
VS
上杉隼土(超越塾)

▼第2試合 ライト級 3分3R
渡辺太基(藤原)
VS
倉持 厳(超越塾)

▼第1試合 バンタム級 3分3R
原岡武志(STRUGGLE)
VS
小野寺紘也(DRAGON GYM)

▼オープニングファイト バンタム級 3分3R
榊 克樹(韓道場)
VS
若山立嗣(DRAGON GYM)

<チケット料金>
RS席8,000円 S席6,000円 A席4,000円
スタンディング3,000円
※当日券は各500円増し。入場の際にドリンク代別途500円が必要。

<チケット販売所>
チケットぴあ
全日本キック

<お問い合わせ>
全日本キック=TEL:03-3365-1171

●2008年度スケジュール
9月19日(金)後楽園ホール
10月17日(金)後楽園ホール
11月8日(土)後楽園ホール
12月5日(金)後楽園ホール ※藤原まつり2008

※ほか特別大会、新宿FACE大会が追加予定

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日本人全選手のインタビュー、公開練習の動画を一挙に公開
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