5月5日(火・祝)東京・ディファ有明で行われたファイティングネットワークリングス『THE OUTSIDER 第6戦』にて、大会をプロデュースする前田日明がアウトサイダー初となるトーナメントの開催を発表した。
大会前、前田は「昨年3月にスタートしたアウトサイダーも1年を過ぎることができました。これもひとえに皆さんの応援のおかげだと思います。今年は65kg〜70kgでNo.1を極めるトーナメントをやりたいと思っています。8月に参加者決定戦をやって、トーナメント出場選手16名を選び、10月と12月の大会で試合を行い、チャンピオンを決めたいと思ってます」と挨拶。
リング上からトーナメント出場予定選手として第3回大会のMVP“北関東最強暴走族 元・魔璃闇薔薇総長 格闘彫師”吉永啓之輔、“横濱義道会初代総長 濱の狂犬”黒石高大ら6選手が意気込みを語った。
大会後の総括で前田はトーナメントの開催について「沖縄の天下一武道会という大会を見たんですけど、毎月のように大会をやっていて、細かくチャンピオンやランキングを決めているんですよね。そうやって選手にとって目標がある。
アウトサイダーも1年2カ月やってきて、本当は今年の初めにリトアニアのプロの大会に選手を出す予定で、それが選手のモチベーションにもなると思っていたんですけど、なくなってしまって。ただ大会を重ねてワンマッチを続けるだけじゃなく、トーナメントをやって誰が1番強いのか、自分が何番目に強いのかを決めた方が選手のモチベーションになる」と説明。
トーナメントの概要としては「最も選手層が厚くてレベルが上がっている」という65kg〜70kg級が対象となり出場選手は全16名。8月の大会で出場者決定戦を行い、そこに推薦選手をプラスした形で10月大会から本格的にトーナメントがスタートする。(すでに出場予定選手という形で6選手が発表されてはいるが、過去の実績を考慮したうえで、それ以外の推薦選手が追加される予定)
またスケジュールは10月大会=1回戦・2回戦、12月大会=準決勝・決勝と、それぞれ1日2試合を行うことになり、「2ノックダウンじゃなくて、1ノックダウンにします。決勝戦も5分2R、5分・3分、3分3Rなど、通常のワンマッチよりも試合時間を長く設定したいですね」(前田)とトーナメント用の特別ルールが採用されることになる。
トーナメント優勝者に優勝賞金は支払われるが、優勝者を初代王者として認めるかどうかは「協議中です」と前田。今後のトーナメント・チャンピオン制定については「王座決定戦として防衛戦を続けるか。それともK-1のように毎年トーナメントをやってチャンピオンを決めるのか。
アウトサイダーの場合は年間5大会くらいしかない。過去にリングスでランキング制度を設けて失敗したこともあるんで、どうすれば一番大会が活性化するかを考えていこうと思います」と話している。以下、トーナメント出場予定選手として挨拶した6選手のコメント。
“寝ても立ってもフルボッコ 取手の拳帝”幕大輔
「両国ですごい大きなチャンスもらったんですけど、負けてしまって格闘技を辞めようと思いました。でもまたチャンスをもらえてうれしく思います。トーナメントは魅力的な選手が多いけど俺が優勝します」
“川口連合 第十代総長”武井勇輝
「別に…適当に…誰でもいいんで、強い相手とやりたいです。勝ちます」
“博多名物 ひとり喧嘩祭”アパッチ小次郎
「前回は下らない試合をしちゃったんで、次の試合は頑張りたいと思います」
“法曹界の最強戦士 人権派 柔術弁護士”堀鉄平
「4月末に眼窟底の手術をしました。無事に成功したので夏頃に復帰したいと思います。トーナメントの賞金はどこかの不良更正施設に寄付したいと思います」
“横濱義道会初代総長 濱の狂犬”黒石高大
「俺は格闘技も全然できないし、強くもないです。でも誰よりも気合が入った試合をするんでよろしくお願いします」
“北関東最強暴走族 元・魔璃闇薔薇総長 格闘彫師”吉永啓之輔
「70kgは僕が引っ張っていくんで、よろしくお願いします」
ファイティングネットワークリングス
「THE OUTSIDER 第7戦」
2009年8月9日(日)東京・ディファ有明
開場14:00 開始15:00
<出場選手募集>
5月下旬〜7月上旬
※詳しくはオフィシャルHP(http://www.rings.co.jp)上にて
<チケット料金>
SRS席 10,000円/RS席 7,000円(南側D〜G列)/S席 5,000円
<チケット発売日>
2009年6月下旬〜7月上旬より
※詳細が決まり次第発表
<お問い合わせ>
リングス=TEL:03−3461−6698(月〜金13:00〜18:00)
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