大晦日に京セラドーム大阪で開催される『Fields K-1 PREMIUM 2007 Dynamite!!』を前にして29日、恒例となっているフォトセッション&プレス会見が大阪市内のホテルで行なわれた。プレス会見には同大会に出場する選手の内、13選手が出席。マスコミを前に、各選手が試合に向けての意気込みを語った。以下はズールとチェ・ヨンスを除く各選手のコメント。
▼立川隆史
「とても大きな舞台なので緊張しています。緊張して新幹線では眠れませんでした。(現役時代の京セラドームの印象は?)相性よくなかったです。(相手の情報は?)身長、体重、実績は知っていますが、それ以外は知らないです。映像は見ていません。前回も相手の映像は見ないようにしました。前回に比べて進化、レベルアップしている感覚はないですが、前回同様、しっかり戦いたいです。今回ファンに見せたいものはローキックです!」
▼ハニ・ヤヒーラ
「KID選手はすべてのテクニックに優れている選手。そのへんはひじょうに尊敬しています。彼との試合では、すべての面を警戒しています。私が勉強した限りでは、彼の弱点を発見できませんでした。(ビビアーノ・フェルナンデスとの試合は見た?)見ました。大変良い試合だったと思います。勝敗を分けた要因は、山本選手の方が経験が豊富だったということでしょう。(KID選手の寝技の印象は?)寝技だけではなく、すべての技において優れていると思います。(それでも当日は寝技で攻めようと思いますか?)もちろん。私の得意技で極めたいと思います。(KID選手が『この試合に勝ってWECに進出』というようなことを言っていましたが、それについてどう思う?)彼ほど偉大な選手に、そう思ってもらえるのは嬉しいことだと思います」
▼キム・ヨンヒョン
「開幕戦で試合をしてみて、色々な問題点が見えてきました。具体的には技術的に単調になるところです。あと、もう少し相手にプレッシャーを与えることができるよう練習してきました。(ニコラス・ペタスが相手だが、彼の印象は?)とても良い選手なので、彼との試合はすごく良いものになると思います。(さいたまスーパーアリーナでチェ・ホンマンが世界最強と言われる選手と試合をするが、その試合についてはどう思っているか?)同じシルムの同僚として、彼は先にK-1の世界に入って活躍しています。彼は私たちがこの世界に入るための足がかりを作ってくれた選手なので、ぜひ頑張ってほしい。(今回の試合で、どんなところを見てほしい?)前回は初戦ということでかなり緊張していました。でも今回は二回目なので準備してきたものを、すべて見せたいと思っています」
▼宮田和幸
「(ヨアキム・ハンセン対策は万全?)特別、ハンセンというわけではなくて、まんべんなくレベルアップするようにやってきました。(まんべんなくレベルアップすれば勝てるという自信があると)流れの中で勝ちたいと思っているんですけどね。何と言うわけではないんですけど、全体的に高いレベルにいる自信はあるので、動きのある試合をしたいです。退屈させない試合を。総合格闘技らしい試合になると思うので、総合を知らない人も楽しめる、知っている人も楽しめる、そういう幅広く楽しんでもらえる試合にしたいですね」
▼武蔵
「僕も大阪人なので分かるんですけど、大阪人というのは目が肥えた人が多い。本当にいい試合じゃないと喜んでくれないというか損得勘定が激しいので、来て良かったと思ってもらえる試合をしたいですね。アッカ選手がどう来るかで変わると思いますけど、経験的な部分とかすべての部分で上回りたいと思います。1Rからガンガン来るのであれば、付き合うというわけではないですけど受けて立つくらいの気持ちでいます。KOの気持ちよさは格闘家にしか味わえないものなので、試合の中でそのチャンスを生んでいきたいですね。倒しにいきたいです。(相手は85s級の選手だが、スピードとかは気になる?)当然、黒人選手なのでバネがあるでしょうし、手足も長いのでスピードを利用して攻めてくると思っています。でも自分もスピードで勝負するタイプなので気にしてないですね。もうスピードだけではなく、すべての面で上回りたいと思っています。(相手がK-1デビュー戦だが、そのへんで負けられないというプレッシャーは?)そうですね。K-1デビュー戦といっても、総合とかで戦いには慣れていると思うので。でもK-1は初めてなので、K-1は全然別の戦いなんだよということを教えてやりたいですね」
