リングス
「THE OUTSIDER 第10戦」
2010年2月14日(日) 東京・ディファ有明
開場14:00 開始15:00
▼メインイベント(第25試合) 体重Limit73kg
“法曹界の最強戦士 人権派 柔術弁護士”
○堀 鉄平
一本 1R1分14秒 ※チョークスリーパー
“カリオカ・チームジャパン”
●☆MAMORU☆
アウトサイダー常連の現役弁護士・堀がメインイベントを飾る。対するは初参戦、職業「男」を名乗る☆MAMORU☆。「表舞台に全く立てなかった自分がこうしてアウトサイダーのリングに立つことで、やれば出来るということを試合を見てくれる皆に感じてほしい」とメッセージを胸に秘めてリングに上がる。
1R、ゴングと同時に殴りかかった☆MAMORU☆に堀がタックル、両足をすくってテイクダウンに成功し、パスガードを仕掛けてあっという間にマウントを奪う。
☆MAMORU☆は足を跳ね上げてのシザース。堀は☆MAMORU☆が亀になったところでバックを奪い、すかさずチョークスリーパー! 秒殺一本勝ちでメインイベントを締めた。
「第1回から出ています弁護士の堀です。去年は右目がんかてい骨折して最悪の1年でした。打撃を練習してきたんですけど、次回出します。それと副業で六本木でスポーツバーを経営しているので皆さん来て下さい」と、ちゃっかり宣伝する堀弁護士であった。
▼第24試合 体重Limit83kg
“元・暴走族“陽炎”第十三代目総長”
○大倉利明
判定3-0
“吉永同門 水門破りのフランカー”
●佐藤弘幸
元・暴走族「陽炎」の第十三代目総長という肩書きを持つ大倉。総勢50名の名古屋のアウトロー格闘集団WEEDを束ねる男だ。佐藤は吉永一門のラグビー3年間経験者。アウトサイダー初参戦・初勝利を狙う。
1R、ゴングと同時に突っ込んだ大倉がタックル。これは佐藤がこらえてブレイク。再びタックルに行った大倉がテイクダウン、すかさず殴りに行くと佐藤も下から仕掛けていく。これもブレイク。組み付く大山とこらえる佐藤、大山は足を掛けてテイクダウンに成功すると場内からは「ナゴヤ」コールが沸き起こる。
ニーオンザベリーから鉄槌を連打する大倉だが、1Rが終了。
2R、タックルに行く大山がテイクダウン、ガードになる佐藤にパンチを叩き込んでいく。ブレイクになった後、大倉がパンチからタックル、抱えながらパンチを入れる佐藤。さらにブレイク後、大倉がパンチからのタックルでテイクダウンしたが、これもブレイク。最後に大倉がまたテイクダウンして試合終了。積極的に攻めた大倉が勝利を得た。
大倉は「俺、ヤバイでしょう? 本当はもっとやりたかったんですけど、本当は俺、右の拳を骨折しているんです。こんな自分が世の中で試合が出来るのも、アウトサイダーありがとうございます。どんどん試合をして大倉とアウトサイダーの名前を売っていくんで応援よろしくお願いします」とアウトサイダーのエース獲りを宣言。
しかしその直後、ステージで喧嘩騒ぎが勃発! 大倉が「やめろ、喧嘩したら全員ぶっ殺すぞ」と制止に入ったが、なかなか騒ぎは収まらず、一時場内は不穏な空気に包まれた。
▼第23試合 体重Limit58kg
“JOC全国中国武術大会準優勝達人”
○飯尾馨一
KO 1R1分56秒 ※パウンド
“伝説復活リアルサラリーマン”
●酒井知一
JOC全国中国武術全国大会準優勝の肩書きを持つ飯尾は柔道4年、柔術1年、中国武術2年半のバックボーン。対するはアウトサイダーでお馴染みの“リアルサラリーマン”酒井だが、今回は35歳の年齢リミットいっぱいでの出場で最後のアウトサイダーとなる。両者は昨年11月、別団体で対戦する予定だったが、消滅したという因縁あり。
