ZUFFA
「UFC 145」
2012年4月21日(土・現地時間)アメリカ・ジョージア州アトランタ・フィリップス・アリーナ
<主な試合結果>
▼メインイベント(第12試合) ライトヘビー級タイトルマッチ 5分5R
○ジョン・ジョーンズ(アメリカ/王者)
判定3−0
●ラシャード・エバンス(アメリカ/元同級王者/挑戦者)
※ジョーンズが3度目の防衛に成功
ジョーンズは昨年3月のUFC128でマウリシオ・ショーグンをTKOで下し、UFC最年少王者(23歳8カ月)に輝く。その後、クイントン・“ランペイジ”・ジャクソン、リョート・マチダの元王者2人を倒し防衛に成功している。対するエバンスは、名門グレッグ・ジャクソンの道場でジョーンズの先輩だった。今回、ジョーンズのベルトへの挑戦が決定したことで道場を離れ、新しい環境でこの日に臨む。元同門対決を制すのは!?
1R、ジョーンズが左ボディ、右前蹴り、右ハイ。エバンスはじっくりと構えながら左ジャブ。ジョーンズはヒザ。ローを交錯させる中、ジョーンズが右フックを入れると、エバンスは連打。ジョーンズは右ハイ。ジョーンズがじりじりとプレッシャーをかける。ジョーンズは前蹴りの連打、変則蹴りで寄せ付けない。エバンスは攻めあぐねるも右ハイ! 下がるジョーンズだったがタックルで組み付いたところでゴング。
2Rは前蹴り、スーパーマンパンチで詰めるジョーンズ。さらにバックスピンキックも見せる。遠い間合いからエバンスはボディストレート。ジョーンズが距離を詰め、左ヒジ! ぐらつくエバンスに、ジョーンズは組み付く。距離をとるエバンス。ジョーンズは腕を伸ばしエバンスの腕を掴みながらヒジを連発で見せる。飛びヒザも見せ、ジョーンズが主導権を握る。
3R、エバンスは右フック。ジョーンズは左ハイ、前蹴り。左ジャブから二段飛びヒザで後退させる。左手を伸ばし距離をとるジョーンズがプレッシャーをかける。エバンスは組み付く。ジョーンズが左ハイ、バックスピンキックを放ったところでゴング。
4R、足を掴むと見せかけて回転ヒジを見せるジョーンズ。組み付くとヒザ。離れ際にヒジを繰り出すジョーンズ。エバンスはジョーンズのローに合わせてタックルするも足をキャッチできない。エバンスのタックルをがぶったジョーンズがフロントチョーク。これはすぐに離れる。ジョーンズは腕を突き出しながらヒジ。エバンスがタックルにいくも不発。
5R、左ジャブで距離をとるジョーンズ。右ストレートをヒットさせるが、エバンスは耐える。ジョーンズが飛びヒザから組み付く。エバンスは積極的にパンチを見せるが、ジョーンズのリーチは長く届かない。組み付いたジョーンズがテイクダウン。立ち上がるエバンス。ジョーンズは寝技に引き込むように飛びつき、エバンスがパウンドを落としたところでゴング。ジョーンズが勝利し、3度目の防衛に成功した。
▼セミファイナル(第11試合) ウェルター級 5分3R
○ローリー・マクドナルド(カナダ)
TKO 2R
●チェ・ミルズ(イギリス)
1R、マクドナルドは右ハイ。ミルズはロー、前蹴り。プレッシャーをかけるミルズは金網際に詰めると強烈な右フック! そのまま組み付いたが、テイクダウンしたのはマクドナルド。上からパウンドを落としながらサイドポジションを奪う。こつこつとパウンド、ヒジを落とすマクドナルドが優位に試合を進める。マウントポジションを奪いパウンド。ミルズはうつ伏せになると、マクドナルドはスリーパーを仕掛けたが、1R終了のゴング。
2R、再びテイクダウンしたマクドナルドがパウンドを落とす。バックマウントから強烈なパウンド。マクドナルドはうつ伏せになるなど抵抗したが、マクドナルドがパウンドの雨を降らせると試合は終了した。
▼第10試合 ヘビー級 5分3R
○ベン・ロスウェル(アメリカ)
TKO 1R ※レフェリーストップ
