5月14日(水)東京・御茶ノ水にある和術慧舟会東京本部にて、光岡映二(日本/和術慧舟會RJW)が公開練習を行った。光岡は18日(日)東京・有明コロシアムで開催されるワールドビクトリーロード(以下WVR)主催『戦極〜第二陣〜』でイ・グァンヒ(韓国/Tuhon
Jeongsim Gym)と対戦する。
2分2R、寝技中心のスパーリングを公開した光岡。1R目が終わり、2R目に出てきたスパーリングパートナーはなんと宇野薫だった! 宇野は3日前の5月11日に『DREAM.3』のメインイベントで石田光洋を大熱戦の末にスリーパーホールドで破ったばかり。
これは『DREAM』前の5月6日に行われた宇野の公開練習で、逆に光岡が宇野のスパーリングパートナーを務めていたことから「そのお返し」と「勝ち運を吸い取るため」だったという。
宇野は光岡の仕上がりを「自分も試合だったんですが、みっちゃんの方が動きがよくて“どうしよう”とか思いました(笑)。その調子を継続しているという印象があります。凄く練習していますよ」と自分以上に好調だと評し、「みっちゃんのペースでやればイケる。打撃も寝技も対応できますから」と盟友の勝利を信じて疑わない様子だ。
光岡自身も「一通り練習が終わってあとは減量のみ。動きはよく出来てるので大丈夫だと思います」と仕上がりは順調。初めての戦極ルールとなるが「(3点ポジションでの)ヒザ蹴りとかは無理に使おうとは思っていません。以前も蹴り上げとかやったんですが、一度も当たらなかったので(笑)。普段使ってないものを無理に使おうとは思いませんが、状況によっては狙っていくかも」と特に意識はしていないようだ。
対戦相手の5戦5勝5KO、スピリットMCウェルター級チャンピオンのイ・グァンヒについては「凄くいい選手。パンチをもらっても下がらないし、全力パンチを1R5分間ずっと打ち続けてくるという凄まじいものがあったので、打撃は出来れば回避していく。でも、行くところは行きますよ。基本はノラリクラリ行きますけど(笑)。僕には僕なりの闘い方があると思います」とした。
公開練習が寝技中心だったため寝技で行くのかとの問いには「打撃も一発入れば倒れる。できること全てを狙っていきます」とし、「相手はイケイケ。パンチ喰らっても気にしないので深入りしないようにします。打ち合いは……どうしようかな? その時その時で考えます」と、全局面で対応する“総合力”で勝負との構え。
宇野の勝利には刺激を受けたようで「行ってよかった。試合前なので家で休んでいようかとも思ったんですが、近くで見ていい力をもらいました。試合に向けてドキドキしていたんですが、そのドキドキも吹っ飛んでスイッチが入りましたね」という。
同時に、史上最高の名勝負となったエディ・アルバレスVSヨアキム・ハンセンの試合を見て(光岡は昨年11月、修斗のリングでハンセンを判定に破っている)、「凄くいい試合でした。二人とも退いたりせず前へ出て。僕も退かずにずっと前へ出る試合をしたいと思っている。もしパンチをもらっても下がらず、前へ出て行こうと思いました」と、こちらの試合にも刺激を受けたと語る。
大舞台への登場ということで、何かスペシャルな技は用意しているのか、との問いには「僕の持ってる技は全てスペシャル」とニヤリ。「そう見えるか見えないかはその時次第ですけどね」と笑う。「とりあえず勝ちたい。極める、倒すは勝つの二の次です。とりあえず勝つ。もちろん極められる所では極めに行きますよ。体が勝手に動けば、と思っています」
参戦表明時には、戦極ライト級のエース五味隆典への挑戦をぶち上げていた光岡だが、「2〜3週間前までは意識していたんですが、今はそれどころじゃありません。目の前の試合のことしか考えていません」と、完全に集中しているという。
これまで“ここぞ”という試合で勝利を逃すことも多かった光岡。元々、道場での異常な強さは宇野を始めとする和術慧舟会のメンバーも認めるところだ。“影の実力者”が大舞台でいよいよブレイクするか!?
