11月26日(水)東京・高円寺にあるU.W.F.スネークピットジャパンにて、ソルデティグレ・ヨースケ(U.W.F.スネークピットジャパン)が公開練習を行った。ヨースケは、12月5日(金)東京・後楽園ホールで開催される全日本キックボクシング連盟『Fujiwara
Festival〜藤原祭り2008〜』のメインイベントで前田尚紀(藤原)と対戦する。
プロボクシングで11戦5勝3敗3分の戦績を持つヨースケ。キックを始めたきっかけは、「ボクシングを辞めてから子供が産まれたときに、まだ何か出来ると思って変わったことをやろうと考えた」からだという。
ヨースケはシュートボクシングで活躍する同門の歌川暁文の後輩にあたり、「相手をボコボコ殴れて、何かトーナメントに出て賞金が稼げるものはないか」とジム探しをしているときに、歌川の紹介を受けてU.W.F.スネークピットジャパンに入門することになった。
リングネームは、虎好きだというヨースケの奥さんの意向をくみ、ヨースケを指導する大江慎コーチと親交の厚いプロレスラー・高山善廣がソルデ(=スペイン後で太陽の意)+ティグレ(虎)を組み合わせ命名。
2006年8月にキックデビューし今回で10戦目、今年7戦目(今年度全日本キック最多出場)を迎えるヨースケは、2008年最終興行のメインに大抜擢されることになった。
「最初、自分の試合がメインだと聞いて絶対嘘だと思いました。1年前の自分が1年後を見たときにまさかこういうことになるとは思っていませんでしたし。人生初、それも後楽園ホール大会のメイン。夢のような舞台に立てることを関係者や藤原ジムの方に感謝しています。自覚と責任を持って試合に臨みたいと思います」とヨースケは緊張の面持ちで意気込みを語る。
今大会の第3試合には王座決定戦、第4、5試合にはタイトルマッチ、その後には、スペシャルマッチ、セミにはK-1MAXで活躍する小比類巻太信が登場と、注目カードを差し置いてのメインであるため、ヨースケにかかる期待は大きい。
ヨースケは「僕の試合が終わって、面白かったと評価され続けて認められた結果だと思う」と話す。しかし、大江コーチは「全日本キックさんの加盟ジムが多い中、うちはフリーのジムでありながらメイン。タイでの試合だったら中間に位置している試合がメインになるけど、ここは日本。“終わりよければすべてよし”といわれるように、ヨースケに大会の全てがかかっている。最低条件は勝利ですけど、こいつの試合でこけたらシビアでシリアスな問題になる。うちとしては責任を持って(ヨースケを)リングに上げますが、もし負けたり、どうしようもない試合したらどうするの?」と鋭い指摘。
するとヨースケは「日本のファンの前ではもう試合が出来ないと思うので、今後はタイで試合したいと思います。上がれるリングに上がるだけですね」と、1000回以上は顔が似ていると言われたことがあるという元プロボクシングWBC世界バンタム級チャンピオン・辰吉丈一郎風にコメントし、マスコミ陣を笑わせた。
対戦相手の前田は全日本フェザー級1位にあたり、同級7位のヨースケから見れば格上。「前田選手とはいつかやるとは思っていました。試合のイメージもしていました。前田選手のパンチは回転、スピードが早く、的確性もある。ローも強いと思います」とヨースケは相手の印象を語りつつ、「“ド突き合い”をして勝ちたい。ド突き合い以外に自分の活路はないと思います」と打ち合いをした上で勝つと宣言。
この日の公開練習では、3分1Rのパンチのみのミット打ちを披露したヨースケ。近距離から左右のフックとアッパー、縦ヒジ、横ヒジと接近戦を想定した攻撃を延々と繰り出し、好調をアピールした。
「来年は全日本キックのトップ戦線に食い込んで闘っていきたいと思います。1位の前田選手を倒して、無名から有名になりたい」と豪語するヨースケ。前田撃破で一気に頂点を狙う。