●ブレンダン・シャウブ(アメリカ)
1R、ロスウェルがプレッシャーをかける中、シャウブが回転ヒジ! これでぐらつくロスウェルに対し、シャウブが連打で一気に攻める。下がるロスウェルだったが、左フックをクリーンヒット! これで倒れたシャウブにパウンドを落としたところで、レフェリーがストップ! ロスウェルが逆転勝利を収めた。
▼第9試合 バンタム級 5分3R
○マイケル・マクドナルド(アメリカ)
TKO 1R
●ミゲル・トーレス(アメリカ/元WECバンタム級王者)
1R、がっちりガードを固めて、トーレスがステップインしながら顔面、ボディとフックを打ち分ける。マクドナルドはいきなりラッシュを仕掛け、トーレスを下がらせる。トーレスの左ストレートをかわしたマクドナルドはパンチ連打からフィニッシュの右アッパー! バッタリと崩れたトーレスに、マクドナルドがパウンドを落としたところで試合はストップした。
▼第8試合 フェザー級 5分3R
○エディー・ヤギン(アメリカ)
判定2−1
●マーク・ホミニック(カナダ)
1R、テンポよく左ジャブを当てるヤギン。ホミニックもパンチを返していくが、ヤギンのパンチで徐々に顔面が赤くなる。ヤギンの右アッパーでホミニックがダウン! ヤギンはパウンドで追撃するが、ホミニックは立ち上がる。左まぶたをカットされて出血が見られるホミニックに対し、ヤギンは変わらずパンチで攻める。ヤギンは右ローを出すと、ホミニックはヒザでカット。ヤギンは足を痛めたか下がる場面も。ホミニックは手数でプレッシャーをかける。
2R、ホミニックはパンチの手数で上回る。ヤギンのワンツーでホミニックがダウン。パウンドをもらいながらも、ホミニックは立ち上がる。ホミニックの打撃でヤギンは鼻血を出す。ヤギンのパンチでホミニックの顔面は大きく腫れ、変形している。
3R、ヤギンは右ロー、左ジャブ。ホミニックも上下に打ち分ける打撃で追い込むも、タフなヤギンは倒れない。疲れの見え始めたヤギンに対し、ホミニックが左ジャブ、右ストレートを伸ばす。ボクシングの攻防となり、激しく打撃を交錯させたところでゴング。ヤギンが接戦を制した。
▼第7試合 ライト級 5分3R
○マーク・ボチェック(カナダ)
判定
●ジョン・アレッシオ(カナダ)
1R、お互いに打撃を交錯させる中、ボチェックが胴タックルで金網まで押し込む。アレッシオはヒジを落として抵抗するが、ボチェックがテイクダウンに成功する。下のアレッシオにヒジ! うつ伏せになったアレッシオに対し、ボチェックがバックから顔面にパンチを落としたところでゴング。
2R、ボチェックがロー。アレッシオはワンツー。ボチェックが前に出るとアレッシオはタイミングよく左ジャブを当てる。ボチェックは突っ込むような形でタックルを仕掛け、再びテイクダウン。上を取ったボチェックがヒジを落とす。アレッシオは立ち上がりスタンドの展開に戻る。アレッシオはパンチで攻めるも、ボチェックが組み付いて有効打を決められない。
3R、ボチェックがテイクダウンし、バックを奪う。防戦一方のアレッシオは立ち上がるも、ボチェックが組み付くためにペースを握ることが出来ない。最後にアレッシオがアグレッシブに攻めたが決め手に欠け、終了のゴング。ボチェックが判定勝ちした。
▼第6試合 ヘビー級 5分3R
○トラヴィス・ブラウン(アメリカ)
一本 1R ※肩固め
●チャド・グリッグス(アメリカ)※初参戦
1R、ブラウンがヒザをクリーンヒットさせると、首相撲からのヒザ蹴りを連打。そのままテイクダウンし、上を取ったブラウンが肩固めを極めて一本勝ちした。
※今大会の模様は4月25日(水)22:40よりWOWOWライブにて放送
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