▼ベルナール・アッカ
「武蔵戦に向けて、キックは全日本キックで出稽古してきました。(テコンドーのキャリアはどのくらい?)2年半ですね。でも蹴りは好きだったので、ずっとやっていました。テコンドーについては、もう型も忘れましたけど(笑)。(得意な蹴りは?)得意ということで言えば回し蹴りですかね。ドゥーリョーチャギです。(武蔵戦では、どのような技で勝ちたい?)どのような技で勝ちたい(笑)。どうでしょうね…。間違いなく蹴り合いになると思うので、いい蹴り合いを見せられたらいいんじゃないですかね。(この試合を機にK-1本戦にも参戦したい?)まず武蔵戦を一生懸命やって、その後のことは終わってから考えたいと思います」
▼メルヴィン・マヌーフ
「(西島とは、どのような試合がしたい?)。逆にどのような試合を期待している?(もちろん打ち合いが見たい)。では、そのリクエストにお応えして、そういう試合をお見せしたいと思います。(ただ西島選手のパンチは危険だが)相手はボクサーだが、自分では十分打ち合えると思っている。観客の歓声が大きければ大きいほどクレイジーになれると思うので、楽しみにしておいてください。(西島がマヌーフ選手のパンチを見て『ストレートが打てなくてヘタクソ』と言っていましたが)そう言わせておけばいいよ。人それぞれ意見があると思うしね。どうなるかは当日、リング上を見れば分かるから。まあオレが持っているKO率94.4%という数字がどこから来るのか。逆にリング上でそれを見せてやりたいと思っています。(逆に西島の技術を、どう見ている?)とりあえずエヴァンゲリスタ・サイボーグ戦とマーフハント戦を見たけど、まあ、よく頑張ったんじゃないかな。でも、ちなみにオレはサイボーグをKOで倒している。しかもサイボーグを倒したのは、西島がヘタクイソと言っていたストレート。当日が楽しみだね」
▼ヨアキム・ハンセン
「宮田選手については、ひじょうにレスリングが強く動きが早いという印象を持っています。(これまで戦ってきた選手の中で、宮田に近いと思う選手はいる?)前回敗れた光岡選手にイメージが近いかなと思っています。負けたので、あまり良いイメージではないですが。(宮田選手はその光岡選手と同じところで練習しているそうだが)特に気にはなりません。どこで彼が練習をしようが、私は全身全霊をかけて試合をするだけです。(前回と比べてコンディションは?)前回よりは精神面でも肉体面でも上回っていると感じています。前回はトレーナーとの決裂もあって、精神的に不安定な面もありました。でも今回はそれがないので、問題はないと思っています」
▼ニコラス・ペタス
「ちょっと予想外の相手だったんですけど、Dynamite!!に出られるというだけで嬉しく思っています。Dynamite!!では一試合一試合にテーマが必要だと思っているんですけど、僕の中では勝手にテーマを作っています。相手は韓国相撲の横綱、要は自分より大きな選手に勝つというテーマですよね。去年はバダ・ハリ、ピーター・アーツ、そして今回の試合と。どんどん相手が大きくなっている。そういう化け物に対して、僕がハンターになって、どう倒していくか。20年の格闘技経験を活かして、倒したいと思っています」
▼西島洋介
「早く試合したいですね。(対策というかマヌーフ選手の弱点は見えた?)打ち合いに持っていきたいんですけど。(打ち合えば勝てると)そうですね。勝てると思います。(マヌーフも打ち合いたいと言っていたが)嬉しいです」
▼井上由久
「(まずは格闘技歴から)。小学生のときからボクシング、そして高校になって空手、グローブ空手。そしてキックボクシングに転向しました。(対戦相手の立川選手のイメージは?)過去、ジムに高校野球をやっていた人間が結構いまして、みんな運動神経抜群で腰の回転も凄かった。すべての面で他のスポーツ選手より優れていると思っています。なので、これまでで一番辛い試合になると思います。(過去のタイトル歴は?)全日本グローブ空手選手権で準優勝、西日本グローブ空手選手権で優勝。あとはアマチュアボクシング愛媛代表です。(相手は今年2月まで格闘技をやったことがなかった選手。そのへんで勝って当たり前という気持ちは?)ヘビー級の試合だと一発当たれば倒れることもあるので、油断せず全力で戦いたいと思っています。(得意技は?)パンチと右の下段蹴りです。自分は36歳で、この試合が最後になるか、やってもあと2、3戦かもしれないです。ですが一戦一戦、最後のつもりで全力で戦いたいと思います」
