↑(左から)長谷川、杉内、ISE、堀、松本、昇侍、大塚、誠吾、渡辺、NOBUO、加藤
11月5日(金)東京・大久保のDEEPオフィシャルジムIMPACTにて記者会見が行われ、12月11日(土)東京・ディファ有明で開催されるDEEP事務局『DEEP 51 IMPACT』の主要対戦カードが発表された。
会見に出席した佐伯繁DEEP代表は、10月24日(日)東京・JCBホールで超満員2,504人の観衆を集めて開催した記念大会『DEEP 50 IMPACT〜10年目の奇跡』を振り返り、「自分の中では100点満点の興行でした。途中何回も後悔したけれど、改めて10年間やったな、という気持ちになりました」と満足げな表情。
そして今年最後の大会となる『DEEP 51 IMPACT』について、昼の部で行われる『DEEPフューチャーキングトーナメント』も含め「1日に全部で50試合ぐらい組んで、ディファ有明の試合数記録を作ってやろうかと思っています」と壮大なプランを口にした。夜の部の本戦は15〜16試合を予定しているという。
会見には11人もの選手が出席したが、その中で舌戦を展開したのは松本晃市郎(今田道場)と昇侍(KIBAマーシャルアーツクラブ)だった。
昇侍が「ようやく復活できたのに連戦で、波に乗りたかったけれど、いきなりチャンピオンと対戦することになりました。きついけどチャンスでもある。調子はパンクラスでチャンピオンになった時くらいにいいし、練習も出来ているので、自分の成長した実力を測れる凄くいい相手だと思います」と挨拶したあと、松本は「昇侍選手が大塚と闘う時に会見で“どうして僕がDEEPに上がらないといけないんだ”と言ったようですが、絶対に許せません! 今でも根に持っています。このリングがDEEPだということを分からせてやる」と怒りを露わにした。
「そんなことを言った記憶があります。こんなところで言われるとは……気をつけます」と苦笑いした昇侍だが、「そういうのをモチベーションにして闘ってくれるので、そこは言った者として絶対に負けないようにしっかりやります」と対抗意識を燃やす。
昇侍は松本の印象を「どちらかと言えばストライカー寄りだけれど、オールラウンダーな闘い方で安定感がある。打撃は爆発力がないけれど当て勘はあるのでそこは気をつけます。ポイントはテイクダウンになるでしょうね。僕は爆発力があると思っているので、そこで有利に持っていきたい」と語る。
それに対して松本は「爆発力なんかないですよ。かすりもしない。自分のディフェンス能力はこれまで十分に見せたので、今回は倒しに行きたい。あと、(昇侍は)致命的にあまりにもレスリングのスキルが弱いので、倒しに行きます」とやはり挑発的コメント。
「本当に根に持っている。いつかマジでやってやろうと思っていた」と怒りが収まらない松本。今回はチャンピオンとしての第1戦となるが、「正直、相手を選びたかった。ラクな相手とやりたかったというのはあります。でも、プロとしてやります。燃え尽き症候群でいまだにチャンピオンになった余韻に浸っていますが、気持ちを切り替えてやります」と昇侍を睨みつけた。
参戦が決まった各選手のコメントは次の通り。
大塚隆史
「3連敗中ですけれど、一歩間違えれば3連勝だったので自分は次の試合で勝って4連勝にしたいと思います。堀選手はストライカーだと思うけれど、しっかり倒すパンチを打ち込む。前回(中村)アイアンとやったようなつまらない展開にはならない。僕は抑え込んだりしないので、勝負するところは勝負します。気持ちのいい試合をやります」
堀 友彦
「大塚選手とやれるのは嬉しい。彼は3連敗しているので4連敗してからまた勝ってください。大塚選手はレスリングが強くて打撃も綺麗に打つ。つなぎもあって際の部分で上手さを感じます」
杉内 勇
「打撃でも寝技でも全局面で勝負してKOか一本を狙って全力で行きます。加藤選手は凄くタフな選手で喰らっても倒れない。真っ向から勝負したいと思います」
加藤友弥
「チ●コ蹴らないように頑張ります(※加藤は4月、7月と相手の金的を蹴ってしまい2試合連続で反則負け)。杉内選手との試合は凄い楽しそうなので、チ●コを蹴らないように思いっきり楽しみたい。俺は格闘技がよく分からなくて、10代の頃からチ●コを蹴ったり組んだら目潰しをやったりしてきたので、それが習性になってしまっている。練習でそれをやらないように悪い癖を直していきます」
渡辺良知
「去年の12月にもチャンスをもらったんですが活かせなかったので、今回はチャンスを活かしてまた長谷川選手を入院させます(※長谷川は今年2月の奥野"轟天"泰舗戦で目を負傷して入院していた)。長谷川選手の印象はいいやられっぷりだな、と(笑)。ずっとやってきた選手なのでどんな局面でも強いと思う。気を引き締めて殴り込んで勝ちたいです」
