6月17日(日・現地時間)タイ・バンコクにあるムエタイ二大殿堂のひとつラジャダムナンスタジアムに『ALL
JAPAN KICKBOXING 2007 MUAY THAI CHALLENGE タイ国遠征試合』として敵地に乗り込む全日本キックボクシング連盟の5選手が、7日(木)東京・AJジムにて公開練習を行った。公開練習には全日本チームの監督に就任した小林聡GMが姿を現した。
公開練習前の挨拶で、全日本チームの監督就任について「一人でも欠けたら俺が出ます。黒崎先生みたいに」と、いきなりウケを狙った小林GM。
一笑い起きたのを確認した後で「(選手たちを)精神的に支えられればいいかなと思います。聞きたいことがあったら、何でも聞いてくれ。今回は全勝が目的、そのためにやれることは何でもやります。期待して下さい」と、改めて所信表明した。
その後、小林GMは選手たちの公開練習の様子を熱く見守る。しかし練習が終わると、なぜかムエタイ戦士が頭につけるモンコンをつけて、質疑応答に応じる小林GM。
しかも「全勝するために必要なものは?」という質問に「分かんない」とポツリ。さらに初タイの選手たちへのアドバイスをもとめられると「特にねえな」と笑い飛ばした。また冒頭の挨拶で「何でも聞いてくれ」と言ったことを受けて各選手からは、
「小林さんがいる空気だけで充分。頼りがいがありそうでないところがいい(笑)」(石川)
「僕はあきらめが早いんで、試合中に諦めそうになったら喝を入れて下さい」(大月)
「向こうで野良犬に襲われたどうしたらいいですか?」(藤原)
「そばにいてもらえるだけで充分です」(山本)
「心配はないと思います」(前田)
と、様々な要望が上がったのだが、小林GMは「(大月に喝ではなく)タオルを入れる」「(前田に対して)いいこと言うな〜」とマイペース発言を連発。質疑応答の最後には「大全日本人で頑張れ!」と、松本人志の第1回監督作品「大日本人」に引っ掛けたギャグで締めくくるのであった。
(そんな小林GMだが「タイの雰囲気に飲まれずに、暴れまわってもらえればいいと思う。このメンバーに選ばれたことに誇りを持って、厳しいリングの中で暴れて欲しい」「リングに上がるまでのモチベーションが大事。色んなことをシュミレーションした方がいい」と、監督らしいアドバイスも送っている)
ALL
JAPAN KICKBOXING 2007 MUAY THAI CHALLENGE
「全日本キックボクシング連盟・タイ国遠征試合」
2007年6月17日(日・現地時間)タイ・ラジャダムナンスタジアム
第一部開始17:00 第二部開始21:00
<第1部 対戦カード>
▼135ポンド(61.23kg) ムエタイルール 3分5Rインターバル2分
大月晴明(AJKF/WPKC世界ムエタイ・ライト級王者)
VS
グーピー・ウォー.スティラー(タイ)
▼130ポンド(58.97kg) ムエタイルール 3分5Rインターバル2分
石川直生(青春塾/全日本スーパーフェザー級王者)
VS
チャーンヴィットノーイ・シットチャーンヴィット(タイ)
▼119ポンド(53.98kg) ムエタイルール 3分5Rインターバル2分
藤原あらし(S.V.G./全日本バンタム級王者)
VS
ルークゲーオ・ギャットトー.ボー.ウボン(タイ)
<第2部 対戦カード>
▼128ポンド(58.06kg) ムエタイルール 3分5Rインターバル2分
山本真弘(藤原/全日本フェザー級王者)
VS
ウィーラチャイ・チューワッタナ(タイ)
▼128ポンド(58.06kg) ムエタイルール 3分5Rインターバル2分
前田尚紀(藤原/全日本フェザー級2位)
VS
モンコントーン・ポンソンクラーム(タイ)
●全日本キックボクシング連盟 2007年度・大会スケジュール
6月9日(土)新宿FACE 『CUB☆KICK’S-6』
6月10日(日)新宿FACE 『CUB☆KICK’S-7』
6月17日(日)タイ・ラジャダムナンスタジアム
7月29日(日)後楽園ホール
8月25日(土)後楽園ホール
9月29日(土)後楽園ホール
10月 代々木第二体育館(予定)
11月18日(日)後楽園ホール
12月7日(金)後楽園ホール
※新宿FACE大会、横浜赤レンガ倉庫大会(はまっこムエタイジム)、その他追加大会予定
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