WBCムエタイ実行委員会より、2011年のWBCムエタイの方向性が発表された。
昨年11月メキシコで開催されたWBCムエタイ総会での決定事項としては以下の4つ。
1.世界を3つの地域に分けた連盟を作る→ヨーロッパ、アメリカ大陸、アジア+オセアニア(48年間の歴史を持つWBCボクシングは、10の連盟を保有している)
2.各地域内でもランキングを制定。また、世界ランキング全19階級、30位までのランキングを制定するのに際し、各地域でのランキングを加味し世界ランキングに反映される。
3.各国内でコミッティ制度を導入し、国内のタイトル戦を管理・運営する。それぞれの各国のチャンピオンは地域ランキングの上位にランキングされ、地域チャンピオンへの挑戦権を優先的に得る事が出来る。これは、確実に世界への道に繋がる。
4.この様な縦組織の制定により、世界チャンピオンへのピラミッド型の構造を作る。
そして以下のように4つのタイトルを制定。
National Titles(ナショナル・タイトル):それぞれの国のコミッティにより認定される各国内のタイトル戦
International Challenge Titles (インターナショナル・チャレンジ・タイトル):各国のチャンピオン同士のタイトル戦
Federation Titles(フェデレーション・タイトル):地域連盟によるランキングに即した地域タイトル戦。
World Titles(世界タイトル):大陸及び地域チャンピオンはトップのタイ人選手と世界タイトルをかけて戦う権利が優先的に与えられる。
日本でのWBCムエタイの活動は更に強化され、以下の5つの項目が決定。
1.昨年11月末に制定したWBCムエタイランキングをもとに、各プロモーター(連盟)内の興行にてランキング査定試合を実施し、結果をWBCムエタイ日本ランキングに反映する。査定対象試合は、WBCムエタイルールでの試合とする。
2.昨年より開始されたWBCムエタイ女子(全7階級)の日本タイトル戦を開催し、WBCムエタイ女子日本チャンピオンを決定する。
3.WBCムエタイ男子8階級でチャンピオンが空位の階級の王者決定戦を行う。
4.現チャンピオンのWBCムエタイ日本タイトル防衛戦を原則として1年以内に開催する。
5.今年より制定されるWBCムエタイのアジア・太平洋ベルト及び、国同士のチャンピオンが戦うインターナショナルベルトのタイトル戦に対する日本人選手の挑戦を実施する。
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