4月18日(火)都内ホテルにて、5月3日(祝・水)東京・国立代々木競技場第一体育館で開催されるTBS主催『HERO'S
2006』の「ミドル級世界最強王者決定トーナメント」開幕戦の一部対戦カードが発表された。
会見では以下の4カードが発表され、前田日明HERO'Sスーパーバイザー、皆EG谷川貞治代表、対戦相手が決まった日本人3選手が出席した。
▼ミドル級世界最強王者決定トーナメント開幕戦 5分2R延長1R
所英男(日本/リバーサル)
VS
ブラック・マンバ(インド/フリー)
上山龍紀(日本/Team Kings)
VS
ギルバート・メレンデス(アメリカ/シーザーグレイシー柔術)
門馬秀貴(日本/和術慧舟會A-3)
VS
J.Z.カルバン(ブラジル/アメリカントップチーム)
レオナルド・フランカ・ノゲイラ(ブラジル/“ペケーニョ”ノゲイラファイトチーム)
VS
アイヴァン・メンジバー(カナダ/トリスタージム)
日本人絡みのカードに関しては、各地区代表の選手を迎え撃つという形になった。またペケーニョことアレッシャンドリ・フランカ・ノゲイラ(ブラジル)の実弟レオナルドが日本初上陸を果たすなど、外国人同士の対戦となったレオナルドとメンジバーの一戦も注目が集まる。
出場が決まっている宇野薫(和術慧舟會東京本部)に関しては「本当は今日発表しようと思っていたんですが、最終的な調整の部分で発表することが出来ませんでした。ただしほぼ決定していて、明日にでも発表できる状態です」と谷川代表。
また当初出場予定となっていたペケーニョとビトー・"シャオリン"・ヒベイロ(ブラジル)については、「ペケーニョ選手は5月に修斗の世界タイトルを予定しているので、我々としてもそちらを優先して欲しいと思い、今回は弟のレオナルド選手に出てもらうことになりました。またシャオリン選手は怪我のため欠場となります」と開幕戦は欠場する運びとなった。
今回対戦カードが決まった3人はかつてリングスで試合をしたこともあり、前田スーパーバイザーとは縁のある選手たち。そんな彼らを前田スーパーバイザーは「リングスからはヘビー級やミドル級で多くの選手が育っていったんですが、当時の彼らを見て将来的に伸びていく可能性を感じた記憶があります。
上山君は佐藤ルミナ選手に勝っているメレンデスと対戦するということで、所がペケーニョに勝ったようにチャンスを掴んで欲しいと思います。今まで身につけた技術に立ち返って、その一つ一つの連携と相手を研究して立てた戦略を持って、自分の戦い方に流れを持っていけるかどうか。そのあたりを研究して戦って欲しい。
門馬君の試合は非常に印象に残っていて、カルバンは将来的な強豪になると評価されている選手なんだけど、上山君同様この試合を一つのチャンスとして、日頃身につけた技術と技を出して欲しいね。試合というのは書いて字のごとく『試し合い』なんだけど、自分が身につけたものをどう発揮するか、が大事になる。アマチュアのポイント重視とは違って、プロではそういった部分がより求められるし、アグレッシブに戦って自分の技術を試すようないい試合をやって欲しいです。
所はHERO'S参戦当初は65kgくらいしかなかったんですが、自分のところでほぼ毎日練習していて、基礎体力トレーニングから蹴りのフォームやパンチ、バランスの移動など、課題を持って練習しています。その中で所にあった技を一つ一つマスターしている過程にいる」と激励。さらに「もし自分もトレーニングしてほしいと言ってくれれば、昼飯・晩飯つきでトレーニングしますんで(笑)」と、前田スーパーバイザーがマンツーマンで行う練習、通称“前田練”を薦めた。
K-1MAXではHAYATO(FUTURE_TRIBE)からダウンを奪うなど、キックボクサーとしてのポテンシャルの高さを見せたブラックマンバを迎え撃つ所は「MAXに出ているにも関わらず、実は総合格闘家ということで不気味な部分があります」と警戒心を見せたものの、「ただし僕も前田さんとの練習で変わりつつあるし、試したい技もあります」と、“前田練”の成果を見せると共に、前田スーパーバイザー直伝の技を見せると意気込む。
今回がHERO'S初参戦となる上山と門馬はそれぞれ70kgでの試合は初めてとなるが、「自分はもともと70kgがナチュラルに近い状態で、初めて自分と同じ体重の選手と戦えるのが楽しみ。自分の技術がもっと出せる試合になる」(上山)「オファーを受けてから体重を落とし始めて74kgまで落としました。後は体調だけに気をつけたいと思います」(門馬)と、問題視はしていない様子。
U系の血を引く上山は「自分はスタミナに自信があるんで、最初から動いて動いてスタートから一気にいく」と回転体を宣言。門馬は「自分はグラウンドで下になることが多いんですが、思う存分殴ってください。下から三角絞めを極めて絶対に離しませんから」と、必殺技と公言する三角絞めでの勝利を誓った。以下、各選手のコメントと質疑応答。
所英男
「マンバ選手はK-1MAXでも凄いを打撃を見せていたにも関わらず、実は総合格闘技の選手ということで不気味な部分があります。ただし僕も前田さんとの練習で変わり始めているので、色々なものを試して一回戦を突破したいと思います」
上山龍紀
「対戦相手が決まってホッとしています。自分は興行のことを考えて試合をしたいと思っていますが、もちろん勝ちも狙います。この試合がチャンスだと思っています。キッチリ自分の試合が出来れば勝てると思います」
門馬秀貴
「対戦相手との勝負でもあるんですが、お客さんとの勝負だとも思っています。自分の力を出し切って面白い試合をしたいと思います」
――それぞれ対戦相手についての印象は?
