▲会見に出席したUFCのフィッシャー氏(中央)、UFCで活躍する秋山(右)、岡見(左)
遂にUFCが日本での大会開催を正式発表! 6日(火)東京・新宿バルト9にて、UFCの日本大会開催に関する記者会見が行われた。
会見の冒頭でUFCダナ・ホワイト社長のVTRメッセージが上映され、ダナ社長が2012年2月26日(日)さいたまスーパーアリーナで大会を開催することを発表。
→ダナ社長によるVTRメッセージ
ダナ社長はVTRの中で「(日本での)大会開催決定までには長い時間がかかった。日本で前回開催されたUFCのイベントは2000年12月の『UFC.29』で、それから10年以上、ようやく日いずる国でのUFC開催を再開する機が熟した。この10年でUFCは国際的なスポーツ団体に成長した。今度のイベントにも世界最高レベルの格闘家を連れて行くつもりです。それでは2012年にお会いしましょう!」と日本のファンにメッセージを送った。
続いてUFCアジア・マネージングディレクターを務めるマーク・フィッシャー氏が会見に登場し、「日本には世界最高峰の格闘家たちを連れて行き、UFCがこれまで披露してきた通りの魅力溢れる最高の試合をお見せいたします」と挨拶。
→日本大会について話すフィッシャー氏
さらにフィッシャー氏は今大会が北米、ヨーロッパ、アジア、アフリカなど144カ国・5億世帯に向けてテレビ放送されることを明かし、「ラスベガスで開催された『UFC100』は地元経済に5100万ドルの経済効果をもたらしました。
オーストラリア・シドニーで行われた2度のイベントが地元にもたらした経済効果は3000万ドルを超える規模で、同様の経済効果が期待されるイベントをさいたまスーパーアリーナで開催できることをうれしく思います」とUFCの日本開催が日本経済にとってもプラスになるとアピールした。
その後の質疑応答でフィッシャー氏は「通常の大会と同じように北米での放送に合わせて、プレリミナリーカード(本戦前に行われる試合)を10:00、メインカード(本戦)を12:00から予定しています。会場は約2万人が席に座ることが出来る規模で考えています。
→9月大会への出場が決まっている五味
この大会がどのシリーズで行われるかは未定です(UFCはナンバーシリーズを含む、複数のシリーズでイベントを開催)」と大会概要について説明。
今年8月に行われたブラジル大会では地元ブラジル出身選手が中心のマッチメーク編成となったが、フィッシャー氏は「UFCブラジル大会のように、その国のスター選手に参戦していただき、UFCのトップスターも参戦するようなメジャーなイベントになると思う」とコメント。
会見には秋山成勲、五味隆典、岡見勇信、山本“KID”徳郁、小見川道大、日沖発、福田力、水垣偉弥ら、日本のUFCファイター8選手がずらりと並んだが、フィッシャー氏は「対戦カードについては11月にアナウンスしたいと考えています。
→11月にUFC第2戦を控えるKID
ここにいる日本人8人が全選手(日本大会に)参戦する可能性はありますが、今はまだ可能性としか言えません」と明言は避けた。会見に出席した日本人選手のコメントは以下の通り。
秋山成勲
「来年、日本にUFCが来るということで、日本の格闘技に元気がない分、この大会が起爆剤になると思います。全員が楽しみにしているので、みなさんも楽しみにしていてください。(階級転向については?)次の試合はウェルター級(77.1kg以下)で出たいということはUFCに伝えています。それがどう考慮されるか分かりませんが、試合が出来ると信じて練習等に励みたいと思っています」
岡見勇信
「ずっとUFCで戦ってきて、UFCの盛り上がり・興奮を日本のみなさんにも感じてもらいたいなと思います」
小見川道大
「来年の大会にも出場したいなと思うんですけど、11月に試合が決まっているので、そこで3度目の正直(今年UFCでは2連敗中)でしっかり勝って、日本大会に出場したいと思います」
→写真左より小見川、日沖、水垣
五味隆典
「日本でUFCをやるのは本物の格闘技をやる機会だと思っているんですけど、小見川選手と一緒で自分も今月デンバーで試合があります。勝って日本大会に出るのと、負けて出るのでは全然違うと思うので、UFCでも勝てる選手として日本大会に出たいと思います。頑張ります」
日沖 発
「来年、UFCが日本に来るということで選手もファンも楽しみにしていると思います。すごく盛り上がる大会に出来たらと思います」
福田 力
「怪我で欠場中にも関わらず、この場に呼んでいただいて光栄です。一日でも早く復帰できるように頑張りたいと思います。そして2月の大会で復帰したいと思います」
→現在は怪我で欠場中の福田(左)
水垣偉弥
「個人的に3年近く(日本で)試合をしていないので、ぜひ日本大会には出場したいなという気持ちがあります。ただ自分も9月に試合を控えているので、今はそちらに集中して、その試合が終わってから日本大会に向けて考えていきたいと思います」
山本“KID”徳郁
「11月に試合が決まったので、そこで勝って、2月の日本大会にも出て、みんなの前で勝ちたいと思います」
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