アマチュアボクシングの『第9回全日本女子選手権大会』が3月10日から13日まで、神奈川県藤沢市善行の神奈川県立体育センターで開催される。
実戦の部はライト・フライ級からヘビー級まで10階級のトーナメントで、演技の部(直接的な打ち合いはなく、体力測定やサンドバッグ打ちなどを個々に行い審判団が採点する競技)は軽量級から重量級まで4階級。実戦の部は44名、演技の部は24名の計68名が出場する。今大会の成績が7月のアジア選手権、さらに来年のロンドン五輪予選を兼ねる世界選手権の代表選考にも大きく影響するだけに、熱い戦いが繰り広げられそうだ。
一番の注目階級はライバル2強がエントリーしているフライ級。昨年のアジア競技大会で銅メダルを獲得し年間賞の「優秀選手賞」を獲得した新本亜也(クリエイティブジャパン)、昨年新本に敗れて中国行きを逸した宿敵箕輪綾子(ウィングコーポレーション)がこれを阻むか? 箕輪は昨年の大会のMVPで、この大会はすでに4連覇している。
ライト級では、昨年水野知里の7連覇を阻止して優勝した釘宮智子(平成国際大)が連覇を狙う。また昨年ライト・ヘビー級で認定王者(エントリー1名のみで試合が組めなかったため)になったタレントの山崎静代(南海キャンディーズ・しずちゃん)は、「試合がしたい」と今年はミドル級に落として出場する。 |