4月25日(日)東京・ディファ有明で開催されるDEEK総合企画『MUAY2010 2nd〜ムエロークプレステージ〜』。
王者の中の王者を決める立ち技最高峰のトーナメントとして、ルンピニー、ラジャダムナン、タイ国プロムエタイ協会という権威あるタイトルを獲得・保持している選手によって行われる「ヨードムエ
チャンピオンズカップ」(ヨードムエ=真の最高峰の選手にのみ使われる称号)。
その一回戦で激突するオロノー・ウォーペットブーンVSトライジャック・シットジョームトライ、ノラシン・ルークバンヤイVSヨードトンタイ・ポーテラクンの識者の勝敗予想が届いた。予想結果は以下の通り。
■鈴木秀明(ストラッグル代表/元全日本キックボクシング連盟フェザー級王座、元ニュージャパンキックボクシング連盟フェザー級、元IWMジュニアライト級王者)
トライジャックはサウスポーから変則的なパンチを多様するのが特徴。前に前に行くスタイルは試合を盛り上げるでしょうが、オロノーは非常にうまい選手。トライジャックに得意のパンチをださせないように戦うでしょう。
オロノーという選手は、ベテランですが、本当にトップになったのは、この2,3年なんですね。オロノーは最近はヨーロッパでの試合も多く、体重が上の選手にも、負けていないのではないでしょうか。老獪で、トライジャックのパンチをミドルや前蹴りでタイミングをはずし、トライジャックに試合をさせないと思います。トライジャックがオロノーに比べて身体が小さいところもきついと思います。
オロノーの弱点としては、中距離はうまいが、中に強引に入ってくる選手には、弱いのではと思います。そこをトライジャックがつけるかですね。日本人ジャッジにウケがいいのは、トライジャックなんですが、苦しい展開になるのは間違えないでしょう。予想は、オロノーの判定勝ちです。
そしてノラシンですが、ムエタイの年間最優秀選手になっている選手。一年に一人しか選ばれない賞なので、当然それだけ凄い選手です。思い切り踏み込み、強いパンチを打つのが印象的です。あの階級で、スピードとパンチ力は抜きん出ていますね。ヨードトンタイは同じジムの先輩、シントンノーイと同じようなタイプで膝の選手だと思います。
ソンチャイプロモーターが好んで使うタイプですね。ノラシンのKO勝ち予想です。
■大野信一郎(元新日本キックボクシング協会フェザー級王者)
1,2Rはトライジャック、3Rからはオロノーが大差をつけると思います。後半は、トライジャックもあきらめるのでは。オロノーがKOで倒す事はないと思いますが。トライジャックが勝つとすれば、前半にKOするしかないと思いますよ。
ノラシンvsヨードトンタイですが、1,2Rはノラシン、後半ヨードトンタイだと思います。ノラシンはあきらめやすい性格だと思うので、ヨードトンタイの逆転勝ちを予想します。日本のジャッジではノラシンが有利だと思います。
■蔵満誠(クラミツムエタイジム会長/元J-NETWORKスーパーライト級チャンピオン)
1,2Rはトライジャックが元気よく攻めると思いますが、後半、オロノーの巧さがめだってくるのではないでしょうか。日本人選手がタイ人にやられるのと、同じ展開になると思います。オロノーの判定勝ち予想です。
■佐藤亮(ドラゴンジム会長)
前半はトライジャックが積極的にパンチでせめるでしょうが、スタミナが問題。また、弱点のボディーをかならずオロノーはついてくると思います。後半、オロノーの肘でのKOもあると思います。個人的には、トライジャックに勝ってもらいたいが、体格的にも厳しい試合になるでしょうね。
同じく、その荒々しいファイトスタイルと不敵な面構えが注目のノラシンはには、KOで勝ってもらいたいです。クンスックとの試合が決まれば、これは、相当おもしろくなるので、ノラシンには期待しています。
■川田準之(契明ジム会長)
万能型のベテラン・オロノーとパンチとキックが武器のトライジャック。ポイント重視のムエタイで戦えばオロノーが絶対有利だが、今回はダメージを重視するムエロークでの試合。その判定基準の差を二人がどう理解しているかがこの試合のカギとなる。
