辰吉丈一郎、名城信男の国内最速8戦目(世界タイトル獲得の最短記録)を上回れるかーー。
7戦目で世界初挑戦するWBC世界ミニマム級10位の井岡一翔(井岡)が王者オーレドン・シッサマーチャイ(タイ)との世界戦(2月11日・神戸ワールド記念ホール)を控えた2月8日(火)大阪市内の所属ジムで練習を公開した。
→集まった報道陣からのインタビューを受ける井岡
主戦場のライトフライ級から1階級落としての挑戦。まずは減量が大きな焦点の1つとなる。「体重を落とすのはしんどいが、想像以上ではない」と順調ぶりをアピールした。公開練習では2回のスパーリングも披露。体はよく動いていた。
日本王座を獲得したとはいえ、まだプロ経験は6戦。王者は40戦無敗だ。「相手はキャリアがあるが、僕もいろんな経験を積んできた」と対抗。「焦らないことがポイント。精神面の勝負になる。お互い、つらくなってからが勝負でしょう」と、後半を試合のカギとにらんでいるようだ。 |