9月2日(土)都内ホテルにて、9月4日(月)東京・有明コロシアムで開催されるTBS/FEG主催『K-1
WORLD MAX 2006〜世界王者対抗戦〜』の個別会見が行われ、須藤元気(ビバリーヒルズ柔術クラブ)が取材に応じた。須藤は同大会でイアン・シャファー(オーストラリア)と対戦する。
試合に向けての調整具合を聞かれて、「試合までにやることはすべてやりきりました」と答えた須藤。須藤戦に向けてシャファーが気合十分だということを聞かされると、「どんな試合でも気合を入れるのは当たり前。シャファ選手が気合を入れてくれることで、お互いに活性化して、いい試合になればいいことだと思います」と返した。
今回は8月30日に舞台をこなし、9月6日にCDデビューを控えるという超過密スケジュールの中での調整となり、首の負傷の回復具合も決して万全ではない。しかしそこは須藤らしい解釈で、マイナスからプラスへと転換させている。
「ケガを受け入れることで肯定的に考えています。ケガのおかげで地に足が着くという側面もありますから。今回は本当にスケジュールを詰めたので、(ケガのことを)考える暇がなく、目の前にある仕事をこなして、しっかり練習が出来てよかったです。
この1ヶ月間はバタバタしていて、睡眠時間も少なかったんですが、気持ちが充実している分、深い睡眠が出来ました。人生の中で、こんなに上り坂を駆け上がるようなことはないでしょうし、『若いうちの苦労は買ってでもしろ』という言葉がありますからね」(須藤)
公開練習ではボクシング練習に着手したことを明かし、そこで発表した“二つの倒せるパンチ”を、「今は磨いている最中です」と須藤。
目標に掲げていた従来のトリッキーなスタイルと、新たに覚えたボクシングの融合については「作戦は考えています。自分はトリッキーなスタイルが好きですし、その方がお客さんも喜んでくれる。
でも(ボクシングとトリッキーが)いいように噛み合わせが出来てきている。今までは逃げて逃げて攻撃するというパターンで、少し攻撃が当たって相手がひるんだ時にも攻め込むことが出来なかった。でも今はそれが出来るようになってきて、ファイターとしての整合性がとれている」と手ごたえを感じている様子。
パンチの回転力と破壊力を武器とするシャファーを相手にしても「パンチのラッシュもやってみたい。シャファー選手が連打が強いことは分かっているし、相手の土俵で闘うことにもなるけれど、シャファーにダメージを与えて打ち合いになっても競り勝てる」と、パンチ勝負も辞さない構えだ。
今回の試合のテーマは「(甲子園で活躍した)斉藤投手と田中投手。冷静さと闘志を兼ね備えたい」。普段は野球は見ないという須藤だが「今回の甲子園は見ていて、二人がすごく対照的で良かった。顔つきも良かったし、気持ちが入っていて刺激になりました」という。
さすがに青いハンカチパフォーマンスや高校球児での入場に関しては「時事ネタは安易じゃないですか(笑)。安易なものも好きだけど、僕とはラインが違うかな」と須藤。「舞台の関係で入場はまだ完成していないんですけど、明日最終リハをやってクオリティの高いパフォーマンスをやりたい」と語った。
入場パフォーマンスはもちろんのこと、トリッキーとボクシングの融合など、約2年ぶりにK-1MAXのリングで闘う須藤には要注目だ!
TBS/FEG
「K-1 WORLD MAX 2006〜世界王者対抗戦〜」
2006年9月4日(月)東京・有明コロシアム
開場17:00 開始18:00
<決定対戦カード>
▼K-1ルール 3分3R延長1R
小比類巻貴之(日本/チームドラゴン)
VS
アンディ・サワー(オランダ/シュートボクシング オランダ)
▼K-1ルール 3分3R延長1R
須藤元気(日本/ビバリーヒルズ柔術クラブ)
VS
イアン・シャファー(オーストラリア)
▼K-1ルール 3分3R延長1R
前田宏行(日本/BUKUROジム)
VS
ヴァージル・カラコダ(南アフリカ/スティーブズジム)
▼K-1ルール 3分3R延長1R
山本優弥(日本/青春塾)
VS
ファリッド・キダー(フランス/バグノレボクシングクラブ)
▼K-1ルール 3分3R延長1R
SHINOBU・ツグト・アマラ(モンゴル/チーム・ハードコア)
VS
ジョーダン・タイ(ニュージーランド/レイセフォーファイトアカデミー)
▼K-1ルール 3分3R延長1R
サトルヴァシコバ(日本/勇心館)
VS
タカ・オサミツ(日本/伊原道場)
▼K-1ルール 3分3R延長1R
宍戸大樹(日本/シーザージム/SB日本ウェルター級王者)
VS
ブアカーオ・ポー.プラムック(タイ/ポー.プラムックジム)
▼K-1ルール 3分3R延長1R
寒川直喜(日本/バンゲリングベイ/J-NETWORKミドル級王者)
VS
ドラゴ(アルメニア/チームIt's SHOW TIME)
▼K-1ルール 3分3R延長1R
TATSUJI(日本/アイアンアックス)
VS
マイク・ザンビディス(ギリシャ/メガジム)
▼K-1ルール 3分3R延長1R
HAYATO(日本/FUTURE_TRIBE)
VS
アルトゥール・キシェンコ(ウクライナ/キャプテン オデッサ)
▼K-1ルール 3分3R延長1R
安廣一哉(日本/正道会館)
VS
アンディ・オロゴン(ナイジェリア/チーム オロゴン)
▼K-1ルール 3分3R延長1R
佐藤嘉洋(日本/フルキャスト/名古屋JKファクトリー)
VS
アルバート・クラウス(オランダ/チーム・スーパープロ)
<チケット料金>
SRS席22,000円 S席13,000円 A席6,000円
<チケット販売所>
●デジタル先行発売
K-1オフィシャルサイト=http://www.k-1.co.jp
FEGオフィシャルサイト=http://www.feg-jp.com
i-mode K-1オフィシャルサイト
Voda fone live! K-1オフィシャルサイト
EZ web K-1オフィシャルサイト
<お問い合わせ>
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株式会社キョードー東京=03-3498-9999
・大会に関するお問い合わせ
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