1月31日（月）東京・有明コロシアムのダブル世界タイトル戦で李冽理（横浜光）の持つWBA世界スーパー・バンタム級王座に挑戦する同級6位・下田昭文（帝拳）が24日（月）午後、東京・飯田橋の帝拳ジムで報道陣に練習を公開した。

　今回の試合はスーパー・フェザー級戦のチャンピオン内山高志の相手が三浦隆司（横浜光）に変わったこともあり試合が3週間延期されたが、挑戦者陣営は練習時間が増え、この延期がプラスに働いたと受け止めている。スパー量は自己最多の200Rを越え、「すべて自分のいい方向にきている。減量もいい感じです」と下田も絶好調をアピールした。

「（試合では）挑戦者らしく、自分から行く」と語ったように、2Rの公開スパーでも下田は持ち前のスピーディな連打でジムの後輩・松尾翼が防戦一方になるほどポンポンと攻めまくり、好調を印象づけた。

　チャンピオンの李は相手の長所を殺すやりにくいボクシングが売り物だけに予断は許されないが、「（李が）打ち合いにきたり足を使ったり、いろいろ使い分けてきても、対応する自信がある」と下田は強気。李攻略の自信を聞かれると「100％あります」。傍らの葛西裕一トレーナーが「100％どころか、150％、200％です。世界戦が決まってからも伸びていますから」とフォローしていた。