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【SRC戦極】サンチアゴが王座防衛!郷野は危なげなく判定勝利

2010/03/07



ワールドビクトリーロード
「SRC12」

2010年3月7日(日)東京・両国国技館
開場14:00 開始16:00


▼メインイベント(第8試合) SRCミドル級チャンピオンシップ 5分5R
○ジョルジ・サンチアゴ(ブラジル/アメリカン・トップチーム/王者)
判定3−0 ※48−47、48−47、49−47
●マメッド・ハリドヴ(ポーランド/TEAM KSW/MMA Arrachion)
※サンチアゴが初防衛に成功

 戦極がSRCとしてスタートを切った最初の大会でメインイベントに組まれたのはサンチアゴとハリドヴのチャンピオンシップ。昨年11月に両者はワンマッチで対戦しているが、この時はハリドヴがサンチアゴをKOし、番狂わせを起こしている。サンチアゴにとっては初防衛戦でありながら、リベンジマッチとなった。

 1R、ジャブから左ミドル、右ハイキックを蹴るハリドヴ。距離が開いても飛びヒザ蹴り、バックキックを派手な蹴り技を見せる。

 これをしっかりと捌いたサンチアゴはハリドヴにロープを背負わせて逆に飛びヒザ蹴り! ハリドヴがそれをキャッチするとフロントチョーク! ハリドヴは体を起こしてそれをディフェンスする。

 試合がスタンドに戻るとバックキックを何度も見せるハリドヴ。サンチアゴも右ハイキックを返す。じりじりと圧力をかけるサンチアゴに左ミドルを蹴るハリドヴ。サンチアゴは右ストレートから左ミドル、そのままハリドヴに組み付いてテイクダウンを狙う。

 ハリドヴも体勢を入れ替えてサンチアゴの足を取ってテイクダウンを狙うが、テイクダウンに成功したのはサンチアゴ。ハーフガードでじっくりとハリドヴを押さえ込み、パスガードを狙って行く。ここでアームロックを狙ったサンチアゴだが、残り時間がなく、ラウンド終了となる。

 2R、上体を振って前に出て行くサンチアゴ。ハリドヴはそこに左フック、右フックを狙う。ガードを下げてサンチアゴにパンチを打たせようとするハリドヴ。

 しかしサンチアゴはそれに惑わされることなく右フックを打って、ハリドヴに組み付いていく。ここではハリドヴがグラウンドで上を取り、イノキ・アリ状態からパンチを落とす。

 ガードポジションになったサンチアゴは下から三角絞めや腕十字。ハリドヴの右腕を取ってアームロックを狙うが、ハリドヴも体を正対させて、それをディフェンスする。しかしサンチアゴがハリドヴの右腕を抱えてオモプラッタ! 一気にハリドヴの手首と肘を絞り上げるサンチアゴだったが、ハリドヴは前転するようにしてそれをディフェンス。

 試合がスタンドに戻って2Rが終わる。

 3R、ここもサンチアゴがハリドヴをコーナーに詰めて右フック。そのまま組み付くがハリドヴが首投げ気味にサンチアゴをテイクダウン。サンチアゴは頭を抜いてバックを取ろうとするが、ハリドヴはすぐに体を反転させてインサイドガードで上になる。

 ここでハリドヴは立ち上がって踏みつけ! サンチアゴはハリドヴの体を抱きかかえてクローズガードに捕まえる。サンチアゴはハリドヴの右腕を取ってアームロックを狙うが、ハリドヴは立ち上がる。

 ここでハリドヴが意表を突いた足関節! しかしサンチアゴはハリドヴの体を蹴ってそれを許さない。残り1分、ハリドヴはイノキ・アリ状態からサンチアゴの足を振ってパウンドを連打! サンチアゴはパンチをブロックして足を効かせ、ハリドヴに有効打を許さない。

 4R、サンチアゴがジャブから右ストレート、右アッパー! そのままタックルに入り、ハリドヴをテイクダウンする。ハーフガードになったサンチアゴはハリドヴの左腕を取ってストレートアームバー。

 ハリドヴは左腕を抜くと、上体を起こしてグラウンドで上のポジションを入れ替える。サンチアゴはイノキ・アリ状態から立ち上がる。試合がスタンドに戻るとサンチアゴがハリドヴの右フックを空振りさせて右フック! 

