8月30日(水)都内ホテルにて、9月30日(土)大阪城ホールで開催される関西テレビ/FEG主催『K-1 WORLD
GP 2006 IN OSAKA 開幕戦』の記者会見が行われ、全対戦カードが発表された。
「早めにカードを決定したいと心がけまして、出し惜しみなくベスト8、ベスト16など関係なく夢のカードを実現させようと、興味深い、私自身が見たいカードを前回も出させていただきました。レベルが拮抗し、ネームバリューも16人では収まりきらない状態で、数年前までのベスト16VS無名の選手というのではなく、開幕戦を見ないとK-1を語れないという状態になっています」
会見冒頭、谷川プロデューサーは充実した現在のヘビー級戦線に嬉しい悲鳴を挙げた。確かに今回のK-1
WORLD GPは、世界予選の内容や結果を見ても“過去最高の混戦”が予想される。残る1名の主催者推薦枠も、今回は主催者が決めるのは難しいので、純粋にファン投票で決定することになったという。
ファン投票の結果は、10位フランソワ・ボタ、9位ゲーリー・グッドリッジ、8位アレクサンダー・ウスティノフ、7位マイク・ベルナルド、6位マイティ・モー、5位ナオフォール
“アイアン レッグ”、4位シリル・アビディ、3位ガオグライ・ゲーンノラシン、2位アレクセイ・イグナショフという結果に。「ウスティノフが入っているのはマニアなファンが投票してくれたから」と、谷川プロデューサーも投票結果に納得しているという。
そして、「圧倒的な支持を受けて」堂々の第1位に輝き、主催者推薦枠として決まったのは、オランダの悪童バダ・ハリだった。3位までの差はそれほどなく、1位のバダ・ハリは約500票を集めた。(ちなみに谷川プロデューサーは「もしイグナショフが1位になってもファンの期待できる試合が出来ないから外そうと思ってた」とイグナショフにダメ出し)
続いてのカード発表では、レイ・セフォーVSステファン“ブリッツ”レコ、「雑誌で見ましたがホーストが未来のチャンピオンとして素質のある若い選手として名を挙げた」(谷川P)ポール・スロウィンスキーVS「絶好調で今年は優勝候補の一人」(同)グラウベ・フェイトーザ、そして「個人的に凄く興味がある、超若者対決。この試合はイキのいい二人、ヒールとベビーフェイスの典型的な対決で、勝った方が今年の台風の目となる。どちらが上がっても面白い」と谷川プロデューサーがイチオシするバダ・ハリVSルスラン・カラエフの三カードが発表となった。
谷川プロデューサーは「この二人が今年のGPに旋風を巻き起こす。どちらにも残って欲しいくらいです。二人はK-1に一番必要な人気を作れる選手」と、ハリVSカラエフに大きな期待を寄せた。
会見にはセフォーとグラウベが出席し、それぞれ次のように意気込みを語っている。
「いつも通り開幕戦に出られて光栄だ。レコは素晴らしく強い選手。ラスベガスでカムバックを成し遂げた。彼とは長い間友人だが、お互いファイターとしてゴングが鳴ったらしっかり闘いたい。皆さんもいい試合を見逃さないように」(セフォー)
「このような形で開幕戦に出られて嬉しい。極真の代表として出られることを嬉しく思います。スロウィンスキーはムエタイの選手で、ローキックが素晴らしい。一撃チームが一丸となって100%以上の力を出し、練習に励みたいと思う」(グラウベ)
実に74戦(60勝48KO13敗1分)のキャリアを誇るセフォーは、万年優勝候補の地位に甘んじている。そろそろ世界一の座がどうしても欲しいところだ。レコとは1998年9月27日の初対戦(セフォーが判定勝ち)以来、8年ぶりの再戦となる。
「ステファンの印象は皆さんが思っているのと同じだよ。スピードがあり、動きのある選手。技術的にはベーシックで特に注意するものは無いが、スピン・バックキックには気をつけたい。ラスベガスで彼の実力・能力は証明されたし、私も一生懸命に頑張りたい。私もグラウベ同様、一撃チームで一丸となって練習して励んでいく」とセフォー。
セフォーによれば、開幕戦まで日本に滞在して一撃チームでグラウベと共に練習していくという。極真会館のプロ部門である一撃チームにはセフォーの従兄弟であるファイがコーチとしており、日本でのセフォーは一撃チームと行動を共にしているのだ。「グラウベとは東京から大阪まで行くのも一緒だよ」と笑うセフォーは、「お互いの勝利を手に入れるために協力してやっていく」と、グラウベとのタッグ結成を明らかにした。