1R、パンチとローで果敢に攻めて行くのは飯尾、酒井はカウンターを合わせていき、回り込みながらの右フック。
離れ際に飯尾の右フックが入り、尻餅をついた酒井だが、すぐにタックルへ行く。テイクダウンするも下になった酒井に強烈なパウンドを叩き込んでいく! 豪快な音を発した右のパンチで酒井の全身の力が抜け、飯尾が戦慄のKO勝ちを飾った。
「自分はまだこれからなので、ここで頑張っていくので応援してください」と、飯尾は言葉少なくマイクアピール。
▼第22試合 体重Limit58kg
“北九州 ストリートの元帥”
○曽根修平
TKO 1R2分24秒 ※レフェリーストップ
“第2回大会MVP大嶽推薦 杉並の壊し屋”
●塩島寛人
第2戦MVPの大嶽が推薦する男・塩島。総合格闘技歴12年という経歴を引っ提げて35歳での初参戦だ。九州の喧嘩ファイター曽根は、前戦で横濱地獄族の元総長を撃破して波に乗る。
1R、曽根は右ミドルを塩島のパンチに合わせ、インローも合わせてワンツー。塩島が飛び込み際の右フックをヒットさせると、それを合図に打ち合いが始まる。曽根は圧力をかけて塩島にコーナーを背負わせ、右のショートをヒットさせると連打でダウン。
再び右のショートから連打を決め、塩島をコーナーでめった打ち。レフェリーが試合をストップした。
「北九州から高い金を払って見に来てくれた姉ちゃん、ありがとう。最後に一言、I’ll be back!」と、またアウトサイダーのリングに戻ってくると宣言した。
▼第21試合 体重Limit68kg
“軍鶏”
○江田雄一
判定3-0
“南斗水鳥拳 正統伝承者”
●レイ
懲役6年の経験を持つ江田は、かつて吉永の腕十字にタップしなかった意地と根性の持ち主。第4戦以来の参戦となる。レイはあのパンクラスism所属で、1週間前に同じディファ有明で勝利を飾っている川原誠也の弟だ。
1R開始直後、レイのジャブに右ストレートを合わせて江田がダウンを奪う! 再開後、レイはすぐに両足タックルでテイクダウン。しかし、江田はすぐに立ち上がって猛然と殴りかかっていく。
レイも右のカウンターを合わせ、両者足を止めての打ち合い!
フックを振り回す江田にレイは右のカウンターを合わせる。バテ気味の江田にレイがフックを当てに行ったところでラウンド終了。
2R、レイが右ハイキック、飛び込んでの右フック。江田も負けじとフックで突進! レイがフックの三連打、江田も猛然とフックを返す。
お互いにパンチを繰り出し、レイの左右フックが当たったところで試合終了。1Rにダウンを奪った江田が判定勝利で勝ち名乗りを挙げた。
「やっと勝てました。支えてくれた皆、本当にありがとうございました。アウトサイダー、いい試合出来たと思います。相手も強かったんですけど、次は倒します」と江田は初勝利を喜んだ。
★第20試合から第11試合まではこちら
★第10試合から第1試合まではこちら
<各賞受賞者>
ベストストライキングテクニック賞 松岡洋平
ベストグラウンドテクニック賞 堀鉄平
根性賞 レイ、堀切勇太
ファイティングスピリット賞 大山勇樹
格闘技通信賞 幕大輔
ソウルジャパン賞 宮永一輝
サイゾー賞 江田雄一
角川春樹ベストファイター賞 島根豊
苫米地英人特別賞 堀鉄平
ドクター苫米地ワークス賞 飯尾馨一
ルータイス賞 野口悠介
ナックルズ賞 大山勇樹
モッツ出版高須賞 渡辺竜也
ベストバウト賞 第13試合 秋山翼VS平野海志
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