▲全員一丸となっての世界王座の奪還を誓った日本選手団。中央は松井館長
日本の世界王座奪還か、ブラジルの連覇か、それともロシアが奪取するのか!? 世界45カ国192名が出場する4年に一度の空手オリンピック、11月4日(金)〜6日(日)の3日間にわたって開催される極真会館『第10回オープントーナメント全世界空手道選手権大会』の記者会見が、7日(金)都内で行われた。
今大会にはK-1でも活躍する前回(2007年)優勝のエヴェルトン・テイシェイラ(ブラジル)が外国人初の世界大会2連覇を狙って出場するほか、そのテイシェイラと並ぶ優勝候補のザハリ・ダミヤノフ(ブルガリア)、後ろ蹴りや後ろ廻し蹴りで一本勝ちを量産するゴテルジ・カパナーゼ(ロシア)、ヨーロッパで無敵を誇るアレハンドロ・ナヴァロ(スペイン)、超高速後ろ廻し蹴りを武器に10年間世界トップの実力をキープするレチ・クルバノフ(チェチェン)、そして外国人選手として史上初めて全日本大会で優勝したタリエル・ニコラシビリ(グルジア)などの強豪外国人選手が参戦。
迎え撃つ日本からは、現役生活13年で4度目の世界大会出場となる田中健太郎(川崎中原支部)、日本人離れした体格と下段廻し蹴りの威力を誇る谷口誠(鹿児島県支部)、オールアメリカン大会でテイシェイラを破る大番狂わせを起こした荒田昇毅(千葉県南支部)、昨年の全日本大会で準優勝した森善十朗(東京城西支部)、Krushのリングでも活躍する鈴木雄三(東京城北支部)など、計19名が出場する。
会見に出席した松井章圭館長は、「競技(試合での強さ)としてはブラジルが一歩先行している状態です。テイシェイラ選手がK-1で経験を積んで今年また出場することで、彼の連覇なるか。またはここにいる日本人選手たちの王座奪還なるか。それともロシアの奪取なるか。この三つ巴の決戦が最大の焦点です」と、大会の見どころを語る。
優勝候補については、「テイシェイラ選手がほかの選手よりも頭ひとつリードしている感じがします。荒田君がテイシェイラに勝ちましたが、下位の人間が上位の人間を喰ったから話題になっているだけで、そこには歴然とした実力の差がいまだにあるのが事実なんです」とテイシェイラを最有力候補に挙げながらも、「日本の選手もロシアの選手も東欧の選手にしても、テイシェイラ選手に勝つ可能性は十分にある」とした。
日本のエース格については、「(昨年の全日本無差別選手権準優勝の)森君と(今年の全日本ウェイト制選手権重量級優勝の)谷口君の名前も挙がりますが、何と言っても、実力的にも経験的にも一日の長があるのは日本選手団の主将である田中君です。田中君を先頭に森君、谷口君が続き、そのあとに他の選手たちが続く状況です」と、田中の名を挙げた。
エースに指名された田中は、「日本がこのような大変な状況の中で世界大会が開催され、出場させていただくことに感謝の気持ちでいっぱいです。日本の主将に任命していただき、ありがとうございます。
日本は一丸となって必ず王座を奪還したいと思います。主将として自分のことだけでなく、日本をひとつにして一人でも多くの選手をベスト8に入れ、必ず自分が王座を獲って次の世代につなげていきたいと思います。世界大会で勝つことの難しさは1回戦から絶対に気を抜けないことです。最後まで自分を信じて、勝つという気持ちを忘れずに行くことが大切です。今回は必ず結果を出したいと思います」と、意気込みを語った。
国際空手道連盟 極真会館
「第10回オープントーナメント全世界空手道選手権大会」
2011年11月4日(金)〜6日(日)東京体育館
<大会内容>
192名出場のト−ナメントによる勝抜戦
<主な外国人出場選手>
エヴェルトン・テイシェイラ(ブラジル/2007年第9回世界大会優勝)
タリエル・ニコラシビリ(ロシア/2010年第42回全日本大会優勝)
レチ・クルバノフ(ロシア/2010年第42回全日本大会7位)
アレハンドロ・ナヴァロ(スペイン/2011年ヨーロッパ選手権大会優勝)
ザハリ・ダミヤノフ(ブルガリア/2011年オールアメリカン大会優勝)
ゴデルジ・カパナーゼ(ロシア/2011年オールアメリカン大会準優勝)
<日本代表選手>
田中健太郎(川崎中原支部/2009年第41回全日本大会優勝)
森善十朗(東京城西支部/2010年第42回全日本大会準優勝)
沢田秀男(正道会館/2010年第42回全日本大会4位)
荒田昇毅(千葉県南支部/2010年第42回全日本大会5位)
小林大起(東京城西支部/2010年第42回全日本大会6位)
鎌田翔平(東京城西支部/2010年第42回全日本大会8位)
村田達也(埼玉県西支部/2007年第9回全世界大会8位)
赤石 誠(総本部/2011年ヨーロッパ選手権大会4位)
澤村勇太(総本部/2011年第28回全日本ウェイト制軽量級優勝)
竹岡拓哉(横浜川崎支部/2011年第28回全日本ウェイト制中量級優勝)
小沼隆一(下総支部/2011年第28回全日本ウェイト制中量級準優勝)
安島喬平(茨城県常総支部/2011年第28回全日本ウェイト制軽重量級優勝)
村岡賢和(本部直轄札幌道場/2011年第28回全日本ウェイト制軽重量級準優勝)
別府良建(鹿児島支部/2011年第28回全日本ウェイト制軽重量級3位)
谷口 誠(鹿児島支部/2011年第28回全日本ウェイト制重量級優勝)
木下成準(大阪西支部/2011年第28回全日本ウェイト制重量級準優勝)
松村典雄(本部直轄岩手道場/2011年第28回全日本ウェイト制重量級3位)
鈴木雄三(東京城北支部/2009年第4回世界ウェイト制大会軽量級優勝)
外岡真徳(正道会館/2011第28回全日本ウェイト制重量級4位)
<チケット料金>
▼通し券
AA席18,000円(前売りのみ/2日目&最終日通し券・2階南側中央前方指定席:パンフレット付き)
※AA席は、200席限定 第10回世界大会特別応援シート。SRS席とRS席は完売。
▼11月4日(金)◎大会初日
SS席7,000円(当日8,000円/1日券・1階南側雛壇指定席)
S席6,000円(当日7,000円/1日券・1階指定席)
A席3,000円(当日4,000円/1日券・2階自由席)
▼11月5日(土)◎大会2日目
SS席9,000円(当日10,000円/1日券・1階南側雛壇指定席)
S席7,000円(当日8,000円/1日券・1階指定席)
A席5,000円(当日6,000円/1日券・2階指定席)
B席4,000円(当日5,000円/1日券・3階自由席)
▼11月6日(日)◎大会最終日
S席11,000円(当日12,000円/1日券・1階指定席)
A席8,000円(当日9,000円/1日券・2階指定席)
B席4,000円(当日5,000円/1日券・3階自由席)
※SS席は完売。
<チケット販売所>
極真会館HP=http://www.kyokushinkaikan.org/ja/news/2011/06/10th-world-information01.html
チケットぴあ=TEL:0570-02-9999(Pコード:819-392)
ローソンチケット=TEL:0570-084-003(Lコード:32867)
イープラス=http://eplus.jp/(パソコン&携帯)
<お問い合わせ>
極真会館総本部=TEL:03-5992-9200
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