5月26日(火)神奈川・横浜アリーナで開催されるFEG『DREAM.9フェザー級GP
2nd ROUND』の追加対戦カードが、4月24日(金)東京・大久保のDEEP OFFICIAL GYM
IMPACTにて行われた記者会見で発表された。
今回決定したのは、J.Z.カルバン(ブラジル/アメリカン・トップチーム)VS川尻達也(T-BLOOD)のライト級ワンマッチ。3・8『DREAM.7』で一本勝ちした川尻がマイクで対戦をアピールした一戦が実現する。
笹原圭一イベントプロデューサーは、この試合の意義を次のように説明。
「ライト級は昨年アツイ闘いが続いてヨアキム・ハンセンがチャンピオンになりました。まだ構想の段階ですが、7月にヨアキムの初防衛戦を組みたいと考えていますが、現在トップコンテンダーは青木真也選手になります。ヨアキムが勝てば初防衛、青木選手が勝てば王座奪取という形になり、今回の川尻VSカルバンの勝者と年末に闘うという形を想定しています。再びアツイ、ライト級の闘いが見せられると期待しています」
つまり、まだ決定ではないが、今回の川尻VSカルバンの勝者が大晦日『Dynamite!!』で、ハンセンVS青木の勝者が保持するベルトへ挑戦できる権利を得る“次期挑戦者決定戦”的な意味合いを持つという。
これを受けて川尻は、「3月の『DREAM.8』でリングの上で言った希望が実現したことに、ファンの声とスタッフの力と僕の挑戦を受けてくれたカルバンに感謝したい。正直、厳しい闘いになると思います。今まで闘ってきた中でも、総合格闘家としてつけいる隙がない、今までで一番強い相手だと思います。去年までの僕なら勝てなかったかもしれないが、今の僕にはDREAMで叶えたい夢があるので、今の僕なら乗り越えられると信じて全力で挑んで結果を残したい。青木君がライト級のベルトへの挑戦権が一番あるのは納得できるので、その勝者と大晦日にタイトルマッチを組んでもらうため、自分も周りも納得できる結果を出したいです」と挨拶。
川尻がカルバン戦を希望したのは「隙がなく、完成された選手だと思う」からだという。「そこを乗り越えて、誰からも与えられたチャンスではなく自分の力で、自信を持ってベルトに挑戦できる選手に勝ってベルトに挑戦したい。そのためにカルバンは誰にも文句を言われない相手」と、カルバンに勝つことで堂々とベルトに挑戦したいと語る。
「自分の夢を叶えるためと、元気のない今の格闘技界を自分が盛り上げるためにやる。今年は僕の年にすると思っているので、カルバンに勝てば上に行けるし、みんなが認めてくれる重要な一戦になる」
対戦相手として意識したのは意外にも昨年の大晦日『Dynamite!!』から。「ヨアキムと闘えなかったが、チャンピオンと闘う予定だった。僕がベルトを取るためにどうすればいいかを考えた時、カルバンに勝つことが手っ取り早いと考えました。ベルトへの通過点と言うにはあまりにも大きいですが(笑)。目標はあくまでもDREAMのベルトです。自分の力を自分が信じられるようになるため、自信を持ってベルトに挑戦できるための壁になるのはカルバン」
カルバンは昨年大晦日『Dynamite!!』のハンセン戦がハンセンの怪我によって急遽中止となったため、2008年4月29日の青木真也戦以来、約1年ぶりの試合となる。そのブランクについては「大晦日の試合が見られればよかったが、1年ぶりだし、1年前の試合は僕と全く違うスタイルの青木君だったので参考にはならない。そこで怖い部分はある」と、現在のカルバンの状態が分からないため逆に不安要素だという。
「カルバンは全てにおいて強いので、全てに気を使って全てで上回るしか勝つ術はない。全部レベルが高い。パンチだったりフロントチョークだったり、一発の関節技もあるのでその辺は気をつけたい」と川尻。特に気をつけているのは、アメリカン・トップチームの計量後のリカバー(70kgまで減量して計量をクリアした後、通常体重の80kg近くまで戻す方法)。
「そこで負けると厳しい闘いになるので、上手く強さと上手さを使って闘いたい。僕も総合格闘技を10年以上やってだいぶ経験を積ませてもらったので」と、カルバンに負けないコンディショニング方法で臨むと語る。
笹原イベントプロデューサーからは青木がトップコンテンダーとの話があったが、DREAMでランキングをつけたら自分はどの位置かとの質問には「チャンピオンがヨアキム、1位が青木君だとしたら2位がカルバン、あとはエディ(・アルバレス)がいるので……5位以内くらいですね」と答えた。