ワールドビクトリーロード
「戦極〜第二陣〜」
2008年5月18日(日)東京・有明コロシアム
開場14:30 開始16:00
<全対戦カード>
▼メインイベント ヘビー級
“KING OF 戦極”
ジョシュ・バーネット(アメリカ/フリー)
VS
“極めの博士号”
ジェフ・モンソン(アメリカ/アメリカン・トップチーム)
▼セミファイナル ※契約体重調整中
“不動心”
近藤有己(日本/パンクラスism)
VS
“グレイシー最強の遺伝子”
ホジャー・グレイシー(ブラジル/ホジャー・グレイシー柔術アカデミー)
▼第6試合 ライトヘビー級
“smile 亮くん”
川村 亮(日本/パンクラスism)
VS
“復活モンスター”
ケビン・ランデルマン(アメリカ/ハンマーハウス)
▼第5試合 ヘビー級
“セクシャルビーストNO.1”
中尾“KISS”芳広(日本/TEAM TACKLER)
VS
“マオリの1000万パワー”
BIG・ジム・ヨーク(ニュージーランド/ファイブ・リングス・ドージョー)
▼第4試合 ウェルター級
“GRABAKAの裏番長”
佐々木有生(日本/GRABAKA)
VS
“Goldenヒザボンバー”
ジョルジ・サンチアゴ(ブラジル/アメリカン・トップチーム)
▼第3試合 ライト級
“金網の申し子”
光岡映二(日本/和術慧舟會RJW)
VS
“韓国の火の玉ボーイ”
イ・グァンヒ(韓国/Tuhon Jeongsim Gym)
▼第2試合 ウェルター級
“鉄人継承”
マイク・パイル(アメリカ/エクストリーム・クートゥア・ジム)
VS
“恐怖!人間ユンボ”
ダン・ホールバックル(アメリカ/McVicker’s Martial Arts Academy)
▼第1試合 ライト級
“イズムの継承者”
北岡 悟(日本/パンクラスism)
VS
“リアル・クラッシャー”
イアン・シャファー(オーストラリア/チーム・シャファー)
<チケット料金>
VIP席50,000円(特典:専用入場ゲート・グッズ付) RRS席25,000円
戦極シート(S席)15,000円(特典付)
S席15,000円 A席 7,000円
※全席指定・消費税込
<チケット一般発売所>
イープラス http://eplus.jp/sengoku/(PC&携帯)
電子チケットぴあ=0570-02-9999(Pコード811-831)
チケットぴあ http://eplus.jp/sengoku/
ファミリーマート
サークルK・サンクス
ローソンチケット ローソンチケット=0570-084-003(Lコード:33717)
全国ローソン店頭Loppi http://l-tike.com/
CNプレイガイド=0570-08-9999(10:00〜18:00) http://www.cnplayguide.com/
ampm
セーブオン
CNステーション
<問い合わせ>
ワールドビクトリーロード=TEL:03-3369-2211
ワールドビクトリーロード
「戦極〜第三陣〜」
2008年6月8日(日)さいたまスーパーアリーナ
開場16:00 開始17:00
<決定対戦カード>
ニック・トンプソン(アメリカ/フリースタイルアカデミー)
VS
マイケル・コスタ(ブラジル/シュート・ボクセ・アカデミー)
<出場予定選手>
吉田秀彦(日本/吉田道場)
マーシオ・“ぺジパーノ”・クルーズ(ブラジル/グレイシーフュージョン)
ファビオ・シウバ(ブラジル/シュート・ボクセ・アカデミー)
ホドリゴ・ダム(ブラジル/アライアンスBJJ)
<既報出場予定選手>
藤田和之(藤田事務所)
<チケット料金>
VIP席(専用入場ゲート・特典付き)100,000円
RRS席30,000円
戦極シート(S席・特典付き)17,000円
S席17,000円 A席7,000円
<お問い合わせ>
ワールドビクトリーロード=TEL:03−3369−2211
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