1月23日(日)東京・ディファ有明で開催の『REBELS.6』第7試合にて対戦する、梅野源治(PHOENIX)のインタビューが主催者を通じて届いた。
デビューしてすぐに関係者から逸材として注目され、昨年は7月19日に初代WPMF日本スーパーバンタム級王座、9月26日にWBCムエタイルール日本同級王座、そして11月14日にM-1フェザー級王座と立て続けにベルトを獲得し、現在三冠王となった“ジャパニーズ・ムエタイ・スター”梅野。
国内に敵無しを自負し、打倒ムエタイ宣言をぶち上げているが、前回からフェザー級に階級を上げたためこの階級ではまだ戦っていない日本人が多くいる。そこで今回はWPMF日本フェザー級9位の清川が対戦に名乗りを上げた。梅野が圧勝するか、それとも清川が大番狂わせを起こすのか!?
なお、追加情報として第1部の『REBELS-EX〜HINATA’s wave〜』は11:30からアマチュア部門「fighting entertainment STARS」開始、12:00よりプロ部門開始となり、13:30に日菜太(湘南格闘クラブ)VSチェ・ウヨン(韓国/TEAM CHIBIN)を開始(※セミファイナルが13:30前に終了してもこの試合は13:30から開始される)するというタイムスケジュールが発表された。
■梅野「一方的に俺が勝っちゃうかなって、それだけです」
――体調はいかがですか?
「もうバッチリです。コンパヤック戦の時は、ヒジも脚も怪我していて、体調も悪かった。でも、今は、怪我もないし、体調もバッチリなので、次の試合はすぐに倒しに行けるかなって感じです!」
――コンパヤック戦は、日本人とタイ人であそこまで美しいムエタイが出来た試合ということで、高評価を得ています。ですが、内容に満足していないとか?
「そうですね。3、4、5Rに首相撲でムエタイらしい試合が出来たかなと思ってますけれど、怪我がなければもっとヒジも出せたと思うし、組んでのヒザももっと強く打てたし、蹴りももっと絶対速く打てたと思う。体調が悪かったので、あの程度だったのかなっていう」
――確かに梅野イコール殺気溢れる倒すムエタイといった試合を続けてこられた中で、ゲームのムエタイのような感はありました。倒すムエタイと競って勝つムエタイは、自分の中で分けられているのでしょうか?
「相手によって倒せればもちろん倒しに行くし、倒しに行っても倒せない場合もあるので、そうなると競う試合になると思います。基本的には、相手を壊しに行くっていうか、倒しに行くつもりで、いつも試合はやっています」
――常に独特な殺気を感じます。
「試合中は、もう相手を倒すことしか考えてないので。殺気が出るのは、まあ、普通だと思うんですよね。他の日本人選手は、あんまり試合を見てても殺気がない選手が多いんですけれど、そういうのは試合を見ていて、客としては凄くつまらないと思う。
それだったら、俺が格闘技の面白さっていうか、殺気やこの選手オーラがあるなというのがあって、あとは試合で魅せて行く。内容とオーラですよね。その違いを俺は見せられればいいかなと思っています。
試合は点取りゲームじゃない。一番いいのは、相手を倒して、壊して勝つっていうのが自分の理想ですね。見ている人が一番分かりやすいのは、倒して勝つということだと思うので。そういう意味で、倒しに行くっていうのは、いつも心がけています」
――次の相手、清川祐弥選手の印象は?
「相手の印象……あまりないですね。やっぱり普通の、ただの日本人選手と試合をやるっていうだけで、印象に残る試合もないし、印象に残る強い選手でもない。一方的に俺が勝っちゃうかなって、それだけですね」
――どんな試合内容になりそうですか?
「相手も俺とやってみて分かると思うんですけれど、攻撃が当たらないし、蹴りのスピードも違う、パンチの重さも違う、テクニックも全然違うので、向こうは何も出来ないまま試合が終わっちゃったっていう試合になると思うんですよね」
――この試合に勝ったとして、その後の目標は?
「次は、WPMFの日本タイトルは獲ったし、フェザー級に上げたので次はWPMFの世界のベルト……アヌワット(・ゲオサムリット)が持っていると思うので、アヌワットに挑戦できたら面白いなって思っています」
――駿太選手や森井洋介選手、清水雄介選手などこの階級周辺は日本でもいい選手が多いですが、日本人とのライバルを意識したりすることは?
