| 6月2日(土・現地時間)アメリカ・ロサンゼルス・メモリアルコロシアムで開催される『SoftBank 
                          presents Dynamite!! USA in association with ProElite』の一部対戦カードが、5月8日(火)都内ホテルの記者会見にて発表された。
  新たに発表されたカードは、桜庭和志(日本/フリー)VSホイス・グレイシー(ブラジル/グレイシー柔術)の再戦を含む7試合。  桜庭とホイスは2000年5月1日に『PRIDE 
                          GP 2000決勝戦』のトーナメント準々決勝で対戦、ホイス側の要求により1R15分の無制限ラウンドという特別ルールで行われ、90分間にもわたる死闘の末に6R終了後、ホイス側のタオル投入により桜庭が勝利している。  当初、谷川EPはUFCにホイスの相手としてマット・ヒューズを要請していたが、実現不可能になった時点で桜庭に白羽の矢を立てたという。 「私自身、MMAの中でナンバーワンに挙げている試合。伝説の90分の試合の続き、再戦をやります」と谷川EP。前回のような無制限ラウンドはカリフォルニア州のアスレチックコミッションより許可が下りないため、今回は5分5Rで行われる。  桜庭は4月8日にPRIDEのリング上で挨拶をした直後、ブラジルにあるシュートボクセ・アカデミーに渡って練習を開始。ホイスも地元でPR活動をしながらリベンジに向けて練習を開始しているという。帰国は今月15日を予定。 「MMAの中で一番いい試合だったので、当初はこのカードを封印したい気持ちがあった」と谷川EP。「しかし、アメリカサイドがこの試合を一番見たい、と。2000年の時点でのアメリカでMMAは正直言ってマニアの世界だった。それが今、アメリカで爆発的に流行ったことによって、もう一度見たいという声が強いんです。いざホイスの相手を決める時に、二人とも納得したのは桜庭VSホイスでした。桜庭選手も“自分を取り戻すためにも、いい試合が出来るのはホイス”だと言ったので、これはやろうという気になりました」  ルールの違いが前回とは違う展開を生む、と谷川EPは語る。「試合時間が変わったことによって戦略が変わります。前回はホイスが一晩やろうという気持ちで、桜庭選手がそれに付き合った。時間が変わるとどう変わるのか、それが一番興味あります。アスレチックコミッションのルールでホイスは道衣を着れないので、それも(試合展開が)変わってくる要素になります」  このカードを両者に告げた時の反応は、「僕の印象では桜庭選手は“なるほど、そうきたか”という顔をしていました。PRIDEのリングに上がった直後くらいに話をしたんですが、特に何も感想は言ってませんでしたね。この期間は元々シュートボクセで練習するつもりだったようです。ホイスは正直、どういう感想かは分かりませんが、同じ反応だと思いますよ。ホイスはアメリカで明日か明後日くらいに公開練習をすると言っていたので、その時に感想を言うんじゃないですか」というものだったという。  ホイスに関しては「カウントダウンに入っているから大勝負と考えている。ノリノリで機嫌がいいですよ」とリベンジに燃えていることを明かし、父エリオも招待しようと話をしているとのこと。「グレイシー一族はけっこう集まるんじゃないですか」と総力戦になることも予想したが、一部で噂されたヒクソン参戦については「この大会ではないです。全くないです」と完全否定。ただし、「キム夫人とはずっと連絡をとっているので、いつかやりましょうという話はしています」。  さらに谷川EPは、PRIDEの新オーナーとなったカジノ王ロレンゾ・フェティータ氏が記者会見で「桜庭和志、ホイス・グレイシーの1時間半にも及ぶ激しい戦いを観て、大会の演出を含め、心が吹き飛ぶくらい感動しました」と言ったことを挙げ、「ロレンゾさんに最前列で見て欲しい。ぜひ来て欲しいですね」とラブコールを送った。
 
   FEG 
                          USA「SoftBank presents Dynamite!! USA in association with 
                          ProElite」
 6月2日(土・現地時間)アメリカ・ロサンゼルス・メモリアルコロシアム
 開場15:30 開始17:00
 <追加発表カード> ▼HERO'Sルール 5分5R桜庭和志(日本/フリー)
 VS
 ホイス・グレイシー(ブラジル/グレイシー柔術)
 ▼HERO'Sルール 5分3Rマイティ・モー(アメリカ/フリー)
 VS
 チェ・ムベ(韓国/TMG)
 ▼HERO'Sルール 5分3Rメルヴィン・マヌーフ(オランダ/ショータイム)
 VS
 ユン・ドンシク(韓国/フリー)
 ▼HERO'Sルール 5分3Rハビエル・バスケス(アメリカ/ミレーニア柔術)
 VS
 永田克彦(日本/新日本プロレス)
 ▼HERO'Sルール 5分3Rブラッド・ピケット(イギリス/エリート・ファイティング・システムズ)
 VS
 所 英男(日本/チームZST)
 ▼ProElite&SHOWTIME提供試合 HERO'Sルール 5分3Rジェーク・シールズ(アメリカ/シーザー・グレイシー柔術)
 VS
 イド・パリエンテ(イスラエル)
 ▼ProElite&SHOWTIME提供試合 HERO'Sルール 5分3Rジーナ・カラノ(アメリカ)
 VS
 ジャン・フィニー(アメリカ)
 <決定対戦カード>▼メインイベント HERO'Sルール 5分5R
 ブロック・レスナー(アメリカ/ミネソタ・マーシャルアーツ・アカデミー)
 VS
 チェ・ホンマン(韓国/フリー)
 <出場決定選手>レイ・セフォー(ニュージーランド/レイ・セフォー・ファイトアカデミー)
 ジョニー・モートン(アメリカ/元NFL 49ersワイドレシーバー)
 アントニオ・シウバ(ブラジル/FIGHT CO.)
 J.Z.カルバン(ブラジル/アメリカン・トップチーム)
 <放送予定>TBS系列 6月4日(月)21:00〜23:00
 <チケット料金>アリーナ席(指定席)
 $1000 $250 $100
 
 自由席
 $60 $30 $10
 <チケット販売所>Ticketmaster=http://www.ticketmaster.com
 LA Coliseum Box Office=boxoffice@lacoliseum.com
 <お問い合わせ>FEG=03-3796-5060
 ●2007年HERO’Sの予定年間スケジュール7月、9月 トーナメント開催(予定)
 
 
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