▲K-1参戦を前に驚きの発言を連発した森田
多くのファイターが憧れるK-1のリングに初出場ながら、年内引退を決めているという異例すぎるファイター森田崇文(レーング東中野)。13日(火)都内で行われた公開練習で驚きの発言を連発し、記者たちをあぜんとさせた。
森田は高校時代にグレコローマンレスリングで全国大会5位となり、プロキックボクサーになってからは11戦無敗のまま7月23日に第3代RISEミドル級(−70kg)チャンピオンの座に就いた。その実績が認められ、9月25日(日)大阪府立体育会館第一競技場で開催される『K-1 WORLD MAX 2011〜−70kg Japan Tournament FINAL〜』の日本代表決定トーナメントに出場が決定。
シャドーボクシング、3分2Rのスパーリングを淡々と行った森田。自ら攻めるよりも、相手のパンチやキックをスウェーバック(上体を仰け反らせて相手に攻撃をかわすディフェンス技術)で鮮やかにかわす場面が目立った。
「僕が格闘技を始めた時にはK-1に出たいと考えていましたが、いざ出られるとなると特に変わった感じはなく、いつも通りの平常心です」と、初の大舞台出場にも緊張はまったくないという。
1回戦では昨年の日本トーナメント準優勝で、世界トーナメントにも推薦出場した中島弘貴(バンゲリングベイ・スピリット)という優勝候補との対戦。
印象を聞かれると「中島さんはハートもパンチも強く、僕がつけいる隙がどこにあるのか皆目見当がつかないので全力で臨むだけです。自信のある技はないですね。自分の強みは身体のデカさ。身長だけは中島さんに勝っている」と、なんとも弱気な発言。
RISEでチャンピオンになった直後に「これで引退して漫画家になる」と発言して周囲を驚かせた森田だが、「RISEの代表である立場、責任感のある立場を感じないまま引退するのは甲斐性がないと思い、それなら責任を果たした上でやめようとK-1出場を決めました」と説明。ならば、今回で引退するのかとの質問には「はい」と即答した。
「今回、優勝できずに負けてまたK-1に出ようとは思いません。そんな薄めたような生き方はしたくない。最初で最後のチャンスだと思っています。優勝して世界トーナメントに出させていただけるなら出ますが、優勝は出来ないと思うので、自分としてはRISEで引退試合をやらせていただきたいと思っています」
漫画家としての腕前はと言うと、2年前にギャグ漫画で『週刊少年マガジン』の賞を取り、現在は某有名漫画家のアシスタントとして働いているという。森田の人生計画は、「今年で格闘技をやめて、3年後にどこかの雑誌で漫画家デビューし、5年後に連載を開始します。そして10年後に18歳の時にレスリングを始めた時に決めた通り、格闘技をやってきた人間がちゃんと考察した格闘技漫画を描きたいと思います」とのことだ。
「漫画は基本であるデッサンがしっかり出来ればいろんな絵が描けるようになる。格闘技も同じで基本のスピード、パワー、スタミナがしっかりあればどんな技も出来るんです」と、格闘技と漫画の共通点を力説する森田。
何が何でも優勝したいという言葉は出てこなかったが、「アルバート・クラウスさんとはやってみたい。何年かあと、僕が漫画家になった時に、僕のような経験をしたヤツは僕以外に誰がいるのかという経験をしたいんです。あのアルバート・クラウスと戦ったことがある漫画家と言われたい」と、クラウスとの対戦を望んだ。
弱気な“戦う漫画家志望”は、K-1のリングでどのようなストーリーを見せてくれるのか。
FEG
「K-1 WORLD MAX 2011〜−70kg Japan Tournament FINAL〜」
2011年9月25日(日)大阪府立体育会館第一競技場
開場16:00 開始17:00
<全対戦カード>
▼第11試合 −70kg Japan Tournament FINAL 決勝戦 3分3R延長2R
準決勝の勝者
vs
準決勝の勝者
▼第10試合 スーパーファイト 3分3R延長1R 63kg契約
久保優太(D.C.LAB/K-1 WORLD MAX 2011 -63kg Japan Tournament優勝)
