6月1日(月)東京・後楽園ホールで開催されるシュートボクシング(以下SB)協会『武志道-bushido-其の参』にて、スーパーフェザー級タイトルマッチで対戦する王者・及川知浩と挑戦者・鈴木博昭の試合直前インタビューが主催者を通して発表された。詳細は以下の通り。
王者・及川知浩「背負ってるものと生き様が出る」
――今回、及川選手は久しぶりのホームリング出場になりますね。
「最後にやったのが石川(剛司)選手との試合だから……」
――あの試合が昨年の4月なので、約1年2カ月ぶりです。
「もうそんなになるんですね。そんなに長いとは思ってなかったです」
――その間はキックボクシングの試合に出ていたわけですが、そこまで意識してなかったですか?
「僕、ルールの違いを全然気にしないんですよ。ちょっとスイッチを切り替えるだけというか。普段から、投げを徹底的に練習することもないですしね。首相撲の中で、相手を転がすか持ち上げて投げるかの違いだけで。"投げ勘"があるんですかね。プロレスファンだったからかもしれないですけど(笑)」
――ホームリングということもありますが、今回はタイトル防衛戦という意味も大きいですよね。
「それはありますね。防衛戦だと、やっぱり普段とは気持ちが違います。後がないですからね。これ(ベルト)を失くしたとして、もう一回イチから、とは思えないですから。そんな簡単なもんじゃないですからね、僕にとってこのタイトルは。負けたら切腹するくらいのつもりで、練習もやってますし」
――挑戦者の鈴木博士昭選手には、どんな印象がありますか?
「ベースに空手を持ってるので、メンタル的にもフィジカル的にも強いですよね。それにパンチも切れる。あとは勢いですね」
――前回の試合でも、歌川暁文選手に勝ってますからね。
「あの試合……“歌川は何してんねん!?”って、それだけでしたけどね。タイトルマッチの前哨戦でコケるの、3回目やないですか。まあ、それも含めて実力なんでしょうね。逆に鈴木選手には、それだけの勢いがあるのかなと。勢いに乗ってる選手って、普段以上の力が出ますから。ただ、鈴木選手に関しては特に何が凄いっていうのは感じないんですよ。まだ、本物のポテンシャルがどこまでなのか分からない。逆に怖いのはその部分ですかね」
――底が見えないというか。
「でも、自分がどこか負けてるかといったら……。何も負けてないと思うんですよね。相手は、まだ7戦しかしてない選手じゃないですか。そんなキャリアの選手に負けたら、恥ずかしくてやってられないですよ、正直いって。余裕ってことではないんですけど、違いは見せなきゃいけないですよね」
――チャンピオンとしての実力を見せつける、と。
「こっちは経験がありますし、背負ってるものが違いますからね。試合では、背負ってるものとか生き様が出ると思うんですよ。チャンピオンとランカーの違いっていうのをはっきり見せたいですね。“やっぱりチャンピオンって凄いな。ランカーとは違うな”っていうところをね」
挑戦者・鈴木博昭「同じ人が長いことチャンピオンでいるのも……」
――タイトル挑戦権を獲得した、4月の歌川暁文戦は見事な勝利でしたね。
「あの試合は嬉しかったです。歌川選手は、僕が最初にシュートボクシングの試合を見た時に出場していたんですよ。“この人、強いな”って印象に残ってたんで、その人に勝てたのは嬉しいですね。でも、これで終わりじゃないですから。喜んでばかりはいられないです」
――次のタイトルマッチこそが重要だと。
「タイトルも取りたいですし、チャンピオンになってからも強くなっていきたいです。やっぱり格闘技をやっている以上、最強を目指したい」
――頼もしいですね。
「大好きなんですよ、シュートボクシングが。だからどんどん強くなって、盛り上げていきたいんです。最強の選手がシュートボクシングにいるとなったら、絶対に盛り上がりますよね。それに、試合も面白くしていきたいです。リスクを背負ってでも勝負にいきたい」
――実際、鈴木選手の試合には“倒そう”という意思が感じられますね。KOこそ多くないですが、ダウンは毎試合のように取ってますし。
「今回もKOは狙っていきます。判定って好きじゃないんですよ。見る立場からしたら、手堅い試合は面白くないですから。それに、後から判定についてああだこうだ言われるのも嫌ですし。タイトルマッチなんで、勝つことが大事だっていうのは分かるんですけど、どうせ勝つなら倒して勝ちたいです」
――チャンピオンの及川選手には、どんな印象がありますか?