 首相撲からヒザ蹴りを突き上げる! このままハリドヴの後ろに回り込むサンチアゴだったが、ハリドヴがサンチアゴをテイクダウンする。ここでもガードポジションになったサンチアゴはハリドヴの右腕にアームロック。

 ハリドヴはそれを抜くと上体を起こしてパウンドを連打! サンチアゴも必死にそれをディフェンスし、ハリドヴの足を潜ってスイープしようとするが、ハリドヴはパンチを落としながらグラウンドで上のポジションをキープする。

 5R、サンチアゴがハリドヴをコーナーに詰めて右ストレート、右アッパー! ハリドヴがテイクダウンを狙うが、サンチアゴはそれを許さない。逆にサンチアゴはジャブを突いて右アッパー、首相撲からのヒザ蹴り! ハリドヴが自ら引き込むようにガードポジションを取る。

 ハーフガードで上になったサンチアゴだが、ハリドヴがブリッジでポジションを入れ替えることに成功。サンチアゴはガードポジションから足を効かせてオモプラッタ、ハリドヴの体を蹴って立ち上がる。ここからサンチアゴは首相撲からヒザ蹴り。ハリドヴも右フックを返して、同じようにヒザ蹴りを返す。

 ここでハリドブが額をカットし、ドクターチェック。再開後、ハリドヴが右フックを打つと、それに合わせて組み付くサンチアゴ。どちらもテイクダウンを奪えずにブレイクとなる。

 試合がスタンドに戻るとすぐに組み付くサンチアゴだが、展開がなくここもブレイク。残り30秒で試合はスタンドになるが、どちらも手数が少ない。サンチアゴが右ストレート、ハリドヴがバックキック。サンチアゴが右ハイキックを蹴ったところで試合終了。

 判定は3−0でサンチアゴ。5R=25分間に及ぶ長丁場の試合を制し、ハリドヴへのリベンジを果たすと共に初防衛に成功した。




▼セミファイナル(第7試合) SRCウェルター級ワンマッチ 5分3R
○郷野聡寛(GRABAKA)
判定3−0 ※30−27、30−27、30−29
●ディエゴ・ゴンザレス(スウェーデン/Hilti NHB)

 昨年の大みそかDynamite!!で桜井“マッハ”速人に一本勝ちを収めた郷野がSRC(戦極)に凱旋。対戦相手のゴンザレスは現在8連勝中というスウェーデンの未知の強豪で、UFCで郷野と対戦しているダン・ハーディに一度は一本勝ちを収めているという選手だ。(※試合後にハーディから抗議があり、ノーコンテスト裁定になる)

 1R、じりじりと間合いを詰めていくゴンザレスがインロー。郷野もすぐにインローを蹴り返す。ゴンザレスが前に出てくると郷野はジャブと前蹴り。ゴンザレスのジャブを受けて左フックを返す。

 ゴンザレスは郷野をコーナーに詰めて右ストレートから左フック! 郷野は足を使ってコーナーから出て右ロー、細かいフェイントからジャブ、右ローまでつなげる。

 強引に距離を詰めていくゴンザレスを前蹴りでストップする郷野。じっくりと距離を取り、左フックから右ストレート。ゴンザレスも郷野がロープを背負うと思い切って左フックを打つ。右ボディから左フック、ワンツーとパンチで前進するゴンザレス。郷野はそれをブロック、上体を振って空振りさせる。

 距離が開くとインローや右ローを蹴る郷野。右ストレートで飛び込んでそれをヒットさせると、ゴンザレスが打ち返す右のパンチはしっかりと空振りさせる。郷野は左ミドル、前蹴りでゴンザレスの前進を止める。左のパンチを細かく突いて、それをガードさせて右ストレートを打つ郷野。飛びヒザ蹴りのフェイントも見せる。

 2R、足を使いながら左フック、そこから右ストレートを打つ郷野。左ボディ、前蹴り、ローと攻撃を散らす。

 ここでゴンザレスがパンチからタックルに入るが、郷野はそれを切ってテイクダウンを許さない。鋭いジャブを突いて左ミドル、左フックを当てる郷野。ゴンザレスは回転の速いフックを振って前進。郷野はそのパンチをくぐってゴンザレスのバックに回るが、距離を取って打撃戦を要求する。