長谷川秀彦
「久しぶりの仕事なので綺麗な仕事がしたい。あと1カ月ちょっと調整して頑張ります。渡辺選手の試合は見たことがないんですが、周りがみんな強いと言っているので強いんじゃないの。(佐伯代表に「今回負けたら今後は無差別級でやらせる」と言われて)無差別に転向させられないように頑張ります」
誠吾
「なかなか公の場で公務員(※関根は現役の警察官)をぶっ倒せることはないので、人生において最初で最後になるかもしれない。期待通りのものを出せればと思っています。(警察のお世話になったことはあるかとの質問に)前科はありません。相手の写真を見て身体にビックリしたんですが、ぶっ飛ばしますよ。」
ISE ※対戦相手は調整がつかず、この日は発表されなかったが「ビッグネームで強い相手」(佐伯代表)とのこと。
「1年前にディファでやらせてもらってから約1年ぶりの試合で、モチベーションを上げてくれる相手を選んでもらえて嬉しい。高いハードルなので楽しみなのと、それを乗り越えようと思っています。(1年のブランクの理由は)諸事情と気分です。コンディションには何の問題もないです」
DEEP事務局
「DEEP 51IMPACT」
2010年12月11日(土)東京・ディファ有明
開場16:30 開始17:00
※フューチャーキングトーナメントは開場12:00 開始12:30
<決定対戦カード>
松本晃市郎(今田道場/DEEPフェザー級王者)
VS
昇侍(KIBAマーシャルアーツクラブ/元パンクラス・ライト級王者)
大塚隆史(AACC/元DEEPフェザー級王者)
VS
堀 友彦(フリー)
誠吾(フリー)
VS
関根“シュレック”秀樹(ブルテリアボンサイ/2009年ヒクソン・グレイシー杯柔術国際大会階級別・無差別級優勝)
長谷川秀彦(SKアブソリュート/元DEEPウェルター級王者)
VS
渡辺良知(AACC)
金原弘光(UKR)
VS
飛鷺輝(X-FORCE)
岸本泰昭(総合格闘技道場コブラ会)
VS
梅田恒介(R-BLOOD)
杉内 勇(Team-ROKEN)
VS
加藤友弥(BONDS)
悠太(ALLIANCE)
VS
九十九優作(和術慧舟會TIGER PLACE)
鍵山雄介(総合格闘技道場コブラ会)
VS
津田勝憲(総合格闘技津田沼道場)
伊藤有起(ALLIANCE)
VS
川崎泰裕(R-BLOOD)
宮川博孝(ALLIANCE)
VS
小林聖人(総合格闘技津田沼道場)
近藤定男(BLUE DOG)
VS
大原樹里(KIBAマーシャルアーツ)
<出場予定選手>
ISE(PUREBRED大宮)
和田竜光(吉田道場)
NOBUO(フリー)
<チケット料金>
VIP席15,000円 ステージ席10,000円 SRS席10,000円
指定A席8,000円 指定B席6,000円
※当日券は500円増し
※DEEP51のチケットでフューチャーキングトーナメントも入場可。ただし、自由席となる。
<チケット販売所>
DEEP事務局 052-339-0303
DEEP公式ホームページ http://www.deep2001.com
イープラス http://eplus.jp/battle/
チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード594-750)
ローソンチケット (Lコード33692)
ディファ有明 03-5500-3731
●DEEP フューチャーキングトーナメント出場選手募集要項
<ルール>
・総合ルールで最大16名による1DAYトーナメント
・決勝は5分2Rでそれ以外は5分1R
※パウンド有りのDEEPフューチャーキングトーナメントルール
<階級>
・バンタム級(62kg以下)、フェザー級(65.8kg以下)、ライト級(70.3kg以下)、ウェルター級(77.1kg以下)、ミドル級(83.9kg以下)の5階級
<出場資格・募集内容>
・健康で感染症のない16歳以上の男子で適切な医療従事者により、B型・C型肝炎の検査を受けその証明書を提出すること。 (証明書は、試合日から1年以内のものであれば可)
・本大会から45日以内に、あらゆる試合においてKO、もしくはTKOをされていないこと。
<申し込み方法>
申込書(DEEP公式HP「http://www.deep2001.com」で入手)に必要事項を記入の上、DEEP事務局に送付。郵送・FAX、どちらでも可。
<締め切り>
11月末日
<注意>
各階級、応募者が16名を越えた場合は、書類選考となる。出場決定者には案内を送り、折り返し血液検査の証明書を送ること。
<お問い合わせ>
DEEP事務局=TEL:052−339-0303
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