グラウベはスロウィンスキーについて、「ローキックをメインにして試合をしてくる選手で、気をつけるのはやはりローキック」と印象を語るが、「しかし、自分は極真を20年やっているし、極真といえばローキック。その他にもいろいろな蹴りを出すスタイルを持っているので、蹴りには自信を持っている」と、“ローキックなら負けない”という自信を窺わせた。また、「レイも言ったけれど、一撃チーム一丸となって開幕戦で勝てるようにやっていくつもりだ」と、セフォー同様に協調路線を口にしている。
谷川プロデューサーから“今年は優勝候補”と評された事については、「もちろん優勝する自信はある。しかし、自分を始めセフォーも、GPに出る全員が優勝を目指しているんだ。その第一歩が開幕戦。自分は昨年の準優勝という実績もあるが、その実績に驕らず練習することで優勝は見えてくると思う。まずは開幕戦で勝って、優勝に進みたいと思う」とグラウベは謙虚に語った。
これで全8試合が出揃い、世界最強はこの16人で争われることが決定。「飛び道具はありませんが、今回のワールドGPはこういうカードをやるべきだと思った」と胸を張った。チケットも初動で7〜8割が売れているという。
FEG
「K-1 WORLD GP 2006 IN OSAKA 開幕戦」
2006年9月30日(土)大阪城ホール
開場15:00(予定) 開始16:00(予定)
<追加対戦カード>
▼K-1ルール 3分3R延長1R
レイ・セフォー(ニュージーランド/レイ・セフォー ファイトアカデミー)
VS
ステファン・“ブリッツ”・レコ(クロアチア/ゴールデン・グローリー)
▼K-1ルール 3分3R延長1R
ルスラン・カラエフ(ロシア/マルプロジム)
VS
バダ・ハリ(オランダ/ショータイム)
▼K-1ルール 3分3R延長1R
グラウベ・フェイトーザ(ブラジル/極真会館)
VS
ポール・スロウィンスキー(オーストラリア/ファインダーズ・ユニ・ムエタイジム)
<決定対戦カード>
▼K-1ルール 3分3R延長1R
ジェロム・レ・バンナ(フランス/Le Banner X team TEAM)
VS
チェ・ホンマン(韓国/フリー)
▼K-1ルール 3分3R延長1R
ピーター・アーツ(オランダ/チーム・アーツ)
VS
レミー・ボンヤスキー(オランダ/メジロジム)
▼K-1ルール 3分3R延長1R
セーム・シュルト(オランダ/正道会館)
VS
ビヨン・ブレギー(スイス/マイクスジム)
▼K-1ルール 3分3R延長1R
アーネスト・ホースト(オランダ/チーム ミスター・パーフェクト)
VS
藤本祐介(日本/MONSTER FACTORY)
▼K-1ルール 3分3R延長1R
武蔵(日本/正道会館)
VS
ハリッド“ディ・ファウスト”(ドイツ/ゴールデングローリージム)
<チケット料金>
SRS席30,000円 RS席20,000円 SS席15,000円 A席6,000円
<チケット販売所>
K-1オフィシャルサイト=http://www.k-1.co.jp
FEGオフィシャルサイト=http://www.feg-jp.com
i-mode K-1オフィシャルサイト
Voda fone live! K-1オフィシャルサイト
EZ web K-1オフィシャルサイト
チケットぴあ=0570-02-9999、0570−02−9966(Pコード:594−720)
ローソンチケット=0570-084-005(Lコード:53775)
イープラス=http://eee.eplus.co.jp
CNプレイガイド=0570-08-9999
※0570から始まる番号は一部の携帯電話、PHS、CATVからの電話接続は不可
<お問い合わせ>
・チケットに関するお問い合わせ
キョードーチケットセンター=03-6233-8888
・大会に関するお問い合わせ
皆EG=03-3796-5060
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