関西のホープ、WBCライト・フライ級8位・井岡一翔（＝いおか・かずと/井岡ジム※叔父はジム会長で世界2階級制覇を達成した井岡弘樹）のプロ7戦目での世界初挑戦が決まった。

　井岡は2月11日（金・祝）神戸ワールド記念ホールでWBC世界ミニマム級王者オーレドン・シッサマーチャイ（タイ）にアタックする。試合まで残りちょうど1ヵ月となった11日（火）大阪市内のホテルで発表会見が行われた。

　井岡陣営によると、当初はライト・フライ級での挑戦を計画していたもののWBC新王者バアスが来日をしぶり、結局1階級下での挑戦を目ざすことになったという。国内最短奪取のかかる一戦（現在の最短は名城信男の8戦目）に井岡は「僕が歴史を塗り替えられるなら」と強い意欲を見せ、「オーレドンの挑戦者の中では僕が一番強い」とV6王者攻略に自信ありげ。「ミニマムに落としたことで4階級も狙える。3階級はこの前（亀田）興毅選手が達成しましたし」と将来的な野望を語った。

　会見ではテレビ局から「どういったチャンピオンになりたいか」と何とも気の早い質問も飛び出したが、チャンピオンは40戦無敗（39勝1分）の強豪。井岡が初体験のミニマム級でどれだけ動けるのかも焦点となる。それでも井岡は「リングに上がるときは自信しかないと思う」と調整の成功を確信している様子だった。当日はTBSが夜7時から放送を予定している。