 ゴンザレスのパンチを両腕ブロックして左フック、右ローを返す郷野。ゴンザレスもローを蹴って右ストレートから左フックを返す。郷野は右ロー、飛びヒザ蹴り。

 ゴンザレスのローを取って右ストレートから左フック、そしてインロー。ゴンザレスも左右のフックで前に出るが、郷野のジャブがゴンザレスの顔面を捉える。

 3R、ジャブとインローを蹴る郷野。ゴンザレスを左の前蹴りで下がらせて、右ストレートを打っていく。ここでゴンザレスが両足タックルで郷野をテイクダウンするが、郷野はロープに体を預けながら寝かされるのを阻止。逆に自分がグラウンドで上のポジションを取ると、ゴンザレスの立ち際に左のヒザ蹴りを当てる。

 試合がスタンドに戻ると郷野がジャブ、左フックから飛びヒザ蹴り。郷野が離れた間合いから右ロー、右ストレートを打っていく。ここで左目尻をカットしているゴンザレスにドクターチェック。再開後、右ストレートからタックルのフェイントを見せる郷野。

 その後も郷野がジャブを基点にゴンザレスをコントロールし、左のテンカオ、飛びヒザ蹴り。ゴンザレスも左ボディと左フックを打つが、郷野がそれをしっかりとブロックして、距離を取って戦う。試合は1Rから郷野ペースで進み、判定も3−0で郷野が勝利。危なげない試合で勝利を挙げた。




▼第6試合 SRCライト級ワンマッチ 5分3R
○真騎士(ベネズエラ/SRC育成選手/第3代キング・オブ・パンクラシスト)
KO 1R1分10秒 ※左ハイキック
●アームバー・キム(韓国/CMA KOREA/MAKOTO GYM)

 SRC(戦極)育成選手としてプロデビュー、第3代ライト級キング・オブ・パンクラスも獲得し、ライト級の注目選手となった真騎士。腕十字を得意とし“アームバー”をリングネームに持つキムと対戦した。

 1R、いきなり飛びヒザ蹴りからパンチで飛びかかっていく真騎士。前蹴りでキムを吹き飛ばし、再び飛びヒザ蹴りで突っ込む。一旦、距離が離れるとサウスポーに構える真騎士は右ジャブ。

 ここから真騎士は構えをスイッチしながらパンチで前に出て、キムがコーナーに詰まったところで右フックから左ハイキック!

 これがキムの顔面をモロに捉えて、キムが完全に失神! 戦慄のKO勝利を収めた真騎士は歓喜のバック宙返りも連発し、驚異的な身体能力を見せ付けた。




▼第5試合 SRCフェザー級ワンマッチ 5分3R
○マルロン・サンドロ(ブラジル/ノヴァウニオン/第2代フェザー級キング・オブ・パンクラシスト)
KO 1R9秒 ※右アッパー
●鹿又智成(パラエストラ八王子/パンクラス・フェザー級1位)

 金原正徳が保持するSRC(戦極)フェザー級のベルトを狙うサンドロ。今大会の対戦相手は金原の兄弟子でもある鹿又。サンドロにとっては鹿又を下して金原への挑戦権を掴みたいところ。逆に鹿又はサンドロ有利の下馬評を覆すことが出来るか?

 1R、いきなり鹿又が右ストレートから左フック、左ミドル! パンチで前に出て行くが、そこにサンドロは右フックを当てて、鹿又を下がらせる。

 そして鹿又が左フックを打ったところで、その腕の下からサンドロが右アッパー! これがクリーンヒットし、そのまま鹿又がマットに大の字。

 2戦連続で秒殺KO勝利を収めたサンドロが金原とのタイトルマッチに大きく前進した。






▼第4試合 SRCヘビー級ワンマッチ 5分3R
○中尾KISS芳広(TEAM TACKLER)
TKO 2R3分27秒 ※レフェリーストップ
●戦闘竜(志村道場/チーム・ファイティング・ドラゴン)

 SRC(戦極)で白星を重ね、ヘビー級の中心人物として活躍している中尾。今回は元力士でPRIDEやK-1のリングにも上がったことがある戦闘竜と対戦した。

 1R、サウスポーの中尾が左ボディストレートと右フック。そして左の前蹴り、ハイキックを見せる。これでバランスを崩した中尾だったが、すぐに片足タックルに入って戦闘竜をテイクダウンする。サイドポジションを取った中尾は戦闘竜の左腕を両足で挟んでパウンドを連打! 

