▲初のムエタイ挑戦に敗れ、試合後に涙を見せる町田光。連勝記録は9でストップした

MA日本キックボクシング連盟
「BREAK-16〜GRASP〜」
2011年7月18日（月・祝）東京・新宿FACE
開場15：45　開始16：00

▼メインイベント（第8試合）　60kg契約　日タイ国際戦　3分5R
○デンサイアム・ルークプラバーツ（タイ/センチャイムエタイ/元ルンピニースタジアム認定バンタム級＆元WMC同級王者）
判定3−0　※50−48、50−47、50−47
●町田　光（橋本道場/MA日本スーパーフェザー級王者）　

　5月8日後楽園大会でのMA日本スーパーフェザー級王座決定戦でRIOTを1RKOで下し、チャンピオンに輝いた町田光が王者初戦で初のムエタイ狩りに挑む。

　 町田と対戦するデンサイアムは、のちにK-1 63kg王者に輝いている大和哲也や新日本キックの上位ランカーのマサルを撃破。日本国内での戦績は12連勝中だったが、5月のサバイバーのリングで久保優太にKO負けを喫してしまった。

　1R、ワンツー、そして突き刺すようなジャブで先制攻撃を見せる町田。デンサイアムが左ミドルを返すと、町田は腰に手を当てまるで刀を抜くようなポーズや刀を振り回すポーズからフックを出すなど、トリッキーな攻撃を見せる。

　 町田が組み付いてデンサイアムをこかす場面を作ると、デンサイアムは突然にマジモード！　左ハイ、ヒジを振り回して町田を追い込む。

　2R、町田は変わらず腰を小刻みに動かすなどトリッキーな動き。デンサイアムは町田の左フックを冷静に避けると、左ミドルを返す。町田の左フックがヒットすると、デンサイアムはニヤリと笑みを浮かべる。

　3R、両腕を上下に大きく広げる構えの町田に対し、デンサイアムはこれまでと作戦を変えたかのように首相撲を仕掛けヒザ。町田は手をついてカポエラキックも繰り出す。

　4R、変わらず首相撲を仕掛けるデンサイアム。町田がこかして上になる場面を作るも、デンサイアムペース。デンサイアムが前に出たところに町田は左フックを合わせる。デンサイアムは左ミドル、組み付いてこかしてはサッカーボールキックと荒々しい攻撃も。

　5R、町田はワンツー、左フックとパンチで攻めるが、完全にデンサイアムが首相撲で翻弄。町田は為す術なし。最後に左フックを狙ったが、終了のゴング。デンサイアムがフルマークの判定勝利を収め、町田の連勝記録は9でストップした。

▲ローズ達也（左）と勇児の一戦はドローに終わった

▼セミファイナル（第7試合）　フライ級　3分5R　　　　　　
△勇児（HOSOKAWA/同級1位）
ドロー　判定1−1　※49−50、50−49、49−49
△ローズ達也（ワイルドシーサー沖縄/同級4位）

　MA日本フライ級次期挑戦者決定トーナメントを制し、加藤竜二の持つ王座挑戦権を獲得した勇児が下位ランカーのローズと激突。ここでキッチリと勝利し、タイトルマッチにつなげたいところだが……。ローズのセコンドには、同じ沖縄出身の総合格闘家・砂辺光久がつく。

　1Rから勇児はスピードある動きを見せ、右ローからミドルと上下に散らす足技攻撃。

　 勇児が右ハイをヒットさせ、ローズをぐらつかせる場面も。2Rからローズはプレッシャーをかけるように前進。勇児は後ろに下がりながらも持ち味のスピードを活かし、ローからパンチにつなげる。

　3R、ローズが距離を詰めると、勇児はうまく回りこんでは首相撲。左ロー、右ハイと蹴り技だけでなく、こかしで優位に試合を進める勇児。

　 4Rには、ローから左右フック、アッパーの勇児。ローズは前蹴り、ミドル、組み付いてはヒザと負けてはいない。

　5R、勇児の前進に合わせて、ローズは前蹴り、ミドルで突き放す。手数を減らすことなく勇児が前に出るも、ローズは蹴りで寄せ付けない。お互いに譲らない展開を見せ、終了。判定1−1で差がつくことなく、この試合はドローに終わった。

▼第6試合　MA日本スーパーウェルター級挑戦者決定トーナメント準決勝　3分5R延長1R　　
○アーサー・雅仁（習志野/同級2位）
KO　1R2分13秒
●阿部雅俊（PCK/同級3位）