「日本人は試合を見ることもあるんですけれど、あんまり……自分と同じレベルにいるなっていう選手はいないので。だから、日本人はあんまり興味ないですね」
――(日本人選手とは)やりたくない?
「いや、全然やってもいいんですけれど、試合にならないと思うので。トレーナーからも“もう日本人とやる必要はない”って言われています。だったら、自分より強いタイ人とやってどんどん自分がレベルアップして行った方が自分のためにもなると思うし、今さら下のヤツとやっても意味ないなと」
――今、自分がラジャダムナンやルンピニースタジアムに上がったとしたら?
「まだランカークラスではないと思うんですけれど、いい試合は出来ると思う。ランカークラスと競って行く中で自分もレベルアップし、今度はそのクラスに勝てるようになり、上位ランカーにも勝てるようになって、あとは上へ行ってチャンピオンになれると思っています」
――日本人最強と目されていますが、梅野選手の中ではまだ発展途上?
「まだまだ全然弱いですね、自分は。今、(所属ジムの)PHOENIXにいるタイ人トレーナーと比べても、もう現役が終わっているのに練習すると何も出来ないでやられちゃうだけなんです。と言うことは、タイの現役の選手っていうのは、スタミナもあるし、スピードもあるし、もっと強い選手がいっぱいいると思うので……と考えると、やっぱりまだまだ全然弱いなあって」
――REBELSエースとしての自覚は?
「今、レベルスに出ている選手でエース的な存在が、自分か(藤原)あらし選手しかいないと思うので、そういう意味では自分がレベルスを引っ張って行ければいいかなって思います。初めて自分がWPMFで日本チャンピオンのベルトを獲ったので、その獲らせてもらった団体がレベルスだから、自分がやっぱりエースとして、これからもっと面白い試合が出来て行ければいいかなって思います」
――今回の清川戦は?
「今からやっていく試合の中の、ただの1試合に過ぎないと思いますね」
――お客さんに見せたいところは?
「日本人とやってもレベルが違うぞっていうところを見せたい。“日本人とやってもしょうがないでしょ”っていうところを。今いる日本人選手と比べられたくないので。やっぱり俺は全然レベルが違うし、他の選手も努力はしていると思うんですけれど、俺はもっと努力してやっている。だから一緒にされたくないなっていうのが一番ですね。(ライバルと思われるような)選手たちも俺の試合を見ていると思うので“あー、こいつとやっても勝てないな”と思わせられる圧倒的な試合が出来たらいいなと」
――清川選手にメッセージをお願いします。
「怪我しないうちに、早めに試合を終わらせてあげようかなって思っています」
――最後にファンに一言。
「俺がムエタイの怖さとヒジの怖さを、今回来てくれたお客さんに見せられればいいかなと思います。まあ、多分ヒジでKOすると思うので、みんな楽しみにしていてください!」
[2011年1月10日収録]
REBELSプロモーション
「REBELS.6」
2011年1月23日(日)東京・ディファ有明
開場15:00 開始15:30
<全対戦カード>
▼メインイベント(第9試合) WPMF日本ウェルター級王座決定トーナメント決勝戦 WPMF日本ルール 3分5R
田中秀弥(RIKIX/同級2位)
VS
渡部太基(藤原/同級3位)
▼セミファイナル(第8試合) WPMF日本スーパーフライ級王座決定戦 WPMF日本ルール 3分5R
ウエンツ☆修一(スクランブル渋谷/同級3位、前J-NETWORK同級王者)
VS
闘魔(新宿レフティー/同級2位、J-NETWORK&M-1同級王者)
▼第7試合 フェザー級 WPMF日本ルール 3分5R
梅野源治(PHOENIX/WPMF&WBCムエタイ日本スーパーバンタム級王者、M-1フェザー級王者)
VS
清川祐弥(新宿レフティー/WPMF日本同級9位)
▼第6試合 フェザー級 WPMF日本ルール 3分5R
梅原ユウジ(STRUGGLE/WPMF日本同級6位)
VS
立嶋篤史(ASSHI-PROJECT/元全日本同級王者)
▼第5試合 WPMF女子アトム級王座決定戦 WPMF日本ルール 2分5R
Little Tiger(F・TEAM TIGER/前J-GIRLS同級王者)
VS
山田純琴(NJKF・y-park/BONITA BOXEO同級1位)
▼第4試合 WPMF日本スーパーバンタム級王座決定トーナメント準決勝戦 WPMF日本ルール 3分5R
