5月9日(日)東京・後楽園ホールで開催されるニュージャパンキックボクシング連盟(NJKF)『熱風 零四』の公開計量が、大会前日となる8日(土)午後6時より後楽園ホール展示場で行われた。※計量結果は下記
昨年11月に対戦した同級2位・高橋誠治(町田金子)と同級3位・大和侑也(大和)が、ウェルター級王座決定戦(トーナメント決勝戦)で早くも再戦。高橋は66.2kg、大和は65.95kgで計量をパスしている。
「コンディションはいいです。食べながら減量したし、気候もあったかくて。いつもそんなに減量しないんですが順調でしたね」と高橋。「タイトルマッチですがいつも通りにやるだけです。いつも通りに蹴って蹴って蹴っていきたい。前回、蹴ったら意外と当たらなかったので、今回はどれか当たればと思います」と、テコンドー仕込みの蹴りで勝負だ。
「ベルトは欲しい」と言うが、「タイトルマッチというよりは今回も勝ちたいという気持ちの方が強いですね。普段通りのひとつの試合として捉えています。周りの人たちに期待されている感は感じていますが、やることは変わらないですね。タイトルマッチだから頑張るというのはなくて、普段から頑張っていますから」と特別な意識はないという。
しかし、周りからの期待は大きいらしく「凄く期待されていると思います。いつもはあまりミットを持ってくれない会長がミットを持ってくれたりしましたから(笑)」とのことで、その期待には応えたいとも。前回は2R、ヒジによるカットでTKO勝ちとなったが、「今回もヒジ? 炸裂するといいけれど、ヒジにこだわらずどれか当たればいいと思っています。早く終わればいいですけれど、5Rやるつもりでしっかり練習してきました。でも、早く終わりたいと思います」と、前回に続いての短期決着を狙う。
一方、『K-1 WORLD MAX』で山本真弘を破った大和哲也と同様に“大和”の名をリングネームに冠している大和侑也は「コンディションはいいと思います。いつもちょっとしか減量しないのでいつもと変わらないですね」と、落ち着き払った様子で答える。
「対策は前回ヒジで切られているので、ヒジ対策だけ。蹴りは前回やって分かっているので対策はやっていません。普通にやれば勝てると思う。同じ相手に2回負けるのはありえない。前回TKOで負けているので、次は絶対にKOで勝ちたい。どの技かは分かりませんが、いいのが入れば倒れてくれると思う。それくらい今の僕は強いので、楽しみにしていてください。僕が勝手に思っているだけですが、今の僕は強い。自分の中では史上最強に強い」と、凄まじいまでの自信。
「ベルトが懸かっているのでベルトが欲しいし、負けた相手に負けたままではイヤ。リベンジしたい」と気の強さを見せる大和。「勝てばベルトがもらえるので次は勝つ。でも、ベルトよりもリベンジしたい気持ちの方が強いですね」。
さらには、その後のことまで見据えているようだ。「ベルトを獲っただけではまだ全然でしょう。まずはベルトを絶対に獲って、その次にそれなりに強い人とやっていく機会が増えると思うので、その先でやっと注目されていくと思う。だから、絶対に勝って強い人とやります。その人たちを倒して注目されたい」。
先輩の大和哲也が勝ったことも大きな刺激となっている。「哲也さんがK-1で活躍しているので、うらやましい気持ちはあります。自分もあれに続いていかないといけない。63kgで哲也さん、自分は70kgで頑張っていければと思います。K-1に出たい気持ちはもちろんあります。出れたらいいし、出られると思っているので、その辺はこれからを見ていて欲しいですね」。
そのためにも「まずはベルトを獲らないといけないと思う。どの団体でもチャンピオンは強いと思われますからね」と、王座獲得を誓った。
ニュージャパンキックボクシング連盟
「熱風 零四」
2010年5月9日(日)東京・後楽園ホール
開場16:45 開始17:00
<決定対戦カード>
▼第10試合 60kg契約 3分5R
羅紗陀(=らしゃた/キング/WBCムエタイルール日本&NJKFスーパーフェザー級王者)=59.8kg
VS
山本元気(DTS/元・全日本フェザー級王者)=59.6kg
▼第9試合 NJKFスーパーウェルター級王座決定戦 3分5R
健太(E.S.G/同級1位)=69.5kg
VS
太陽照明(インスパイヤード・モーション/同級2位)=70.0kg→69.85kg
▼第8試合 NJKFウェルター級王座決定戦 3分5R
高橋誠治(町田金子/同級2位)=66.2kg
VS
大和侑也(大和/同級3位)=65.95kg
▼第7試合 57.5kg契約 3分5R
国崇(拳之会/WBCムエタイ・インターナショナルスーパーバンタム級王者&WBCムエタイルール日本スーパーバンタム級王者)=57.1kg
VS
佐藤政人(フォルティス渋谷/J-NETWORKフェザー級王者)=57.0kg
▼第6試合 NJKFフェザー級王座決定トーナメント準決勝 3分5R
心センチャイジム(センチャイムエタイ/WBCムエタイルール日本フェザー級王者)=56.6kg
VS
米田貴志(OGUNI・WMCインターコンチネンタル・スーパーバンタム級王者)=57.15kg
▼第5試合 NJKFフェザー級王座決定トーナメント準決勝 3分5R
中嶋平八(誠至会/NJKF同級1位)=57.0kg
VS
蓮見龍馬(y-park/同級3位)=57.0kg
▼第4試合 NJKFライト級王座決定トーナメント準決勝 3分5R
海戸 淳(y-park/同級2位)=61.1kg
VS
一輝(OGUNI/同級3位)=61.23kg
▼第3試合 55kg契約 アグレッシブマッチ 3分3R延長1R
裕センチャイジム(キング/NJKFスーパーバンタム級5位)=54.7kg
VS
松本圭一太(DTS/MA日本バンタム級4位)=54.55kg
▼第2試合 63.5kg契約 アグレッシブマッチ 3分3R延長1R
宮島教晋(誠至会/NJKFスーパーライト級6位)=63.25kg
VS
畠山隼人(E.S.G/NJKFライト級9位)=63.2kg
▼第1試合 NJKF BONITA BOXEO バンタム級 2分3R
大浜芳美(インスパイヤード・モーション)=53.4kg
VS
大石ゆきの(OISHI)=53.5kg
<チケット料金>
特別RS席 12,000円/RS席 10,000円/指定S席 7,000円
指定A席 5,000円/指定B席 4,000円
※当日券は1000円増し
<チケット発売場所>
チケットぴあ 03-5237-9999、0570-02-9977(全国共通)
後楽園ホール 03-5800-9999
NJKF事務局 03-6912-7247
出場選手所属ジム
<お問い合わせ>
NJKF事務局 03-6912-7247
●NJKF2010年度スケジュール
(B)はブリザードジム、(S)はセンチャイムエタイジム主催
5月9日(日)東京・後楽園ホール
6月13日(日)東京・ゴールドジムサウス東京アネックス(B)
7月11日(日)東京・ディファ有明(S)
8月1日(日)東京・後楽園ホール
9月5日(日)東京・新宿FACE(S)
11月7日(日)東京・後楽園ホール
12月5日(日) 東京・新宿FACE(S)
12月19日(日)東京・ゴールドジムサウス東京アネックス
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