3月25日(木)都内ホテルにて、3月27日(土)さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナで開催される「K-1 WORLD MAX 2010 -70kg Japan Tournament」の個別インタビューが行われた。オープニングファイトで対戦する松倉信太郎(バンゲリングベイ・スピリット)、YUUKI(新空手・鷹虎)のインタビューは以下の通り。
■松倉信太郎「同年代には絶対に負けちゃいけないなという気持ち」
ーー今日は慶応義塾高校の卒業式だったそうですね。
「実は時間を間違えて1時間くらい早く行ってしまって、寒い中で会場で待ってました。しかも式が終わってからみんな遊びに行ったりして、僕は試合もあるし普通に帰ってきて非常に残念でした(苦笑)」
ーー卒業式では表彰されたそうですが、どんな賞だったんですか?
「校長賞という賞で表彰されました。今まで自分がやってきたことがちゃんとした賞として認められたことがなかったんですごくうれしかったです。ただ僕の名前を呼ばれた時に笑いが起きたんです。サッカーや野球でみんなが表彰されていてる中、僕だけK-1甲子園優勝みたいな。だから下を向いたまま、すぐに自分の席に戻りました(笑)」
ーー感動して泣いたりはしましたか?
「それがみんな早く終わらないかなみたいな感じで、誰も泣いていなくてびっくりしました(笑)。会場が寒くて先生たちの話も長くて感傷に浸っている感じじゃなかったです。しかも大学でも一緒になるし、みんな試合にも来てくれるんで、泣くことはなかったです」
ーー遂にK-1デビュー戦となりますが、今の心境はいかがですか?
「K-1に出るためにやってきたし、本当にうれしいですね。ただK-1に出てすぐ負ける選手もいるじゃないですか。だから僕は油断するんじゃなくて、しっかり勝ちたいです。ポカみたいなのは絶対にしたくないんですよ。こういうところの試合を落としていたら、次にまたいつ呼ばれるか分からないんで、しっかり勝ちたいです」
ーー対戦相手が急遽変更になりましたが、それについてはどうでしょう?
「相手が大渡選手に決まった時はおびえていたんです。それでその反動で対策を立てて勝てるところまでやってきました。それで対戦相手が変わっちゃったんで、最初は『ああっ…』と思いました。でもK-1に出れることは本当にうれしいんで、きっちり勝ちたいです。同年代には絶対に負けちゃいけないなという気持ちですし、ここで負けたら『あいつチャンピオンじゃないじゃん?』と思われるじゃないですか。そういうプレッシャーはありますね」
ーー今回は同門の中島選手も同じ日に試合をしますが、お互い試合についてお話はされましたか?
「中島さんとは一緒にずっと練習してきたし、相手が中島さんより強いことはないだろうという安心感や自信があります。中島さんはトーナメントで優勝すると思うし、そっちの方が面白いじゃないですか。それで中島さんに取材が来たら僕も少しは一緒に写れるし(笑)」
ーー中島選手に追いつけ、追い越せという気持ちはありますか?
「中島さんは本当に強くて、試合に出てもどんどん勝つし、僕は中島さんへのジェラシーが強すぎたんです。だから今回もし中島さんだけK-1に出ていたら、僕は死んでました(苦笑)。でも僕は18歳でK-1に出ることが出来たんで、自分が中島さんの年代の時にはそれを越えられていると思うと、気持ちがちょっと楽になりました。中島さんは僕の3つ上なんですけど、3年後には確実に今の中島さんよりも上の位置にはいたいです」
■YUUKI「しっかり倒してK-1で活躍できる選手だと分かってもらう」
ーーK-1参戦が決まって今の心境は?
「小さい頃から魔裟斗さんの活躍を見て、格闘技を始めて、今までやってきました。夢だったMAXのリングに立てるのは誇りですし、トップファイターが活躍している場で闘える緊張や不安もありますけど、自分がやってきたことを信じて結果を出して、これからMAXで活躍したいという心境です」
ーーもう高校は卒業されたんですか?
「今月1日に卒業しました。柔道整復師の学校に進学が決まっています」
ーーYUU選手は東北地区で準優勝。対戦相手の松倉選手はK-1甲子園の王者ですが、YUU選手にとってはどのくらいの距離にいる選手なんですか?
「同じ年代ですが、あそこまで活躍していて、実力のある選手だと思います。でもそういう選手をしっかり倒して、これから自分がK-1で活躍できる選手だと分かってもらいたい。そしてこの後もMAXで闘って、魔裟斗さんのような選手になりたいです。松倉君の立場は上ですが、胸を借りるつもりでやります」
ーー今回の試合が決まってどう思いましたか?
「まさか自分が松倉君の選ばれるなんて思っていなかったし、MAXの舞台にこんなに早く立てると思っていなくて、緊張が一気に襲い掛かってきました。でもここで松倉君に勝って甲子園チャンピオンの座も奪いたいです」
ーー周りの反応はいかがでしたか?