 さらに中尾はアームロックを狙いつつ、戦闘竜の顔面にパンチを落とす。そして残り1分を切ったところで中尾がアームロック! 一気に戦闘竜の右腕を絞り上げるが、戦闘竜は腕を抜いて立ち上がる。

 2R、戦闘竜の左フックに合わせて中尾が片足タックル。一度は切られた中尾だったが、2度目のタックルで戦闘竜をテイクダウンすることに成功する。ハーフガードの状態からコツコツとパンチを落とす中尾。

 ここから中尾は1Rと同じように戦闘竜の左腕を両足で挟み、がら空きになった戦闘竜の顔面にパンチを連打! 戦闘竜の動きが止まったところでレフェリーが試合を止めた。

 試合後、中尾は「すいません。今日は必殺技が出せなくて。(戦闘竜の頭が)すべっちゃいました。でもやっぱり俺ってかっこいいな(笑)。戦極のベルトはどこに行ったのかな? 作ってください。待ってまーす!」とヘビー級のタイトル設立をアピールした。




▼第3試合 SRCフェザー級ワンマッチ 5分3R
○星野勇二(和術慧舟會GODS/初代CAGE FORCEフェザー級王者)
一本 2R47秒 ※フロントチョーク
●ニック・デニス(カナダ/Ronin MMA/KOTCカナダ・フェザー級王者)

 初代CAGE FORCEフェザー級王者で、日本フェザー級の実力者“野獣”星野。昨年11月のSRC(戦極)デビュー戦ではマルロン・サンドロにKO負けしており、今回はSRC初勝利をかけての一戦でもある。対するデニスは昨年のフェザー級GPで川原誠也をKOしているカナダ人ファイター。

 1R、いきなり右ストレートから前に出て行くデニス。星野はデニスに組み付くとすぐにテイクダウンを奪う。インサイドガードになった星野に対し三角絞めを狙って行くデニス。

 星野は体を起こしてアキレス腱固め! これはデニスが足を抜いてディフェンス。星野はがぶってデニスをコントロールしようとするが、デニスが立ち上がる。コーナー際で組みの攻防でブレイクとなる。

 再開後、星野が距離を取りながら右ロー。星野が左フックで前に出るとデニスも左フックで応戦する。ここで星野がカウンターの片足タックル。デニスからテイクダウンを奪うと、再びアキレス腱固めを仕掛ける。デニスはこれをディフェンスして下から三角絞め。星野は体を起こしてパンチを落とす。

 2R、足を使って距離を取る星野。デニスの左フックに合わせて組み付くと、デニスは星野をコーナーまで押し込んでパンチを入れる。ここで星野がデニスの首を取ってフロントチョーク! これがガッチリと入り、デニスがタップ! 星野が復活の一本勝ちを収めた。

 試合後、マイクを持った星野は「前回はサンドロ選手にKO負けしてしまいましたけど、自分はタイトルを取るつもりで上がってきました。今、自分がやりたい選手がSRCに上がるかどうか分からなくなっていますけど、小見川選手、日沖選手、これからSRCのフェザー級面白くなると思います。是非とも挑戦を受けてください」と小見川道大、日沖発との対戦をアピールした。




▼第2試合 SRCライト級ワンマッチ 5分3R
○レオ・サントス(ブラジル/ノヴァウニオン/ブラックベルトGPライト級王者)
一本 1R3分6秒 ※チョークスリーパー
●國奥麒樹真(フリー/初代ウェルター級&第2代ミドル級キング・オブ・パンクラシスト)

 ブラジリアン柔術で輝かしい実績を残しているサントスがSRC(戦極)に2度目の登場。これが64戦目となるベテラン國奥と対戦した。

 1R、じりじりと前に出て圧力をかけていくサントス。國奥もジャブを顔面とボディに返すが、サントスはジャブから右ローにつなげる。

 そして國奥がロープを背負ったところでサントスが飛びヒザ蹴り! 

