4月1日(火)都内ホテルにて全日本キックボクシング連盟が記者会見を行い、4月26日(土)東京・後楽園ホール大会『Spring
Storm』、5月31日(土)東京・新宿FACE大会『CUB☆KIX〜全日本キックVSチームドラゴン・全面対抗戦〜』、6月22日(日)東京・後楽園ホール『小林聡プロデュース興行(仮題)』のカード発表などがされた。
5月31日(土)東京・新宿FACEで開催される全日本キックボクシング連盟主催『CUB☆KIX〜全日本キックVSチームドラゴン・全面対抗戦〜』は、全日本とチームドラゴンによる10対10の対抗戦が行われるが、全試合で異例とも言えるK-1ルールを採用することが明らかとなった。
そのメインイベント、対抗戦の大将戦はIKMF東洋ライト級チャンピオン吉本光志(AJ/全日本)とWFCA世界同級チャンピオン梶原龍児(チームドラゴン)に決定。
会見に出席した吉本は「この試合にただならぬ熱いものを感じている。梶原選手とは前からやりたかったし、結果でも内容でも勝つ。そうじゃないと自分の出口が見つからない。鬱憤もあるのでこの試合で白黒つけて、しっかり梶原選手をぶっ倒さないと出口はないと思っている」と一気にまくしたてる。
同じく会見に出席した梶原は「対抗戦を全日本キックとやらせてもらえること、チームドラゴンが一番得意としているK-1ルールで闘わせてもらえることを感謝します。チームドラゴンと他団体との対抗戦は3回目で、過去2回はJ-NETWORKなんですが、これで対抗戦のメインを3回連続で張らせてもらえることをスタッフに感謝します。今年、俺がやる試合は、今まではおしゃれな試合とか中途半端なことを言ってたけど、おしゃれな試合をやりつつ全試合KOする。吉本選手にも覚悟を持ってきて欲しいと思う」と、こちらも“KO宣言”を行った。
吉本は「ライト級の頃から梶原選手とやりたかった。前回はウェルター級で試合をしたが、ウェルター級以下でも出来るように調整しているので1回梶原選手とやりたいと思っていたし、これ1回でしっかり勝って終わらせたい。彼はボクサーファイターでパンチの速さは凄いと感じているが、俺の方が勝てるんじゃないかと思っている」と、以前から梶原を意識していたが今回一度きりで決着を付けたいと望む。
梶原も「吉本選手は何が上手いかって、テクニックがメチャ上手い。総合格闘技も経験してボクシングでもキックボクシングでもない距離感を覚えてきている。吉本選手と俺がやることで、俺の頭の中では8月の試合の再来が出来るように、俺は狙っているのでガンガン来て欲しい」と、昨年のベストバウト賞を受賞した前田尚紀戦のような試合をやりたいという。
K-1ルールで闘うことに関しては「自分がやってるのはキックボクシングだが、これはK-1ルール云々ではなく“男と男の闘い”。ルールが違うとか、K-1ルールだとかは意識していない」と吉本。「ヒジ・ヒザがなかろうが、スリーパーホールドありだろうが関係ない。喜んでやってやる!」と意気込む。さらに梶原の“前田尚紀戦の再来”発言に関しては「意識している。俺は逃げないし、それ以上の試合をする。ガンガン行く」と、究極の名勝負の上を行くと豪語した。
対抗戦の大将戦であることについては、「大将戦はそれまでのセミまでの試合に比べて3倍以上、大将が勝たないといけない試合。自分が勝てば全日本キックの勝ち、梶原選手が勝てばチームドラゴンの勝ちっていうくらい、大将が勝たないとダメだという意識がある」(吉本)、「チームドラゴンは一人ひとりが個性があって、パフォーマンスの持ち主で強い。チームドラゴンのそれぞれの選手が最高のパフォーマンスを出せば盛り上がる。その上で最後に俺が勝てば完結する」(梶原)と、両選手ともかなり重要視している。
