8月1日(日)東京・後楽園ホールで開催されるニュージャパンキックボクシング連盟(NJKF)『熱風 零七』の主要対戦カードが決定した。
1月に前田尚紀、5月に山本元気とこれまでスーパーフェザー級でトップクラスに君臨してきた選手を連破した羅紗陀(キング)が、今度はNJKFで長きに渡り絶対エースとして君臨してきた桜井洋平(Bombo Freely)との、またも世代交代マッチが決定した。
羅紗陀は5・9後楽園大会で山本元気をTKOで下した後、リング上で「8月に、小さい頃から桜井洋平選手に憧れていたので、自分が引退試合の相手をさせてもらえればと思います」と、桜井の対戦相手に名乗りを上げた。
桜井もリングに上がり、「ありがとうございます。鳥肌を立てながら見ていたので、羅紗陀選手と最後に拳を交えてみたくなりました。よろしくお願いします」と対戦を受諾。一騎打ちがその場で決まった。
両者は3・28ディファ有明大会でエキシビションマッチを行い、その直後にリング上で桜井が引退を発表、「引退する人間と試合するメリットはほとんどないんですけれど、それでもやりたいと言ってくれる人がいれば。噛み合って、最後に完全燃焼できる人がいればその人とやりたい」とラストマッチの相手を募集していた。
桜井は1997年7月21日にデビュー、次の引退試合が37戦目となる。K-1ルールの『Krush』では実力を発揮できなかったが、ヒジあり3分5Rのキックボクシングルールでは各団体のチャンピオンクラスが集結した『真王杯』60kg級優勝を始め、NJKFバンタム&ライト級王座、NKBフェザー&ライト級王座、WFCAムエタイ世界ライト級王座を獲得。長い手足から繰り出すヒジ&ヒザが武器で、その強さは“まるで災害のようだ”と例えられた。
羅紗陀との一戦はまさしくエース継承マッチ。桜井がヒジありで本来の強さを発揮して有終の美を飾るのか、それとも羅紗陀が直接対決で世代交代を完璧に成し遂げるのか? またしても激闘間違いなしの一戦となる。
また、ライト級とフェザー級の王座決定トーナメント決勝も行われ、ライト級は宮越慶二郎(拳粋会)VS一輝(OGUNI)、フェザー級は米田貴志(OGUNI)VS中嶋平八(誠至会)で王座決定戦が行われる。
ニュージャパンキックボクシング連盟
「熱風 零七」
2010年8月1日(日)東京・後楽園ホール
<決定対戦カード>
▼桜井洋平引退試合 3分5R
桜井洋平(Bombo Freely/WFCAムエタイ世界ライト級王者)
VS
羅紗陀(キング/WBCムエタイルール日本&NJKFスーパーフェザー級王者)
▼NJKFライト級王座決定戦 3分5R
一輝(OGUNI/同級3位)
VS
宮越慶二郎(拳粋会/同級4位)
▼NJKFフェザー級王座決定戦 3分5R
米田貴志(OGUNI/WMCインターコンチネンタル・スーパーバンタム級王者)
VS
中嶋平八(誠至会/同級1位)
<お問い合わせ>
NJKF事務局 03-6912-7247
●NJKF2010年度スケジュール
(B)はブリザードジム、(S)はセンチャイムエタイジム主催
6月13日(日)東京・ゴールドジムサウス東京アネックス(B)
7月11日(日)東京・ディファ有明(S)
8月1日(日)東京・後楽園ホール
9月5日(日)東京・新宿FACE(S)
11月7日(日)東京・後楽園ホール
12月5日(日) 東京・新宿FACE(S)
12月19日(日)東京・ゴールドジムサウス東京アネックス
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