12月12日(日)東京・渋谷にあるSPACE SHOWER TV THE DINERにて、前日11日(土)東京・有明コロシアムで開催されたFEG『K-1 WORLD GP 2010 FINAL』の一夜明け会見が行われた。会見には、K-1GP初制覇に成功したアリスター・オーフレイム(オランダ)と、谷川貞治K-1イベントプロデューサー(以下EP)が出席。
準々決勝でタイロン・スポーン、準決勝でグーカン・サキ、決勝でピーター・アーツを破り、トーナメント優勝を果たしたアリスターは、ベルトを肩から斜めにかけて(※たすきがけ)登場すると、「ベルトを手にしてこの場にいられることを嬉しく思う。ケガがない状態であることも嬉しく、みんなが満足する試合が出来た。アーツ、シュルトもプライドをかけた試合をしてくれていいイベントになった」と挨拶し、全くの無傷で優勝したことに満足した様子。
昨日の試合後には、「Dynamite!!でもし試合をするならばDREAMのタイトルマッチをやって、チャンピオンになりたい」とDREAMヘビー級王者へも興味を示したコメントを出しているが、「K-1のタイトルを獲ったばかりなので、もうちょっと楽しむ時間をくれないか(笑)。相手が誰になるかは考えられないが、自分は前向きに考えているのでぜひ組んでいただきたい」と改めてDREAMのタイトル挑戦に意欲を見せる。
記者から「セーム・シュルトやエメリヤーエンコ・ヒョードルが相手ではどうか?」と聞かれると、「しっかり相手のことを研究して準備しないと難しいと思う。前向きに考えたいが、しっかり準備して臨みたいね」という。
昨日のトーナメントでは、優勝候補のセーム・シュルトが準決勝でアーツに敗れる波乱もあった。シュルトは現K-1スーパーヘビー級王者だけに、アリスターとの対決も望まれるところ。「当然、そのベルトは獲りたいね。昨日は決勝戦で当たって勝てば、ベルトも獲ったと思ってもいいぐらいだろう。シュルトはトーナメントの途中で消えた。シュルトとは同じゴールデン・グローリージムだが、実際は同じトレーニングはしていない。シュルトは素晴らしいファイターだが、試合になればノーリスペクトで倒すのが私のやり方。今度はみんなの前で倒してしっかりベルトを獲りたい。それがファンの望みだと思う」とK-1のタイトルも狙うとした。
谷川EPは「2月頭にマカオ、台湾、韓国で大きな大会をやる予定です。3月終わりか4月頃に大会を行う予定なので、アリスターとシュルトのタイトルマッチをぜひやりたいですね」とコメントした。
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