4月9日(月)東京・青山にあるDSEにてDSE主催『PRIDE.34』の一夜明け会見が行われ、会見に出席したDSE榊原代表が囲み取材に応じ、今後のPRIDEについてコメントを残した。
新体制の設立に向けて、すぐに渡米し新オーナーのロレンゾと話し合いの場を持つと語った榊原代表。
「新体制の最終的なことや決めなくてはいけないこと、引き継いでいけない作業をやらないといけないと思います。僕も渡米しますし、ロレンゾさんが日本に来ることにもなるでしょうね。
4月いっぱいまではDSEとして機能し、5月1日からPRIDE FC WORLDWIDEという新会社になります」と、今後のスケジュールを発表。PRIDE
FC WORLDWIDEの新社長については、内部昇格という形になることを明かした。
昨日のUFCで参戦を表明したアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ(ブラジル)については、5月までPRIDEと独占契約期間中であることを明かし、「どういう理由でオクタゴンに上がったのかは分かりません。ただしノゲイラに関してはPRIDEとUFCの両方に上がっていけるようにしようと考えている選手で、契約交渉をしていく中で、PRIDEと契約した先にUFCへの出場を考えているんです。
UFCが今のPRIDEとの関係をブリッジして、ノゲイラと契約することはないと思います。今更UFCがPRIDEのトップ選手を引き抜いてもしょうがないでしょう(苦笑)」と、ノゲイラがUFCと契約したという噂を否定した。
桜庭和志のPRIDEマット登場により、K-1との今後の関係に注目が集まるが、榊原代表は「K-1さんがどことアライアンスを組むかによって、今後のPRIDEが(K-1サイドと)どう関わっていくかになっていくと思います。
ロレンゾもダナにしてもK-1というものに対しては、リスペクトの気持ちを持っていますから。もしK-1さんがbodogFIGHTやショータイムと、がっぷり組んでやっていくことになれば、障害が出てくるかもしれません。僕は5月からPRIDEの代表ではなくなるので、同じ名古屋出身の谷川さんとはお酒でも飲みに行って、仲良くしたいと思います」と話した。
また今後の総合格闘技について榊原代表は「団体が次から次へと生まれてきて、そこにトップ選手がバラバラにいるという状況は、総合格闘技の熱が冷めてしまうと思うんです。今はファンが何を求めているかに耳を傾けて、協力するところは協力して、総合格闘技が20年や30年、世界中のマーケットに発展して行って欲しいと思います。
これからも総合格闘技の啓蒙作業は必要ですし、そのためには各団体の代表者が話し合いを持たないといけない。PRIDE
FC WORLDWIDEでは世界に通用するルールを作って欲しい」とメッセージを送っている。
PRIDE
FC WORLDWIDE
「PRIDEライト級GP2007 開幕戦」
2007年5月20日(日)埼玉・さいたまスーパーアリーナ
<出場予定選手>
五味隆典(日本/久我山ラスカル)
桜井“マッハ”速人(日本/マッハ道場)
川尻達也(日本/T-BLOOD)
石田光洋(日本/T-BLOOD)
青木真也(日本/パラエストラ東京)
ギルバート・メレンデス(アメリカ/ジェイク・シールズ・ファイティング・チーム)
ヨアキム・ハンセン(ノルウェー/フロントライン・アカデミー)
ルイス・アゼレード(ブラジル/シュート・ボクセ・アカデミー)
マーカス・アウレリオ(ブラジル/アメリカン・トップチーム)
※4・13DEEP北岡悟VSファブリシオ“ピットブル”モンテイロの勝者
※UFCファイター
<チケット料金>
VIP席100,000円/RRS席30,000円/スタンドS席17,000円/A席7,000円
<お問い合わせ>
PRIDE FC WORLDWIDE 03-5464-1531
●GPの今後の日程
7月16日(祝・月)名古屋・日本ガイシホール 「PRIDEライト級GP2007 2ndROUND」
※旧・名古屋レインボーホール
9月30日(日)埼玉・さいたまスーパーアリーナ「PRIDEライト級GP2007 決勝戦」
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