「自分もそうだし周りから見ても、松倉君は身体もしっかりしているし、パンチも強くて、新田(明臣)さんにキックを教わっていて、僕よりもレベルが上の選手だと思う。でも自分も偉大な会長に教わっているんで、その名に恥じないように闘います」
ーーご両親や友達はどんな反応でしたか?
「親からは『下馬評でも松倉君が強い。もらったら倒れるんで、ガードをしっかり上げて、練習したことをやってこい』と言われました。友だちは格闘技を知っている友だちが少なくて、あまり反応がないです。K-1に出ることにはすごいねって感じですけど、あまり興味を持ってないみたいです(笑)」
ーーこれからの目標は何ですか?
「K-1甲子園でも野杁君とか年下の選手が活躍しています。若い選手が出て来ていますけど、それに負けないように練習します。そしてK-1MAXの日本トーナメントに出て、そこでしっかり勝って、魔裟斗さんのように世界トーナメントで優勝できる選手になりたいです」
FEG
「K-1 WORLD MAX 2010 〜-70kg Japan Tournament〜」
2010年3月27日(土)さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ
開場15:00 開始16:00
<全対戦カード>
▼メインイベント(第10試合) -70KG Japan Tournament決勝戦 3分3R延長2R
準決勝の勝者
VS
準決勝の勝者
▼セミファイナル(第9試合) スーパーファイト 3分3R延長1R
ダニロ・ザノリニ(ブラジル/ブラジリアン・タイ)
VS
佐藤嘉洋(名古屋JKファクトリー/K-1 WORLD MAX 2006&2007日本トーナメント優勝)
▼第8試合 スーパーファイト 63kg契約 3分3R延長1R
小宮山工介(北斗会館/2008年RISING ROOKIES CUP 60kg級優勝)
VS
村浜TAKE HERO(大阪ファイティングファクトリー/K-1 フェザー級GP 1997優勝)
▼第7試合 -70KG Japan Tournament準決勝 3分3R延長1R
中島VSTATSUJIの勝者
VS
山本VS日菜太の勝者
▼第6試合 -70KG Japan Tournament準決勝 3分3R延長1R
城戸VS龍二の勝者
VS
名城VS長島の勝者
▼第5試合 スーパーファイト 63kg契約 3分3R延長1R
渡辺一久(フリー/プロボクシング第52代日本フェザー級王者)
VS
DJ.taiki(Team Nakano/2002年全日本アマチュアシュートボクシング中量級優勝)
▼第4試合 -70KG Japan Tournament1回戦 3分3R延長1R
山本優弥(青春塾/K-1 WORLD MAX 2009第3位)
VS
日菜太(湘南格闘クラブ/Toshin Family/初代RISE 70kg王者)
▼第3試合 -70KG Japan Tournament1回戦 3分3R延長1R
中島弘貴(バンゲリングベイ・スピリット/Krush
70kgトーナメント2009優勝)
VS
TATSUJI(アイアンアックス/RISE DoA TOURNAMENT’05優勝)
▼第2試合 -70KG Japan Tournament1回戦 3分3R延長1R
名城裕司(K NETWORK 国士会館)
VS
長島☆自演乙☆雄一郎(魁塾/K-1 WORLD MAX 2009ベスト16)
▼第1試合 -70KG Japan Tournament1回戦 3分3R延長1R
城戸康裕(谷山/2008日本トーナメント優勝)
VS
龍二(リアルディール/第2代RISE-70kg級王者)
▼オープニングファイト第3試合 -70KG Japan Tournamentリザーブファイト 3分3R延長1R
小宮由紀博(スクランブル渋谷/RISE 70kg級トーナメント2009優勝)
VS
久保薗ルイス(ブラジル/チーム・ルイス/WMAFミドル級王者)
▼オープニングファイト第2試合 大渡博之引退試合 3分3R延長1R
大渡博之(正道会館)
VS
内村洋次郎(パンクラス/イングラム/初代ZSTウェルター級王者)
▼オープニングファイト第1試合 3分3R延長1R
松倉信太郎(バンゲリングベイ・スピリット/K-1甲子園2009 70kg級トーナメント優勝)
VS
YUUKI(新空手・鷹虎)
<チケット料金>
SRS席23,000円 S席13,000円 A席6,000円
<チケット販売>
K-1オフィシャルサイト http://www.k-1.co.jp
i-mode K-1オフィシャルサイト
Yahoo! ケータイ K-1オフィシャルサイト
EZ web K-1オフィシャルサイト
チケットぴあ 0570-02-9999
ローソンチケット 0570-084-003(Lコード:33330)
CNプレイガイド 0570-08-9999
キョードー東京 03-3498-9999
イープラス http://eplus.jp
※0570から始まる番号は一部の携帯電話、PHS,CATVからの電話接続は不可
<お問い合わせ>
FEG=03-3796-5060
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