川尻はPRIDE、カルバンはHERO’Sでそれぞれ名を挙げた選手。そこで対抗意識があるかと聞かれると、川尻は「HERO’Sで無敵を誇っていたのでそういう意識はあります。負けたくないし、そういう選手と無様な試合はしたくない」と固い決意。
また、川尻が武田からダウンを奪った飛びヒザ蹴りはカルバンも得意としている技。“飛びヒザ蹴り対決”という図式もあるが、「どっちのヒザが当たるか……僕はあそこまで高く飛べないけれど(笑)、チャンスがあればまたぶっ倒したい」と、飛びヒザ蹴りでも負けないと言い放った。
FEG
「DREAM.9フェザー級GP 2nd ROUND」
2009年5月26日(火)神奈川・横浜アリーナ
開場17:00 開始18:00
<追加対戦カード>
▼ライト級ワンマッチ
J.Z.カルバン(ブラジル/アメリカン・トップチーム/HERO’Sミドル級トーナメント2006&2007優勝)
VS
川尻達也(T-BLOOD/DREAMライト級GPベスト4)
<決定対戦カード>
▼DREAMフェザー級GP二回戦 1R10分、2R5分 山本“KID”徳郁(KRAZY BEE)
VS ジョー・ウォーレン(アメリカ/チーム・クエスト/2006年レスリング世界選手権グレコローマン60kg級優勝) ▼DREAMフェザー級GP二回戦 1R10分、2R5分
所 英男(チームZST) VS エイブル・カラム(アメリカ/Cullum Ground Fighting) ▼DREAMフェザー級GP二回戦 1R10分、2R5分
前田吉朗(パンクラス稲垣組/元フェザー級キング・オブ・パンクラシスト) VS 高谷裕之(高谷軍団)
▼DREAMフェザー級GP二回戦 1R10分、2R5分
今成正和(Team ROKEN/DEEPバンタム級王者)
VS
ビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル/レボリューション・ファイトチーム)
▼第2代DREAMミドル級王座決定戦
ホナウド・ジャカレイ(ブラジル/アスレ・マナウス- エクストリーム・クートゥア)
VS
ジェイソン“メイヘム”ミラー(アメリカ/チーム・メイヘム・ミラー)
<チケット料金>
VIP席100,000円(特典:専用入場ゲート・グッズ付) RRS席22,000円 スタンドS席10,000円 スタンドA席5,000円
<チケット発売スケジュール> 4月26日(日)10:00〜一斉発売 <チケット販売>
DREAMオフィシャルサイト http://www.dreamofficial.com/
DREAM携帯オフィシャルサイト i-mode Yahoo!ケータイ EZweb イープラス http://eplus.jp/battle/(パソコン&携帯)
チケットぴあ=TEL:0570−02−9999(Pコード:594-790) ローソンチケット=TEL:0570−084−003(Lコード:35641)
CNプレイガイド 0570−08−9999 レッスル池袋店 03-3989-0056 書泉ブックマート 03-3294-0011 フィットネスショップ格闘技 03-3265-4646
チケット&トラベルT-1 03−5275−2778 後楽園ホール 03-5800-9999 さいたまスーパーアリーナ 048-600-3037
公武堂 052−241-2511 バトルロイヤル 03-3556-3223 新日本プロモーション http://www.shinnichi-pro.co.jp/
ときめきドットコム http://ringside.jp/
チケット&トラベルT-1=TEL:03−5275−2778 http://www.t-1.jp/
<お問い合わせ> DREAM事務局=TEL:03-5775-5065
●DREAM2009年度スケジュール
・5月26日(火) DREAM.9フェザー級GP 2nd ROUND 関東会場 ・7月20日(月・祝)DREAM.10ウェルター級GP決勝戦 さいたまスーパーアリーナ
・9月 DREAM.11フェザー級GP決勝戦 関東会場 ・10月 DREAM.12 関西会場 ・12月31日(木・大晦日) Dynamite!! さいたまスーパーアリーナ
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