Zuffa
「UFC146 DOS SANTOS VS. MIR」
2012年5月26日(土・現地時間)アメリカ・ネバダ州ラスベガスMGMグランドガーデンアリーナ
<主な試合結果>
▼メインイベント(第12試合)UFC世界ヘビー級タイトルマッチ 5分5R
○ジュニオール・ドスサントス(ブラジル/王者)
TKO 2R3分4秒 ※レフェリーストップ
●フランク・ミア(アメリカ/挑戦者)
※ドスサントスが初防衛に成功
昨年11月に王者となったドスサントスの初防衛戦。当初、ドスサントスはアリスター・オーフレイムとの対戦を予定していたが、アリスターがドーピングの失格により欠場。元王者ミアがドスサントスの持つベルトに挑戦することとなった。
1R、サウスポーのミアがじりじりと前に出て片足タックル。しつこくテイクダウンを狙うミアは自ら引き込むようにして足関節を狙うが、ドスサントスは足を抜いてスタンドを要求する。
ドスサントスがジャブを突いて鋭いワンツー、ストレートを顔面とボディに打ち分ける。ミアもドスサントスの前足にローを蹴るが、ドスサントスはそこに左フックを合わせる。右ボディストレート、右ストレートを当てるドスサントス。ミアがローを蹴ると、そこにジャブを伸ばして左フックを当てる。
ドスサントスがワンツー、左から右ボディアッパー、ワンツーとパンチのコンビネーションを次々と当て、大きく踏み込んで右フック! これでミアがバランスを崩し、ドスサントスは追撃の右ストレート! 金網まで下がったミアに連打を浴びせる! 足元がおぼつかないミアがタックルを狙うが、簡単にドスサントスに切られてしまう。
2R、ドスサントスが右ストレートを2発、そして左フックから右! これでミアが尻もちをつき、マットに寝てグラウンドに誘うがドスサントスはミアを立たせる。積極的に左ストレートや蹴りを出すミアだが、ドスサントスはそれをバックステップでかわし、ボディにジャブ、そして右アッパー、右フック。そしてドスサントスがミアの左ヒザをブロックして右ストレート! これでミアが崩れ落ち、ドスサントスは一気にパンチを連打! レフェリーが試合を止め、ドスサントスがTKO勝利で初防衛に成功した。
▼セミファイナル(第11試合)ヘビー級 5分3R
○ケイン・ヴェラスケス(アメリカ/前UFC同級王者)
TKO 1R3分36秒 ※レフェリーストップ
●アントニオ・シウバ(ブラジル)
昨年11月にジュニオール・ドスサントスにKO負けし、王座陥落したヴェラスケスの再起戦。対戦相手のシウバはストライクフォースで活躍し、昨年2月にはエメリヤーエンコ・ヒョードルにTKO勝ちしている。
1R、いきなりヴェラスケスがシウバをテイクダウン。シウバはハーフガードから体を潜らせてスイープを狙うが、ヴェラスケスがそれをディフェンスしながらシウバの顔面にヒジ打ち! これでシウバが顔面から大量の出血! マットとシウバの体が血で真っ赤に染まる! さらにシウバの顔面にパンチを叩き込むヴェラスケス。ここで両者の距離が離れ、ドクターチェックが入るが、試合は続行となる。
再開後、ヴェラスケスはシウバのスイープをディフェンスしながらパンチとヒジ打ち。すぐにシウバの顔が血で染まる。シウバは体を起こして亀の体勢になるが、ヴェラスケスはポジションをキープ。最後はヴェラスケスがガードポジションのシウバの顔面にパンチを連打し、シウバが顔をそむけてパンチをもらい続けたところでレフェリーが試合を止めた。
▼第10試合 ヘビー級 5分3R
○ロイ・ネルソン(アメリカ)
KO 1R51秒 ※右フック
●デイブ・ハーマン(アメリカ)
1R、リーチで勝るハーマンが左右の前蹴りで距離を取る。そこにネルソンが右のロングフック! これがハーマンの顔面を打ち抜き、そのままハーマンが正座するように崩れ落ち、完全に動きが止まってしまい、ネルソンが豪快なKO勝利を収めた。
▼第9試合 ヘビー級 5分3R
○スタイプ・ミオシッチ(アメリカ)
TKO 2R3分14秒 ※レフェリーストップ
●シェーン・デルロサリオ(アメリカ)
1R、サウスポーのデルロサリオがインローと左ミドル。ミオシッチはワンツーで前に出る。ミオシッチが前に出てくるとデルロサリオは距離を取って左ミドル、前足へのローを返す。そして左ミドルでミオシッチの右腕が下がると、左ストレートからパンチをまとめて左ハイキックにつなげる。さらにデルロサリオはミオシッチのパンチに左アッパーを合わせ、強烈な左ストレート! 終盤、ミオシッチがテイクダウンを奪う。
2R、ここも距離を取って左ミドルを蹴るデルロサリオ。ミオシッチは右ストレートからプレッシャーをかけて、デルロサリオのパンチに片足タックルを合わせてテイクダウンを奪う。ミオシッチはパスガードを狙いながら、デルロサリオの顔面にパンチ。ハーフガードになるとミオシッチのパンチとヒジ打ちがデルロサリオの顔面をとらえて、デルロサリオが流血。ミオシッチのヒジ打ちを受け続けるだけになったデルロサリオを見て、レフェリーが試合を止めた。
▼第8試合 ヘビー級 5分3R
○ステファン・シュトルーフ(オランダ)
一本 1R1分5秒 ※腕ひしぎ十字固め
●レイバー・ジョンソン(アメリカ)
1R、ジョンソンが一気にパンチで距離を詰めて組み付く。ここでシュトルーフは自らガードポジションに引き込んで腕十字! これががっちりと極まり、シュトルーフが鮮やかな一本勝ちを収めた。
※今大会の模様は5月30日(水)深夜1:00よりWOWOWプライムにて再放送
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