vs
アンドレ・ブルール(ドイツ/IKBOヨーロッパ王者&WKNドイツ王者&WKAドイツ王者&WPKC世界王者)
▼第9試合 スーパーファイト 3分3R延長1R 63kg契約
才賀紀左衛門(MAD MAX)
vs
ヴァルドリン・ヴァトニカイ(アルバニア/チーム・スーパープロ/WFCAヨーロッパ王者2009、コンバットリーグ世界王者2010)
▼第8試合 −70kg Japan Tournament 準決勝 3分3R延長1R
アルバート・クラウスvs名城裕司の勝者
vs
中島弘貴vs森田崇文の勝者
▼第7試合 −70kg Japan Tournament 準決勝 3分3R延長1R
山本優弥vs松倉信太郎の勝者
vs
城戸康裕vs健太の勝者
▼第6試合 スーパーファイト 3分3R延長1R 78kg契約
長島☆自演乙☆雄一郎(魁塾/K-1 WORLD MAX 2010 -70kg Japan Tournament王者)
vs
拳月(強者)
▼第5試合 −70kg Japan Tournament 1回戦 3分3R延長1R
城戸康裕(谷山/K-1 WORLD MAX 2008 -70kg Japan Tournament王者)
vs
健太(E.S.G./NJKFスーパーウェルター級王者、初代Krush−70kg王者)
▼第4試合 −70kg Japan Tournament 1回戦 3分3R延長1R
山本優弥(Booch Beat/K-1 WORLD MAX 2009 -70kg Japan Tournament第3位)
vs
松倉信太郎(バンゲリングベイ・スピリット/K-1甲子園2009 70kg級日本一決定トーナメント優勝)
▼第3試合 −70kg Japan Tournament 1回戦 3分3R延長1R
中島弘貴(バンゲリングベイ・スピリット/2010 -70kg Japan Tournament準優勝)
vs
森田崇文(レーング東中野/第3代RISEミドル級王者)
▼第2試合 −70kg Japan Tournament 1回戦 3分3R延長1R
アルバート・クラウス(オランダ/チーム スーパー・プロ/K-1 WORLD MAX 2002王者)
vs
名城裕司(国士会館/WMFJ日本アマチュアムエタイ王者)
▼第1試合 −70kg Japan Tournament リザーブファイト 3分3R延長1R
横山 剛(CRAZY WOLF/CMA KPWキックライト級王者)
vs
YOSHI(MAD MAX)
▼オープニングファイト第3試合 K-1ルール 3分3R 63kg契約
巨輝(TARGET/元NKBフェザー&ライト級王者)
vs
北山高与志(BLA-FREY/元J-NETWORK日本ウェルター級&前WMAF世界同級王者)
▼オープニングファイト第2試合 K-1ルール 3分3R 63kg契約
憂也(魁塾)
vs
木村旭洋(伊原道場)
▼オープニングファイト第1試合 K-1ルール 3分3R 63kg契約
泰斗(GET OVER)
vs
階勇弥(NJKF・健心塾)
<チケット料金>
SRS席20,000円 S席15,000円 A席6,000円
※1歳以上有料
<チケット販売所>
●デジタル先行発売
K-1オフィシャルサイト=http://www.k-1.co.jp
i-mode K-1オフィシャルサイト
Yahoo!ケータイ K-1オフィシャルサイト
EZ web K-1オフィシャルサイト
●一般発売
チケットぴあ=http://t.pia.jp/t/ TEL:0570−02−9999(Pコード:594−720)
ローソンチケット=http://l-tike.com/ TEL:0570−084−005(Lコード:54493)
イープラス=http://eplus.jp/
<チケットに関するお問い合わせ>
ヒューストンコーポレーション=TEL:03−6826−8111(11:00〜18:00/土日祝を除く)
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