所 打撃はズバ抜けて強いですし、寝技もできると思うし強い選手だと思います。
上山 よく分からないんですけど、ルミナ選手や高谷選手に勝っているので凄く強い選手だと思います。しかし必ず勝つチャンスは来るとあるので、相手どうこうよりも自分次第。自分の動きが出せれば勝てるし、出せなければ負けると思います。
門馬 まだ全く分かりません。とにかく自分のペースを崩さずに戦っていこうと思います。
――前田さんとの練習の中で見につけた技で試したい技はありますか?
所 前田さんと練習するようになってから、今まで極められなかった技が極まったり、倒せなかったところで倒せるようになってます。試したい技もありますし、ドンドントライしたいと思います。
――前田さんはどういった技を伝授しているのですか?
前田 下からの技が一つ、ガードからの技が一つ、ハーフからの技が一つ、あとはタックルの技術ですかね。宇野戦でも一つ教えた技が出せたんですけど、とるのに夢中で極められなかったんですよ。そういった部分を含めてちゃんと教えています。
――上山選手と門馬選手は70kgでの試合が初めてとなりますが、減量は順調ですか?
上山 はい。自分は70kgがナチュラルに近い状態なので。昔は80kgくらいで戦っていたんですが、初めて自分と同じ体重の選手と戦えるのが楽しみ。自分の技術がもっと出せる試合になると思います。
門馬 オファーを受けてから体重を落とし始めて74kgまで落としました。後は体調だけに気をつけたいと思います。
――他の選手にはこれだけは絶対に負けないという武器はなんですか?
所 勝ちたいって気持ちは誰よりも強く持ちたいと思います。
上山 僕も気持ちは誰も負けないと思います。あと自分はスタミナにも自信があります。他の選手はどうか分かりませんが、自分にとって5分2Rはすごく短いので、最初から動いて動いてスタートから一気にいこうと思います。
門馬 自分はグラウンドで下になることが多いんですが、思う存分殴ってください。下から三角絞めを極めて絶対に離しませんから。それを対戦相手に伝えたいと思います。
TBS
「HERO'S 2006」
2006年5月3日(祝・水)東京・国立代々木競技場第一体育館
開場13:30 開始15:00
<追加対戦カード>
▼ミドル級世界最強王者決定トーナメント開幕戦 5分2R延長1R
所英男(日本/リバーサル)
VS
ブラックマンバ(インド/フリー)
▼ミドル級世界最強王者決定トーナメント開幕戦 5分2R延長1R
上山龍紀(日本/Team Kings)
VS
ギルバート・メレンデス(アメリカ/シーザーグレイシー柔術)
▼ミドル級世界最強王者決定トーナメント開幕戦 5分2R延長1R
門馬秀貴(日本/和術慧舟會A-3)
VS
J.Z.カルバン(ブラジル/アメリカントップチーム)
▼ミドル級世界最強王者決定トーナメント開幕戦 5分2R延長1R
レオナルド・フランカ・ノゲイラ(ブラジル/“ペケーニョ”ノゲイラファイトチーム)
VS
アイヴァン・メンジバー(カナダ/トリスタージム)
<対戦決定カード>
▼HERO'Sルール 5分2R延長1R
山本“KID”徳郁(日本/KILLER BEE)
VS
宮田和幸(日本/フリー)
▼HERO'Sルール 5分2R延長1R
秋山成勲(日本/フリー)
VS
永田克彦(日本/TEAM Kings・新日本プロレス)
<ワンマッチ出場予定選手>
曙(チーム・ヨコヅナ)
<チケット料金>
SRS席22,000円 S席13,000円 A席6,000円
<チケット販売所>
HERO'Sオフィシャルサイト=http://www.hero-s.com
FEGオフィシャルサイト=http://www.feg-jp.com
i-mode HERO'Sオフィシャルサイト
Voda fone live! HERO'Sオフィシャルサイト
EZ web HERO'Sオフィシャルサイト
チケットぴあ=0570−02−9999
ローソンチケット=0570−084−003(Lコード:31118)
CNプレイガイド=0570−08−9999
キョードー東京=03−3498−9999
イープラス=http://eee.eplus.co.jp
《0570から始まる番号は一部の携帯電話、PHS、CATVからの電話接続は不可となります》
<チケットに関するお問い合わせ>
キョードー東京=03-3498-9999
<大会に関するお問い合わせ>
HERO'S実行委員会 03-5775-5065
TBS
「HERO'S 2006」
2006年8月5日(土)東京・有明コロシアム
<大会内容>
ミドル級トーナメント2回戦
ライトヘビー級トーナメント1回戦
TBS
「HERO'S 2006」
2006年10月9日(月・祝)神奈川・横浜アリーナ
<大会内容>
ミドル級トーナメント準決勝・決勝
ライトヘビー級級トーナメント準決勝・決勝
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