「チームドラゴンは一ジムだが、一団体といえるくらい日の出の勢いがある。大変に素晴らしい選手が大勢いる」と金田敏男代表が言うように、チームドラゴンは2度にわたる対抗戦でJ-NETWORKを制圧している。全日本キックもチームドラゴンの軍門に下るのか? それとも全日本キックが老舗の実力を見せ付けるのか? 吉本VS梶原の熱き男決戦を頂点に、面子を賭けた激しい対抗戦が期待できそうだ。
金田代表は全試合K-1ルールで行うことについては、「K-1ルールあり、打倒ムエタイあり、キックボクシングあり。全日本キックは常にチャレンジャーであり、世界のメジャーなものにチャレンジしていきます」と、K-1ルールへのチャレンジであると明言した。
なお、その他の対抗戦カードは後日発表となる。
全日本キックボクシング連盟
ALL JAPAN KICKBOXING 2008
『CUB☆KIX
〜全日本キックVSチームドラゴン・全面対抗戦〜』
2008年5月31日(土)東京・新宿FACE
開場17:00 開始18:00
※本戦開始前にオープニングファイトあり
<決定対戦カード>
全日本キックVSチームドラゴン10VS10全面対抗戦
▼メインイベント K-1ルール 64Kg契約 3分3R延長1R
吉本光志(AJ/IKMF東洋ライト級王者)
VS
梶原龍児(チームドラゴン/WFCA世界ライト級王者)
<チケット料金>
RS席 8,000円/S席 6,000円/A席 4,000円
※当日券は各500円増し。
<チケット発売日>
4月19日(土)〜
<チケット発売場所>
チケットぴあ/全日本キック
<お問い合わせ>
全日本キック 03-3365-1171
全日本キックボクシング連盟
ALL JAPAN KICKBOXING 2008
「Spring Storm」
2008年4月26日(土)東京・後楽園ホール
開場17:00 本戦開始18:00
※本戦開始前にオープニングファイト予定
<全対戦カード>
▼第7試合 スーパーファイト 59kg契約 3分5R
石川直生(青春塾/全日本スーパー・フェザー級王者)
VS
山本元気(DTS/同級1位)
▼第6試合 日本VSタイ スーパーバンタム級 3分5R
藤原あらし(S.V.G./全日本バンタム級王者)
VS
ロームラン・オー.ベンジャマー(タイ)
▼第5試合 70kg契約 3分5R
望月竜介(U.W.F.スネークピットジャパン/全日本スーパー・ウェルター級1位)
VS
江口真吾(AJ/全日本ミドル級1位)
▼第4試合 K-1ルール 60Kg契約 サドンデスマッチ3分3R
ソルデティグレ・ヨースケ(U.W.F.スネークピットジャパン)
VS
上松大輔(チームドラゴン/全日本フェザー級2位)
▼第3試合 全日本ライト級ランキング戦 サドンデスマッチ3分3R
海戸 淳(SVG/同級2位)
VS
寺崎直樹(青春塾/同級6位)
▼第2試合 フェザー級 3分3R
遠藤智久(スクランブル渋谷)
VS
九島 亮(AJ)
▼第1試合 バンタム級 3分3R
ハリィ永田(はまっこムエタイ)
VS
原岡武志(STRUGGLE)
▼オープニングファイト第3試合 バンタム級 3分3R
水原浩章(光)
VS
小野寺紘也(ドラゴン)
▼オープニングファイト第2試合 58Kg契約 3分3R
石井振一朗(チャモアペット)
VS
小川雅也(チームドラゴン)
▼オープニングファイト第1試合 ウェルター級 3分3R
押田信之(はまっこムエタイ)
VS
布施一行(ドラゴン)
<チケット料金>
SRS席15,000円 RS席10,000円 S席7,000円 A席5,000円
※SRS席は全日本キックのみの販売
※当日券は各席500円増し。
<チケット発売所>
チケットぴあ
イープラス
後楽園ホール
全日本キック
<お問い合わせ>
全日本キック=TEL:03-3365-1171
●2008年度上半期スケジュール
・4月26日(土)後楽園ホール
・5月31日(土)東京・新宿FACE
・6月22日(日)後楽園ホール
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