9月24日(水)都内ホテルにて、『DREAM.6 ミドル級GP2008 決勝戦』の一夜明け会見が行われた。
昨日の大会では試合後、吉田秀彦への挑戦をぶちあけた秋山成勲(フリー)。
テレビ視聴率でも2大会連続で瞬間最高視聴率を取るなど(13.4%、平均視聴率は9.0%)、終わってみれば主役級の注目度を集めていた。
会見の冒頭では「怪我もなく終わったので、すぐに次の試合に向けて動きたい」と短い挨拶をした秋山。
自らの試合が瞬間最高視聴率を取ったことについては「普通にうれしいですが、もっともっといい試合をしている人はいたと思うし、そういう試合にも注目してほしい。もっと多くの人が試合を見てくれたらなと思いました」と謙虚なコメントを残す。
そしてこの日も秋山には吉田戦についての質問が飛んだ。まず昨日の発言の反響について「自分の周りの柔道をやっている人間からは連絡がありました。彼らは僕と吉田さんの関係も知っているし、僕の中で吉田さんは最後に越えなくちゃいけない壁です。このタイミングが良いか、悪いかは別にして、(周りの人間は)応援してくれてました」と話す秋山。
秋山がDREAMを、吉田が戦極を主戦場にしているため、もし吉田VS秋山が実現とするとすれば、どの舞台、どのリングで行うのかという問題もある。秋山自身はこのことに関して「僕的には(舞台は)どこでも構わないです。吉田さんとは体重も違うし、色んな問題はあると思いますが、(吉田戦を)やることに意味があると思っているんで」と、戦う場にこだわりがないとしている。
また会見に同席した初代ミドル級王者のゲガール・ムサシ(オランダ)が自らの防衛戦の相手として「皆さんが見たいと思っているのは自分と秋山選手の試合でしょう」と発言。
ムサシが秋山に対戦を要求する形となったが、秋山は「そうやってリスペクトされるのはうれしいです。でも自分としては、いきなりそういうの(防衛戦)は無理です。イチからトーナメントに出て、という方が自分の気持ちには合ってます。うれしいはうれしいですけど、ゆっくり考えます」と明言を避ける。
しかし昨日の大会に続く青木真也(パラエストラ東京)からの対戦要求には「正直に言わせてもらうと、興味ないです。今は吉田さんとの試合にしか目がいってないです」と、青木は眼中にないと言わんばかりの言葉を残している。
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