 そのまま組みの攻防になると、サントスが國奥のヒザ蹴りをキャッチしてテイクダウンを奪う。

 サイドポジションを取ったサントスは國奥の上体をじっくりと押さえ込み、そのままマウントポジションへ。國奥が体を半身にしたところでバックに回り込み、チョークスリーパー! サントスが見事なグラウンドテクニックで一本勝ちを収めた。




▼第1試合 SRCフェザー級ワンマッチ 5分3R
○大澤茂樹(SRC育成選手)
判定3−0 ※30−28、30−28、29−28
●カン・ギョンホ(韓国/CMA KOREA/TEAM MAD)

 昨年、プロ総合格闘家としてデビューした大澤。デビューから無傷の5連勝を飾ったが、「戦極〜第十一陣〜」ではロニー牛若に敗れ、初黒星を喫した。ブラジリアン柔術をバックボーンに持つ韓国のギョンホから勝利を奪うことが出来るか?

 1R、サウスポーの大澤が右フックからタックルでギョンホをテイクダウン。ギョンホは背中を見せて立ち上がるが、大澤は豪快にギョンホを投げてテイクダウンを奪う。ガードポジションを取ったギョンホはすぐに下から三角絞め。

 大澤はギョンホの体を高々と持ち上げてバスターで叩きつける。インサイドガードのポジションをキープしながらコツコツとパンチを落とす大澤。ギョンホのクローズガードを外してパスガードしながらパンチを落とすと、ギョンホが体を反転させてタックル。

 大澤がそれを切ってヒザ蹴りを打つと、ギョンホは再びガードポジションに引き込む。ここからギョンホはオモプラッタ、そして三角絞め! 大澤が体を起こして立ち上がると、ギョンホも立ち上がるとパンチで攻め込む。

 ここで大澤はすぐに組み付いてテイクダウン。マットに手を着いてバランスを取る大澤だが、ギョンホはその腕を狙ってアームロック、オモプラッタを狙って行く。

 2R、インロー、右フックを打っていく大澤。ギョンホが右ミドルを蹴ると、大澤はそこに左ストレートを合わせる。

 そしてパンチから組み付いて、大澤がテイクダウン。インサイドガードからパンチを落とす大澤に対し、ギョンホはガードポジションからアームロック。

 大澤は距離を取ってパンチを落とそうとするが、ギョンホが体を起こして大澤のバックに回り込む。ギョンホはバックポジションから体を起こしてパンチを打ちつつ、チョークスリーパー! 

 大澤はギョンホの頭をマットに叩きつけ、体を反転させてギョンホと正対する。ここもインサイドガードでポジションをキープする大澤だが、ギョンホはガードからオモプラッタとアームロックを仕掛ける。

 3R、ギョンホが右ミドル、右ストレートから左フック。パンチで前に出て行くが大澤も左ストレート、そして右フックを返して、ギョンホに尻餅をつかせる。

 そのまま大澤がパウンドで攻め込むが、ギョンホは大澤の脇を差して、そのまま脇をくぐってバックを取ろうとする。これは許さない大澤だが、ギョンホは脇を差してすぐに立ち上がる。

 頭を下げてパンチを打つ大澤。ギョンホはそれを空振りさせてワンツー! 大澤はギョンホのローに左ストレートを合わせるが、ギョンホのローがローブローとなる。インターバル後、ギョンホが右ミドル。大澤はそれをキャッチしてギョンホをテイクダウンする。

 ここでもギョンホは下からオモプラッタ、背中を見せて立ち上がるが、大澤はそのままギョンホのバックについてスープレックスを連発! ギョンホの体が大きく宙を舞い、場内が大きく湧き上がる。ガードポジションになったギョンホは下から鉄槌と三角絞め。

 大澤はギョンホの足を担いでパスガード、腕十字を狙うが、ギョンホは腕を抜いて逆に大澤のバックにつく。ここで腕十字を狙うギョンホ。大澤が腕を抜き、上のポジションを取ったところで試合終了。

 ギョンホのガードポジションからの寝技に苦戦したものの、レスリング仕込みの豪快なスープレックスを見せた大澤が判定勝利を収めた。






9・23「戦極〜第十陣〜」特集
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