TBS/FEG/MBS
「Fields K-1 PREMIUM 2007 Dynamite!!」
2007年12月31日(月)大阪・京セラ大阪ドーム
開場13:00(予定) 開始15:00(予定)
<全対戦カード>
▼メインイベント(第13試合) HERO’ルール 85kg契約 1R10分 2R5分 延長5分
船木誠勝(ARMS)
VS
桜庭和志(チーム桜畑)
▼セミファイナル(第12試合) HERO’Sルール 135ポンド契約 5分3R
山本“KID”徳郁(KRAZY BEE/HERO’S2005ミドル級王者)
VS
ハニ・ヤヒーラ(ブラジル/アタイジジュニア柔術/ADCC2007優勝)
▼第11試合 HERO’Sルール 5分3R
ボブ・サップ(アメリカ/チームビースト)
VS
ボビー・オロゴン(ナイジェリア/チーム・オロゴン)
▼第10試合 K-1ルール 70kg契約 3分3R延長2R
魔裟斗(シルバーウルフ)
VS
チェ・ヨンス(韓国/KAHN GYM)
▼第9試合 K-1ルール 3分3R延長2R
ニコラス・ペタス(デンマーク/チーム・スピリットAE)
VS
キム・ヨンヒョン(韓国/テウン会館)
▼第8試合 K-1ルール 3分3R延長2R
武蔵(正道会館)
VS
ベルナール・アッカ(コートジボアール/フリー)
▼第7試合 K-1甲子園 U-18日本一決定トーナメント決勝戦 60kg契約 K-1ルール 3分3R
HIROYA×才賀の勝者
VS
久保×雄大の勝者
▼第6試合 HERO’Sルール 5分3R
田村潔司(U-FILE CAMP)
VS
所英男(チームゼスト)
▼第5試合 HERO’Sルール 5分3R
ミノワマン(フリー)
VS
ズール(ブラジル/ルタ・リブレ)
▼第4試合 HERO’Sルール 85kg契約 1R10分、2R5分、延長5分
メルヴィン・マヌーフ(オランダ/ショータイム)
VS
西島洋介(高田道場)
▼第3試合 HERO’Sルール 70kg契約 5分3R
宮田和幸(フリー)
VS
ヨアキム・ハンセン(ノルウェー/フロントライン・アカデミー)
▼第2試合 K-1甲子園 U-18日本一決定トーナメント1回戦 60kg契約 K-1ルール 3分3R
久保賢司(立川キックボクシングアカデミー/NJKFフライ級王者、WPMO世界同級王者/18歳)
VS
雄大(=ゆうだい/治政館/16歳)
▼第1試合 K-1甲子園 U-18日本一決定トーナメント1回戦 60kg契約 K-1ルール 3分3R
HIROYA(フリー/第5回世界キックボクシング選手権アジア大会54Kg級優勝/15歳)
VS
才賀紀左衛門(=さいが・きざえもん/大誠塾/18歳)
▼オープニングファイト K-1ルール 3分3R
立川隆史(TRYOUT)
VS
井上由久(武勇会/四国中央支部)
▼K-1甲子園 U-18日本一決定トーナメントリザーブファイト 60kg契約 K-1ルール 3分3R
村越凌(湘南格闘クラブ/15歳)
VS
藤本新(大月道場/17歳)
<チケット料金>
SRS席32,000円 RS席22,000円 SS席18,000円 S席12,000円 A席6,000円
<チケット販売所>
●デジタル先行発売
K-1オフィシャルサイト http://k-1.co.jp
HERO’Sオフィシャルサイト http://hero-s.com
i-mode K-1オフィシャルサイト
Yahoo!ケータイK-1オフィシャルサイト
EZ web K-1オフィシャルサイト
i-mode HERO’Sオフィシャルサイト
Yahoo!ケータイHERO’Sオフィシャルサイト
EZ web HERO’Sオフィシャルサイト
●一斉発売
チケットぴあ 0570-02-9505(特電)
ローソンチケット 0570-084-653(特電)
CNプレイガイド 0570-08-9944(特電)
イープラス http://eplus.jp/
※0570から始まる番号は一部の携帯電話、PHS、CATVからの電話接続は不可
<チケットに関するお問い合わせ>
キョードー東京=03-3498-9999
<大会に関するお問い合わせ>
(株)FEG=03-3796-5060
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