▲1年ぶりに再びタイトルを懸けて対戦する大槻(左)と加藤(右)
1年ぶりのリベンジマッチとなる大槻直輝(OGUNI GYM)vs加藤竜二(橋本道場)、空位の王座決定戦を行う新人(E.S.G)vs日下部竜也(OISHI GYM)、それぞれが決戦へ向けてアツい意気込みを語った。
10月2日(日)東京・後楽園ホールで開催されるWBCムエタイ・ジャパン第2回大会『The Path to the World Champion』にて、WBCムエタイ日本フライ級タイトルマッチを行うチャンピオンの大槻と挑戦者の加藤。両者は昨年9月26日の第1回大会で対戦し、大槻が判定2−0で加藤を退け、初防衛に成功している。
「加藤選手はスピードもあるし、攻撃力もある良い選手です。1年前の試合を経て、お互い反省点も修正点もあると思いますが、前回とは同じ展開にはならず、違う展開になると思います。この一年、色々な攻撃を練習して来ましたし、引き出しも増えたので楽しみにしていて下さい」と語るのは、チャンピオンの大槻。
「WBCムエタイは初めて獲ったベルトだし、ずっと持っていたいです。この試合に勝つことがこの階級でトップでやっていく上での生存戦略上大事だと思っています。今回は2度目の防衛戦なので、防衛してぜひインターナショナルに挑戦したいです。この階級で、加藤選手より強い日本人選手はなかなかいないですが、やりたい選手はいるので、ぜひこの試合に勝って、そういう選手とも試合がしたいです。この試合に勝って、ワイルドに吠えます!」と、加藤を返り討ちにして次のステップへ進むつもりだ。
挑戦者の加藤は「去年とは全部変わりました。強さも変わっているので、とにかく楽しみにしていてください。相手の印象は、しつこいタイプで組んできてやりにくいタイプです。でも作戦も十分に立てましたし、自分自身戦い方も変わったので、面白い戦いになると思います」と、去年の自分とは違うことをアピール。
「WBCムエタイは、一番欲しいベルトです。一階級下げて、できればライトフライでインターナショナルのベルトを獲って、世界を獲りたいです。海外の選手とも試合したいし、海外でも試合がしたいです! まずはこのベルトを獲って、他にもいっぱいベルトを獲りたいと思います。1年前は負けましたが、今年は乗っているし、自分の方が試合数もしているので、必ずベルトを獲りに行きます!」と、加藤もまた世界タイトル奪取を視野に入れている。
一方、WBCムエタイ日本スーパーバンタム級王座決定戦を行う新人は、「日下部選手は格闘技界では自分より有名な選手なので、その選手に勝って自分の名前を有名にできたらと思います。動きが速い選手で、パンチが強くて捕まえづらそうだなとは思いますけど、噛み合うんじゃないかなとは思ってます。自分の方が10cm以上身長が高いので、自分の距離で相手に入ってこさせないようにすれば勝機はあると思ってます」と、打倒・日下部に自信を覗かせる。
そして、「この試合は他の選手が出られなくなって自分に話が来たと聞いたんで、このチャンスをもらったことに感謝して、しっかり勝ってベルトをものにしたいですね。同じジムの健太さんがKrushでベルトを獲ったのを生で見て感動したので、自分もお客さんを感動させられるような試合をしたいですね。日下部選手に自分の試合をさせないで、自分のペースで戦うので、そこを見てほしいと思います」と、先日のK-1 WORLD MAXで大激闘を展開した同門の健太に影響を受けたという。
対する日下部は「新人選手の試合は1回だけ生で見たことがあって、映像でも見ています。背が高いので手足が長いというのと、ヒジがあるのだけは怖いですね」と、新人を評する。
→王座決定戦で対戦する日下部(左)と新人(右)
今回は得意とするK-1ルールやシュートボクシングルールではなく、自身初のヒジありムエタイルールとなるが、「自分はいつも通り戦うつもりです。変わったことをやるつもりはないので。作戦はありますけど、僕のスタイルはこうだと会長から言われているものがあるので、いつも通りに練習しています。ヒジありは初めてですが、ヒジを出すのも受けるのも練習はしたので大丈夫だと思います。ただ相手が大きいので、そう使うことはないと思いますけど、打てる時は打ちたいですね。4月にプロで初めて負けはしましたが、気持ちを入れ替えて練習したので、特に問題はありません。チビでもデカイ相手に勝てるっていうところとか、ヒジありでもヒジを使わずに勝てるというところも見せたいし、最後は会長と練習した技で倒しきりたいですね」と、問題はないと言い切った。
WBCムエタイ実行委員会
WBCムエタイ・ジャパン第2回大会
「The Path to the World Champion」
2011年10月2日(日)東京・後楽園ホール
開場10:45 開始11:00
<決定対戦カード>
▼ダブルメインイベント第2試合 スーパーファイト
ジョムトーン・チューワッタナ(タイ/WBCムエタイ世界スーパーライト級王者)
vs
大和哲也(大和ジム/K-1 WORLD MAX -63kg Japan Tournament 2010優勝、元WBCムエタイ日本ライト級王者)
▼ダブルメインイベント第1試合 WBCムエタイ女子インターナショナル・ライトフライ級王座決定戦
デニス・メラー(イギリス/WBCムエタイ女子インターナショナル・ミニフライ級王者)
vs
神村エリカ(TARGET/WPMF&WMC世界女子ミニフライ級王者、Girls S-cup2011トーナメント優勝)
▼セミファイナル WBCムエタイ日本ライト級タイトルマッチ 3分5R
羅紗陀(キングジム/王者、WBCムエタイ世界同級13位)
vs
増田博正(スクランブル渋谷/挑戦者・WBCムエタイ世界同級14位、元全日本同級王者)
▼WBCムエタイ日本バンタム級王座決定戦
闘魔(新宿レフティージム/WPMF日本&M-1スーパーフライ級王者)
vs
幸二郎(OGUNI GYM/NJKF同級2位)
▼WBCムエタイ日本スーパーバンタム級王座決定戦
新人(E.S.G/NJKF同級1位)
vs
日下部竜也(OISHI GYM/シュートボクシング日本同級王者)
▼WBCムエタイ日本フライ級タイトルマッチ
大槻直輝(OGUNI GYM/同級王者)
vs
加藤竜二(橋本道場/MA日本&WPMF日本フライ級王者/挑戦者)
▼WBCムエタイ日本スーパーライト級タイトルマッチ
高橋誠治(東京町田金子ジム/王者)
vs
菅原勇介(TARGET/J-NETWORK同級王者/挑戦者)
▼WBCムエタイ日本ライト級次期挑戦者決定戦
宮越慶二郎(拳粋会/NJKF同級王者)
vs
黒田アキヒロ(フォルティス渋谷/J-NETWORK同級王者)
<チケット料金>
VIP席15,000円(完売) SRS席12,000円(完売) RS席10,000円(完売)
S席8,000円 A席6,000円 B席4,000円(完売)
<お問い合わせ>
WBCムエタイ実行委員会(NJKF事務局内)=TEL:03−6912−7247
|