▲チャンピオンとしての意地を見せたい松本(左)と、ここで勝利してタイトルマッチを要求したい昇侍
12月11日(土)東京・ディファ有明で開催されるDEEP事務局『DEEP 51 IMPACT』の公開計量が、大会前日の10日(金)13:00より東京・大久保のDEEP OFFICIAL GYM IMPACTにて行われた。
計量は遅刻者が続出し、定時になっても会場に来ていない選手が多数。ルールミーティングが終了して解散となった14:00になっても長谷川秀彦とISEは姿を現さなかった。計量した選手も若干の体重をオーバーする選手が数人いて、DEEPは年内最後の大会も波乱含み。
メインイベントで昇侍(KIBAマーシャルアーツクラブ)と対戦するDEEPフェザー級チャンピオンの松本晃市郎(今田道場)は65.7kgで計量をパスし、「良かったなというのが一番です。今ゆっくりと回復してきていますね。減量は最後がキツかったんですけれど、いい感じで無駄なく落とせました」とリラックスした表情でコメント。
11月5日に行われた記者会見では昇侍を目の前にして、「昇侍選手が大塚と闘う時に会見で“どうして僕がDEEPに上がらないといけないんだ”と言ったようですが、絶対に許せません! 今でも根に持っています。このリングがDEEPだということを分からせてやる」と怒りの発言をした松本だが、「その怒りは途切れないように維持しています」と大きなモチベーションとなっているようだ。
「KOか一本で倒します。それくらいの実力差があるので当たり前なんですよ。テクニックもスピードもパワーも全然違う。なんか僕にしょっぱい試合をするイメージがある人もいるようなので、それをこの試合で払拭したい。噛み合うと思うし」と、昇侍とはレベルが違うと言い放つ。
「僕は相手の攻撃をほぼもらったことがないので、ディフェンス面の技術はもう十分見せたと思うんですよね。今回の試合にしても、当たらないのが当たり前なんです。向こうが得意なパンチもハイキックも飛びヒザ蹴りも、全て僕にはかすりもしない。だから今回は攻撃面を見せたいですね。ズバリ、パンチで行きます。向こうも打撃で来て欲しいと思っているでしょうから、それで行きます。流れの中でテイクダウンや寝技になることはあると思いますが、基本的にはパンチで行く。僅差での判定勝利は僕も不快なので、圧倒的に僕が勝ちます。相当な差があると思っていますよ。この試合で僕の強さをみんな分かってくれると思います」
今回の試合はDEEPナンバーシリーズの年内最終戦となり、メインである松本は大トリを務めることになる。「嬉しいですね。リラックスして出来ればそれにふさわしい試合になります。気持ちが今一番いい状態になっているので、楽しみにしていて下さい」とチャンピオンらしく堂々たるコメントを残した。
一方の昇侍は計量を65.3kgでパスし、「明日が終わったら今年の残りはゆっくり出来るなって感じです」と、松本以上にリラックスした表情でのコメント。
「テーマはいつもと同じなんですが、KOで勝つこと。それは今までずっとこだわってきたことですからね。倒しに行きたいです」と、今回も強烈な打撃でKOを狙いに行く。
ノンタイトルマッチとはいえチャンピオンとの対戦となるが、「そこは凄く意識しています。もっと手ごろな相手に連勝してタイトルマッチに漕ぎ着けるやり方もあるけれど、自分がチャンピオンになるための一番の近道だと思う。今回勝って、来年早々にタイトルマッチで再戦したい」と最短距離でのタイトル獲得に野望を燃やす。
松本の会見での挑発については「あまり気にしていないです」とサラリとかわし、「実はDEEPのことは凄く好きです。感謝しています。こういうチャンスももらえたし」と松本の怒りのモチベーションを消すかのような発言。
DEEPナンバーシリーズの大トリを務めることについては、「実は僕自身がトリ(メインイベント)は初めてなんです。僕の中で特別な想いがあります」と言い、「だから入場も今までと違う形でこだわりたい。お客さんあってのプロなのでお客さんを喜ばせたいです。アマチュアはただ勝ちにこだわればいいけれど、プロはお客さんが楽しめる試合を目指していかないといけないと思うからこそ、佐伯さん(DEEP代表)は僕をメインで使ってくれたのだと思う。そこは意識したいですね」と、プロらしくメインを飾りたいと語った。
DEEP事務局
「DEEP 51 IMPACT」
2010年12月11日(土)東京・ディファ有明
開場16:30 開始17:00
※フューチャーキングトーナメントは開場12:00 開始12:30
<全対戦カード>
▼メインイベント 65.8kg以下契約 5分3R
松本晃市郎(今田道場/DEEPフェザー級王者)
VS
昇侍(KIBAマーシャルアーツクラブ/元パンクラス・ライト級王者)
▼セミファイナル 63kg以下契約 5分3R
大塚隆史(AACC/元DEEPフェザー級王者)
VS
堀 友彦(フリー)
▼第14試合 70.3kg以下契約 5分3R
中村大介(U-FILE CAMP)
VS
ISE(BONDS)
▼第13試合 無差別級 5分2R
誠吾(フリー)
VS
関根“シュレック”秀樹(ブルテリアボンサイ/2009年ヒクソン・グレイシー杯柔術国際大会階級別・無差別級優勝)
▼第12試合 77.1kg以下契約 5分2R
長谷川秀彦(SKアブソリュート/元DEEPウェルター級王者)
VS
渡辺良知(AACC)
▼第11試合 83.9kg以下契約 5分2R
金原弘光(UKR)
VS
飛鷺輝(X-FORCE)
▼第10試合 62kg以下契約 5分2R
和田竜光(吉田道場)
VS
沼尻健(木口道場)
▼第9試合 70.3kg以下契約 5分2R
岸本泰昭(総合格闘技道場コブラ会)
VS
梅田恒介(R-BLOOD)
▼第8試合 65.8kg以下契約 5分2R
杉内 勇(Team-ROKEN)
VS
加藤友弥(BONDS)
▼第7試合 77.1kg以下契約 5分2R
悠太(ALLIANCE)
VS
九十九優作(和術慧舟會TIGER PLACE)
▼第6試合 93kg以下契約 5分2R
NOBUO(フリー)
VS
エンヒケ・シゲモト(ショックコンバット)
▼第5試合 70.3kg以下契約 5分2R
伊藤有起(ALLIANCE)
VS
川崎泰裕(R-BLOOD)
▼第4試合 70.3kg以下契約 5分2R
近藤定男(BLUE DOG)
VS
大原樹里(KIBAマーシャルアーツクラブ)
▼第3試合 65.8kg以下契約 5分2R
鍵山雄介(総合格闘技道場コブラ会)
VS
津田勝憲(総合格闘技津田沼道場)
▼第2試合 62kg以下契約 5分2R
釜谷 真(TEAM TOURI)
VS
田中俊輔(大道塾吉祥寺)
▼第1試合 62kg以下契約 5分2R
小林博幸(T-BLOOD)
VS
上嶋佑紀(BRAVE)
<チケット料金>
VIP席15,000円 ステージ席10,000円 SRS席10,000円
指定A席8,000円 指定B席6,000円
※当日券は500円増し
※DEEP51のチケットでフューチャーキングトーナメントも入場可。ただし、自由席となる。フューチャーキングトーナメントのみの入場料は2,000円(自由席)。
<お問い合わせ>
DEEP事務局=TEL:052−339-0303
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