全日本キックボクシング連盟
ALL JAPAN KICKBOXING 2008
「Fujiwara Festival〜藤原祭り2008〜」
2008年12月5日(金)東京・後楽園ホール
開場17:00 本戦開始18:00
※オープニングファイト開始17:20
<全対戦カード>
▼メインイベント(第7試合) 58kg契約 3分3R延長1R
前田尚紀(藤原/全日本フェザー級1位)
VS
ソルデティグレ・ヨースケ(U.W.F.スネークピットジャパン/全日本フェザー級7位)
▼セミファイナル(第6試合) 70kg契約 3分3R延長1R
小比類巻太信(BRAVI RAGAZZI/2004&2005K-1 WORLD MAX日本王者)
VS
ASH-RA(X FORCE)
▼スペシャルエキジビションマッチ ※試合形式、カード未定
藤原敏男VS初代タイガーマスクVS藤原喜明VS小林聡GMVSウルティモ・ドラゴン
▼第5試合 全日本ミドル級タイトルマッチ 3分5R
中村高明(藤原/王者)
VS
江口真吾(AJ/挑戦者・同級1位)
▼第4試合 全日本ウェルター級タイトルマッチ 3分5R
山本優弥(青春塾/王者)
VS
クリストフ・プルボー(スイス/スクランブル渋谷/挑戦者・同級1位)
▼第3試合 全日本ライト級王座決定戦 3分5R延長1R
海戸 淳(S.V.G./同級1位)
VS
遠藤智史(AJ/同級3位)
▼女子エキシビジョンマッチ 2分2R
Little Tiger June(青春塾/J-GIRLSミニフライ級9位)
VS
岡田敦子(RAPTURE KING/J-GIRLSミニフライ級6位)
▼ちびっこエキシビジョンマッチ 2分1R
原田優音(藤原)
VS
星樹里亜(極真流空手道武拳会館)
▼第2試合 全日本ライト級ランキング戦 サドンデスマッチ3分3R延長1R
上杉武惟(藤原/同級9位)
VS
白濱卓哉(建武館/同級10位)
▼第1試合 全日本フェザー級ランキング戦 サドンデスマッチ3分3R延長1R
堀口貴博(WSRフェアテックス/同級10位)
VS
森井洋介(藤原)
▼オープニングファイト第2試合 ライト級3分3R
渡部太基(藤原)
VS
倉持 巌(超越塾)
▼オープニングファイト第1試合 79kg契約 3分3R
入月健一(S.V.G.)
VS
木村秀和(AJ)
<チケット料金>
SRS席15,000円 RS席10,000円 S席7,000円 A席5,000円
※当日券は500円増し。
<チケット発売場所>
チケットぴあ
全日本キック
後楽園ホール
イープラス
<お問い合わせ>
藤原ジム=TEL:03−3805−1457
全日本キック=TEL:03-3365-1171
全日本キックボクシング連盟
「NEW Year Kick Festival 2009」
2009年1月4日(日)東京・後楽園ホール
開場17:00 開始18:00
※本戦開始前にオープニングファイト数試合予定
<チケット料金>
SRS席12.000円 RS席8,000円
S席6,000円 A席4,000円
※当日券は各席500円増し。
<チケット販売所>12月5日(金)〜発売
チケットぴあ
イープラス
後楽園ホール
全日本キック
<お問い合わせ>
全日本キック=TEL:03−3365−1171
●2009年全日本キック興行スケジュール
1月4日(日)後楽園ホール
2月1日(日)新宿FACE
3月14日(土)後楽園ホール
4月18日(土)新宿FACE
5月17日(日)後楽園ホール
6月21日(日)後楽園ホール
7月24日(金)後楽園ホール
8月14日(金)後楽園ホール
9月22日(祝)後楽園ホール(※昼開催)
10月30日(金)後楽園ホール
12月11日(金)後楽園ホール
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