――実際に戦ってみてダリウスはどうでしたか?
素直に強かったです。打撃が出来るのは分かっていたんですけど、一番びっくりしたのは寝技ですね。
――具体的にどの辺りでそれを感じましたか?
パスをさせない技術ですね。大雑把ではあるんですけど、相当練習しているなって感じがしました。それに力も強いんで、僕が膝で割ってパスしようとしても、跳ね返されそうになるんですよ。簡単にパス出来なかったです。あとマウントを取られた時に、ラッパもくらいました。
――そうなんですか?狙ってやっているんですかね?
多分そうだと思います。正直、苦しかったですから。スリーパーも極められそうになりましたし、「ダリウスに落とされたらどうしよう」って。内山さんに負けて、かなり寝技を練習したんじゃないですかね?インサイドガードになっても、すぐに背筋を伸ばしたり、こっちが足関節を狙うと、すぐに立ち上がって回転して膝を抜いたり。ダリウスは普通に70kg以下でやっても、相当強いと思います。ダリウスは頭が良いんですよ。自分の武器と弱点が何なのかを分かってるんでしょうね。
――一番の反省点はどこですか?
たくさんありますね。楽して一本取ろうとしたこととか。
――楽して一本取る?
僕、足関ばっかり狙っていたじゃないですか?あれは良くないですね。腰が強くて、パス出来ないから、目の前にある足を狙っていただけなんで。ちゃんとテイクダウンして、パスして関節技を極めるようになりたいです。
――GP-2の前に色んな課題が分かって良かったんじゃないですか?
そうですね。海外で戦ったというも良かったですし、痛い思いをして身を持って実感しました。この経験を活かさないとやられ損で終わるんで。負けて良かったとは思いたくないですけど。もう一回ダリウスとはやりたいです。
――GP-2で優勝して、ダリウスにリベンジする、と。
そうですね。リトアニアでやりたいですね、むこうで負けたんで、むこうでやらないと意味がないです。今度は梁さん達と一緒にリトアニアに行きたいです。でもレミギウスとかダリウスって凄いですよね。日本に来る時は、普段一緒に練習しているわけじゃないドナタス代表をセコンドにして勝っているんですから。
――所選手にとってセコンドの存在は大事ですか?
僕は気持ちで大分変わってくるんですよね。練習の時もそうなんですけど、梁さんは人を乗せるのが凄く上手いんで。でも今回のリトアニアでは、桜田さんをはじめ和道さんなど、色んな人たちにお世話になって心強かったです。
――試合前の練習で和道選手と長い間スパーリングしてましたよね。
僕も柔術をやっている人と練習するんですけど、細かい技術が凄かったですね。よく分からないうちにパスされていたり。特に上を取られたときのパスガードの圧力が凄くて、技を組み立てられないんですよ。結局、ギロチンとか足関節とか一発で取りにいく技しか出来なくて。流れの中で取る事は出来なかったですね。
和道とのスパーリングで所が得たものとは?
さらに『GP-2』にかける意気込みを熱く語る!
インタビュー全文は「この人に聞け!!」に掲載→
|