清水雄介(尚武会/J-NETWORKバンタム級王者)
VS
炎出丸(クロスポイント吉祥寺/WPMF日本同級6位)
▼第3試合 WPMF日本スーパーバンタム級王座決定トーナメント準々決勝戦 WPMF日本ルール 3分5R
裕・センチャイジム(NJKF・センチャイムエタイ/WPMF日本同級2位、NJKF同級3位)
VS
梅原タカユキ(TARGET/WPMF日本同級級5位)
▼第2試合 ウェルター級 WPMF日本ルール 3分5R
笹谷 淳(パワーオブドリーム/J-NETWORK同級王者、WPMF日本同級10位)
VS
T-98(=タクヤ/クロスポイント吉祥寺/WPMF日本同級4位)
▼第1試合 スペシャルオープニングマッチ ミニマム級 WPMF日本特別ルール(ヒジ打ち及び首相撲、頭部への膝蹴りなし) 2分3R
飯田なお(新宿レフティー)
VS
宗田智美(ボス/第4回J-NETWORKアマチュア全日本選手権大会Bリーグ女子-45kg級優勝)
<チケット料金>
VIP席 20,000円/SRS席 12,000円/RS席 9,000円
S席 8,000円/A席 7,000円(残少)/B席 5,000円(残少)
※当日は1,000円増し。
<チケット発売場所>
チケットぴあ
参加各ジム・各選手
REBELSプロモーション http://www.rebels-muaythai.jp
<お問い合わせ>
REBELSプロモーション=03−3397−0752
REBELSプロモーション
「REBELS-EX〜HINATA’s wave〜」
2011年1月23日(日)東京・ディファ有明
開場10:30 開始11:30 ※メインイベントは13:30〜
<全対戦カード>
▼メインイベント(第7試合) 70kg契約 RISEルール 3分3R延長1R
日菜太(湘南格闘クラブ/初代RISE70kg級王者)
VS
チェ・ウヨン(韓国/TEAM CHIBIN/ジョンム/韓国ムエタイ協会72.5kg級王者)
▼セミファイナル(第6試合) ライト級 WPMF日本ルール 3分3R
塚原光斗(クロスポイント古河/WPMF日本ライト級6位)
VS
Masaru(MONKEY☆MAGIC/元日本ライト級1位)
▼第5試合 スーパーフライ級 3分3R WPMF日本ルール
松崎公則(ストラッグル/WPMF日本同級7位)
VS
源リョウ(JTクラブ/WPMF日本同級8位)
▼第4試合 55kg契約 3分3R WPMF日本ルール
吉野幸喜(湘南格闘クラブ)
VS
湊恭二郎(エス/元NKBフェザー級6位)
▼第3試合 スーパーライト級 WPMF日本ルール 3分3R
我龍正弥(ファイティングマスター)
VS
前田将貴(RIKIX)
▼第2試合 80kg契約 WPMF日本ルール(ヒジなし) 3分3R
剛田 武(ボス/J-NETWORK アマチュア全国選手権ライトヘビー級2008、09、10年優勝)※デビュー戦
VS
テポドン(新宿)
▼第1試合 68kg契約 WPMF日本ルール(ヒジなし) 3分3R
芝田二郎(平井)
VS
松本篤人(バンゲリングベイ・スピリット)※デビュー戦
▼アマキックSTARS 第4試合 63kg契約 90秒2R REBELSアマチュアルール
野呂瀬博之(ストラッグル)
VS
力也(クロスポイント吉祥寺)
▼アマキックSTARS 第3試合 58kg契約 90秒2R REBELSアマチュアルール
渡邉秀康(ストラッグル)
VS
久米 光(小比類巻道場)
▼アマキックSTARS 第2試合 65kg契約 90秒2R REBELSアマチュアルール
しげちよ(クロスポイント大泉)
VS
カリケン(新宿)
▼アマキックSTARS 第1試合 58kg契約 90秒2R REBELSアマチュアルール
まろちゃん(クロスポイント吉祥寺)
VS
原口雅美(小比類巻道場)
<チケット料金>
VIP席15,000円 SRS席9,000円
S席7,000円 A席6,000円 B席4,000円
※当日券は各1,000円増し。
<チケット販売所>
REBELS公式サイト=http://blog.livedoor.jp/rebels_muaythai/archives/51643847.html
参加各選手・各ジム
※一般プレイガイドでの販売はなし。
<お問い合わせ>
REBELSプロモーション=TEL:03-3397-0752
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