「経験があって、うまい選手だなと思います。特にヒジ、ヒザがうまいですね。たぶん、僕が倒すか、及川選手がヒジで切るか、どっちかになると思います。でもヒジで終わってしまったらお客さんは盛り上がらないと思うので僕が倒しますよ」
――この試合にはタイトル戦というだけでなく、世代交代という意味合いも大きいですよね。
「及川選手は、僕がシュートボクシングをやる前からチャンピオンだった人ですからね。凄いとは思いますけど、あんまり同じ人が長いことチャンピオンでいるのもな、と。シュートボクシングがマンネリになっちゃうんじゃないですかね。やっぱり、世代交代っていうのはどのジャンルでもなければいけないと思うんで。今回は僕が倒して勝って、世代交代させてもらいます」
シュートボクシング協会
SHOOTBOXING2009シリーズ第3戦
「武志道-bushido-其の参」
2009年6月1日(月)東京・後楽園ホール
開場17:00 開始18:00
※スターティングファイトは17:15〜
<全対戦カード>
▼メインイベント エキスパートクラス特別ルール 71kg契約 3分5R延長R無制限
緒形健一(シーザー/S-cup2006覇者、2008準優勝)
VS
テイラー・トーナー(アメリカ/ROF USライト級王者)
▼セミファイナル SB東洋太平洋ウェルター級初代王座決定戦 67kg契約 3分5R延長R無制限
宍戸大樹(シーザー/S-cup2008世界第3位)
VS
ルーク・メイトランド(オーストラリア/JABOUT/WKBA豪州ウェルター同級王者)
▼第7試合 SB日本スーパーウェルター級タイトルマッチ 70kg契約 3分5R延長R無制限
金井健治(ライトニング/王者) VS 梅野孝明(シーザー/挑戦者・同級1位) ▼第6試合 SB日本スーパーフェザー級タイトルマッチ 60kg契約 3分5R延長R無制限
及川知浩(及川道場/王者) VS 鈴木博昭(ストライキングジムAres/挑戦者・同級2位) ▼第5試合 56kg契約
ナグランチューン・マーサM16(及川道場/SB日本フェザー級1位) VS マモル(シューティングジム横浜/元修斗世界フェザー級&バンタム級王者)
▼第4試合 60kg契約 石川剛司(シーザー/SB日本スーパーフェザー級1位) VS 嶋田洸也(シーザー力/SB日本スーパーフェザー級4位) ▼第3試合 87kg契約
伊賀弘治(龍生塾/SB日本ヘビー級3位) VS 清水賢吾(極真会館・東京城北支部/第24回全日本ウェイト制軽重量級準優勝)
▼第2試合 55kg契約 伏見和之(シーザー力/SB日本スーパーバンタム級4位) VS 大桑宏彰(シーザー) ▼第1試合 スターティングクラスルール 55kg契約 2分3R延長1R
鈴木友則(湘南) VS 高嶋龍弘(シーザー力) <チケット料金>
RS席8,000円 SS席7,000円 S席6,000円 A席5,000円 B席3,000円 立見2,000円 ※当日券は各500円増し。
<チケット販売所>
チケットぴあ=TEL:0570-02-9999 ローソンチケット=TEL:0570-084-003(24時間受付) イープラス=http://eplus.jp/battle
レッスル池袋=TEL:03-3989-0056 CNプレイガイド=http://www.cnplayguide.com
板橋大山アメリカン=TEL:03-3962-6443 フィットネスショップ=TEL:03-3511-2711 チャンピオン=TEL:03-3221-6237
書泉ブックマート=TEL:03-3294-0011 後楽園ホール=TEL:03-5800-9999 シュートボクシング協会=TEL:03-3843-1212
<お問い合わせ> シュートボクシング協会=TEL:03-3843-1212
シュートボクシング協会 「ヤングシーザー杯TOKYO2009」 2009年6月28日(日)東京・新宿FACE
開場17:00 本戦開始17:30
<チケット料金> VIP席 10,000円/RS席 7,000円/S席 5,000円/A席 3,000円 <チケット発売日> ・デジタル先行 5月24日(日)〜 ※公式WEBサイト&公式モバイルサイト
・一般 5月30日(土)〜 <チケット発売場所> チケットぴあ 0570−02−9999 ローソンチケット 0570−084−003(24時間受付) 0570−084−003(オペレーター予約) イープラス http://eplus.jp/battle/(パソコン&携帯) <お問い合わせ> シュートボクシング協会 03−3843−1212
●シュートボクシング2009年興行スケジュール
6月1日(月)東京・後楽園ホール『武志道-bushido-其の参』 9月4日(金)東京・後楽園ホール『武志道-bushido-其の四』 11月18日(水)東京・後楽園ホール『武志道-bushido-其の伍』
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