パンチとローで先手を取れればトライジャックにも十分に勝機がある。しかしダメージ重視のルールをベテラン・オロノーが理解していれば、普段のムエタイでは見せないまったく別の姿を見せる可能性も大いにある。
勝負の見どころは1ラウンド。オロノーが秘めた力を発揮するか、トライジャックが一気に攻めるか。1ラウンドの流れがそのまま試合全体の流れを決めてしまうだろう。
協力/ムエタイインフォ
DEEK総合企画
「MUAY2010 2nd〜ムエロークプレステージ」
2010年4月25日(日)東京・ディファ有明
1部開場14:00 開始14:30
2部開始18:00
※10:00〜ムエロークジュニア大会(アマチュア)を開始
<決定対戦カード>
▽2部
▼ヨードムエチャンピオンズカップ一回戦 Bブロック 3分5R
オロノー・ウォーペットブーン(タイ/元ルンピニー&プロムエタイ協会スーパーフェザー級王者、第二回レンヨー杯王者)
VS
トライジャック・シットジョームトライ(タイ/元プロムエタイ協会フェザー級王者/トヨタ杯トーナメント王者)
▼ヨードムエチャンピオンズカップ一回戦 Bブロック 3分5R
ノラシン・ルークバンヤイ(タイ/ルンピニーライトフライ&フライ級王者、ラジャダムナンライトフライ級王者、2007年ムエタイMVP)
VS
ヨードトンタイ・ポーテラクン(タイ/ラジャダムナン ライトフライ級王者)
▼55kg契約 3分3R
清水 雄介(尚武会/J-NETWORKバンタム級王者)
VS
エッガラート(タイ/立川KBA)
▼バンタム級 3分3R
一戸総太(WSRフェアテックス)
VS
勇児(HOSOKAWA/MAフライ級6位)
▼スーパーライト級 3分3R
K・ルークプラバーツ(センチャイムエタイ)
VS
細野岳範(チームドラゴン)
▼スーパーウェルター級 3分3R
クンタップ・ウィラサクレック(WSRフェアテックス/M-1スーパーウェルター級チャンピオン)
VS
ジョバーニ・コンバット(イタリア)
▽1部
▼スーパーフライ級 3分3R
飛燕野嶋(契明/MAフライ級1位)
VS
薩摩サザ波(TARGET/J-NETスーパーフライ級6位)
▼ヘビー級 3分3R
小澤和樹(アストラルジャパン)
VS
Edo Ryoma(バンゲリングベイスピリット)
▼フェザー級 3分3R
玲央(フォルティス渋谷)
VS
マシアス・コンバット(イタリア)
▼68kg契約 3分3R
メリケン雄人(契明)
VS
クンスック・アラビアジム(アラビアムエタイ)
▼75kg契約 3分3R
入月健一(S.V.G)
VS
影・センチャイジム(センチャイムエタイ)
▼63kg契約 3分3R
川井りん太郎(Kインター柏)
VS
SHOWYAYA(チームバークス)
▼ウェルター級 3分3R
左 禅丸(レグルス池袋)
VS
杉内 勇(チームROKEN)
▼60.5kg契約 3分3R
川崎 亮(尚武会)
VS
田口真也(名古屋JKファクトリー)
▼ウェルター級 3分3R
セバスチャン中村(レグルス池袋)
VS
三縄良太(尚武会/超人クラブ)
▼63.5kg契約 3分3R
GOEMON(新宿)
VS
青木 宏樹(GT)
▼ムエロークジュニアトーナメント1回戦
伊藤紗弥(尚武会)
VS
齋藤絋也(ドラゴン)
▼ムエロークジュニアトーナメント1回戦
名倉彗吾(堀切KMC桜)
VS
那須川天心
<チケット料金>
VIP席12,000円 アリーナA席7,000円 自由席4,000円
※1部、2部通しチケット。ムエロークジュニア大会は観戦無料。
<チケット販売所>
DEEK総合企画=TEL:042−527-9333
格闘技ショップイサミ各店舗
チケットぴあ=TEL:0570−02−9999
ムエタイインフォ=TEL:03−3586−0810
<お問い合わせ>
DEEK総合企画=TEL:042−527-9333
|