　武田一也が持つ王座挑戦権を懸けたトーナメントで激突したアーサーと阿部。阿部は連続KO記録を更新しており、勢いのある阿部が有利かと思われたが……。

　 お互いにローを蹴り合う展開が続く中、アーサーの左ストレートで阿部がダウン！　立ち上がる阿部に、アーサーはラッシュを仕掛けるように飛び込むと、阿部もジャンプして応戦。再びアーサーのパンチがクリーンヒットし追加のダウン。アーサーが秒殺KO勝利を収めた。

▼第2試合　フェザー級　3分3R延長1R
○MASATO（ワイルドシーサー群馬/同級9位）
判定3−0　※三者とも30−28
●キューピー晋大（HOSOKAWA/同級8位）



▼第1試合　ライト級　3分3R　※ヒジなし
○恭士郎（村上塾)　
判定3−0　※30−29、30−28、30−29
●MIDORI（習志野）



▼ アマチュア第5試合　MAJｒ42kg級タイトルマッチ　1分30秒3R　　　　　
○那須川天心（チームTEPPEN/王者）　
判定3−0　※30−29、29−28、30−28
●西京春馬（谷山/同級1位/挑戦者）　
※那須川が初防衛に成功

▼アマチュア第4試合　MAJｒ37kg級王座決定戦　1分30秒3R
○溝口達也（尚武会/同級1位）
判定3−0　※29−28、30−29、30−29
●堤　駿斗（チームTEPPEN/同級2位）
※溝口が第2代MAJｒ37kg級王者に

▼アマチュア第3試合　MAJｒ32kg級王座決定戦　1分30秒3R
○甘中雄大（橋本道場/同級1位）
判定2−1　※28−30、29−28、30−29
●佐々木雄汰（尚武会/同級2位）
※甘中が第2代MAJｒ37kg級王者に

▼アマチュア第2試合　MAJｒ28kg級タイトルマッチ　1分30秒3R
○安本晴翔（橋本道場/王者）
判定3−0　※三者とも30−27
●菊地　侃（ウィラサクレック・フェアテックス池袋/同級1位）
※安本が初防衛に成功

▼アマチュア第1試合　MAJｒ25kg級タイトルマッチ　1分30秒3R　　　　
○奥脇竜哉（はまっこムエタイ/王者）　
判定2−1　※29−28、29−30、30−29
●東原享介（ウィラサクレック・フェアテックス池袋/同級1位/挑戦者）　
※奥脇が初防衛に成功

▼オープニングファイト第8試合　73.5kg契約　3分3R　※ヒジなし　　
○桜井友洋(JMC横浜)　
判定2−1　※30−29、30−29、29−30
●キングジョー(PCK)

▼オープニングファイト第7試合　ライト級　2分3R
○金田健介（Kインター柏)　
判定3−0　※30−28、30−27、30−28
●小平　卓（LF相模）

▼オープニングファイト第6試合　スーパーバンタム級　交流戦　2分3R
○名城大器（ウィラサクレック・フェアテックス）
KO　1R1分38秒
●万太郎（PCK）

▼オープニングファイト第5試合　2011MA日本ライト級新人王トーナメント準々決勝　2分3R
○木村ミノル（タナベ）
KO　3R43秒
●藤田健輔（習志野）　
※木村がトーナメント準決勝に進出

▼オープニングファイト第4試合　2011MA日本フェザー級新人王トーナメント一回戦　2分3R
○たーちゃん(PCK)
判定2−0　※29−28、29−29、29−28
●タイチャーン（VERSUS）　
※たーちゃんがトーナメント二回戦に進出

▼オープニングファイト第3試合　2011MA日本フェザー級新人王トーナメント一回戦　2分3R　　
○橋場　翔(習志野)
判定3−0　※29−28、30−27、30−28
●YU−SUKE（PCK）
※橋場がトーナメント二回戦に進出

▼オープニングファイト第2試合　2011MA日本フェザー級新人王トーナメント一回戦　2分3R　　　
○青山知寛（Kインター柏）　
延長R判定3−0　※三者とも10−9
●松本翔太（花澤）
※青山がトーナメント二回戦に進出

▼オープニングファイト第1試合　2011MA日本バンタム級新人王トーナメント一回戦　2分3R
○MASAHIRO（PCK）
KO　2R1分48秒
●猿人NAOTO（HOSOKAWA）※菊池直人から改名
※MASAHIROがトーナメント二回戦に進出