▲(前列右から)マーク・フィッシャーUFCアジア・マネージングディレクター、中川具隆TVバンク社長、板東浩二NTTぷらら社長
1月24日(月)東京・広尾のクラウド秋山道場で記者会見が行われ、TVバンク株式会社とUFCを運営するZuffa,LLC社が、総合格闘技『UFC』の日本国内におけるPC、モバイル向けインターネット配信コンテンツのライセンスパートナー契約を結んだことを発表した。
会見にはZuffa,LLCのマーク・フィッシャーUFCアジア・マネージングディレクター&エグゼクティブ・ヴァイス・プレジデント、中川具隆TVバンク株式会社代表取締役社長、板東浩二株式会社NTTぷらら代表取締役社長、そしてUFCに参戦する日本人選手として山本“KID”徳郁、小見川道大、秋山成勲、岡見勇信、福田力が出席。
中川社長は「TVバンクはソフトバンクグループにおいてコンテンツの売り買いをするほか、自らもインターネットやモバイルへの配信業務を担っています。分かりやすいところではパリーグ戦のインターネット、モバイル、衛星、ケーブルなどの配信権利を持っている会社です」と説明し、「この度、UFCのZuffa社とニューメディア領域におけるコンテンツのパートナー契約を12月29日に締結しました」と発表。また、1月11日からUFCの携帯サイトを運営しているのを始め、「今後はIPTV、3D、スマートフォンなど新しいメディアにどんどんUFCを露出・普及させていきます」と語った。
板東社長は「ひかりTVは12月末で加入者数が約133万人に達しました。スポーツでは野球、Jリーグを提供してきましたが、新たに世界的に人気の高いUFCを提供させていただくことになりました。野球やサッカーと違い、格闘技の試合は1試合10〜15分ですのでVOD(ビデオ・オン・デマンド)にマッチしている時間であり、キラーコンテンツになるのではないかと確信しています」と挨拶した。
ひかりTVでは2月6日(日)より、有名選手による階級ごとのタイトルマッチが組まれるメイン大会「No.シリーズ」、新人選手や初参戦の選手によるカードが多く組まれる「Fight Nightシリーズ」や「Versusシリーズ」の試合映像の提供を開始(毎週日曜日20:00〜ほか)。
加えて、2010年以前のUFC大会、および2007年まで日本で開催されていた総合格闘技大会『PRIDE』から選りすぐりの36大会をアーカイブ作品として2月1日(火)より提供を開始する。
現在「No.シリーズ」はひかりTVのプレミアムチャンネルとしても提供されているWOWOWで放送中のため、ひかりTVでは開催日から約1カ月後の放送となり、「Fight Nightシリーズ」と「Versusシリーズ」は開催日直近の週末での放映を予定している。
また、UFCの日本開催について、フィッシャー氏は「出来るだけ早く開催したいとしか今は言えません。おそらく今年の末から来年の頭になるでしょう」と、早ければ年内にも日本再上陸を果たすと予告した。
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