▲魔裟斗も軽量級のエース候補として期待をかけるムエタイ王者・梅野
8月24日(金)都内ホテルにて新生K-1を運営するK-1 Globalが記者会見を行い、10月14日(日)東京・両国国技館で開催される『K-1RISING WORLD GP FINAL 16』(ヘビー級トーナメント開幕戦)の概要を発表した。
これまでヘビー級、ミドル級(-70kg)、ライト級(-63kg)の3階級だったK-1だが、新生K-1は2013年よりスーパーバンタム級(55.225kg)からヘビー級(93kg以上)まで9階級に分けて行うという。基本はトーナメント戦だが、いずれは各階級のチャンピオンやランキングも制定していくことを視野に入れている。
K-1エグゼクティブプロデューサーの魔裟斗は「今までだとざっくりした分け方で、強引な減量をしたり大幅に体重を上げなければいけない選手がいた。でも、適正体重でやった方がいい。70kgとヘビー級の間にもいい選手がいっぱいいるはず。いろんな体重の試合を混ぜた大会をやりたい」と、階級性導入の理由を語った。
軽量級のエース候補として白羽の矢が立ったのは、これまでM-1やREBELSなどのムエタイ大会で活躍してきたWPMF世界スーパーフェザー級王者・梅野源治(PHOENIX)。K-1ルールには今回が初挑戦となる。
会見に出席した梅野は「ムエタイはあまり攻めないとかK-1に向いていないというイメージがあるけれど、自分はムエタイが一番だと思ってやってきたので、そうではないことを証明する。一番インパクトのある面白い試合をします。タイ人トレーナーからも本当に強いヤツはどんなルールでやっても強い、それが本物だと言われてきたので、自分が一番だと証明するために参戦します」と挨拶。
魔裟斗は「梅野選手はずっと前から雑誌で写真を見ていて、いい顔をしているし、雰囲気がある選手だと思っていた。写真の雰囲気だけで興味を持って試合を見に行ったら一発で倒していた。K-1ルールでどれくらい出来るのか期待しているので、期待に応える試合をしてもらいたい。来年以降も出てもらいたいし、K-1軽量級のエースとして期待しています」と、梅野に大きな期待を寄せた。
■K-1 2013年階級(計画)
スーパーバンタム級 55,225kg以下
スーパーフェザー級 58.967kg以下
スーパーライト級 63.503kg以下
ウェルター級 66.678kg以下
ミドル級 70kg以下
スーパーミドル級 77kg
クルーザー級 84kg以下
ライトヘビー級 93kg以下
ヘビー級 93kg以上
K-1 Global
「K-1RISING WORLD GP FINAL 16」
2012年10月14日(日)東京・両国国技館
<決定対戦カード>
▼K-1RISING WORLD GP 1回戦
上原 誠(士魂村上塾/RISEヘビー級王者)
vs
天田ヒロミ(デジタルスピリッツ/2004年K-1 JAPAN GP優勝)
<出場選手>
▼ヘビー級WORLD GP出場選手
バダ・ハリ(モロッコ)
ミルコ・クロコップ(クロアチア)
ダニエル・ギタ(ルーマニア/2011年It's Showtime世界ヘビー級王者)
ポール・スロウィンスキー(ポーランド/2011年ISKAヘビー級王者)
ザビット・サメドフ(アゼルバイジャン/2009年K-1 WORLD GP東欧大会王者)
パヴェル・ズラフリオフ(ロシア/2011年Super Kombat WGP III王者)
ベン・エドワース(オーストラリア/2010年K-1 WORLD GP豪州大会優勝)
セルゲイ・ラシェンコ(ウクライナ/2011年Super Kombat WGP Final王者)
ヘスディ・カラケス(エジプト/2010年It's Showtime +95kg級世界王者)
ラウル・カティナス(ルーマニア/2012年年Super Kombat WGP II王者)
アーノルド・オボロトフ(リトアニア/2011年WKN欧州スーパーヘビー級王者)
▼-63kg MAX出場選手
梅野源治(PHOENIX/WPMF世界スーパーフェザー級王者)
リー・チャンフン(韓国/2011年MKF -60kgトーナメント王者)
■2012年 K-1大会スケジュール
9月8日 「K-1 RISING 2012 U.S. Grand Prix Championship」(ロサンゼルス)
10月14日 「K-1 RISING 2012 World GP Final 16」(東京/両国国技館)
12月8日 「K-1 RISING 2012 World MAX Final 8」(アテネ)
12月26日「K-1 RISING 2012 World GP Final 8」(ニューヨーク) |